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新橋のパナソニック汐留美術館にて、1月9日から開催されている『香りの器 高砂コレクション』展に行ってきました。
2月22日（月）の午後10時半ごろに到着。館内はまだ閑散としておりましたが、最初の「異国の香り」に展示されていた古い油壷などをガン見していたところ、いつのまにやら少々混雑してきておりました。
2月22日（月）は一応平日だったのですが、ここを休めば4連休というところでもしかしたら普通の平日より人は多かったかもしれません。
日本の香料業界をけん引してきた【高砂香料】さんが長年収集してきた“香り”に関する器や香炉などのコレクションが、間近で見られるチャンス
〇 第一章 ： 異国の香り
□ 古代の土器・陶器・石製容器
□ 古代オリエントのガラス製容器
□ イスラーム世界□ 携帯用の香水瓶
こちらでは、古代の土器や陶器、石製の容器などが展示されています。昔の拙い技法なのでかなり歪んでいたりしますが、段々と手の込んだものが作られていく様子がみれて面白いです。土器や陶器からガラス容器へと、香料の器は変わっていきます。出土されたガラス容器の中には、時を経たからこそ出てくる“色”なんてものもあります。
17世紀から18世紀にかけて、天然香料をアルコールで抽出する技術が飛躍的に進み、それに伴って“香料”を持ち運ぶための小さな小瓶の製作が進んでいきました。香水瓶なので本当に小さいのですが、風景画のような絵画が描かれていたり、人の顔が描かれていたりして、その細かさに驚きます。
この後は、写真撮影OKのお部屋もありました。
□ 陶磁器製の小さな香水瓶
とっても小さな陶磁器のお人形の形をした香水瓶たち 
□ ボヘミアン・ガラスの香水瓶
こちらはボヘミアン・ガラスやエナメルガラス、被せガラスなどの大きめの香水瓶たち
□ アール・ヌーボーとアール・デコの香水瓶
日本の工芸品や美術品に影響を受けたといわれるエミール・ガレの作品なども
割と最近の、モダンな幾何学模様のガラス瓶
□ ルネ・ラリック
ため息が出るほど美しかった、ルネ・ラリックの「りんごの花」や
同じくラリックの代表作、「ユーカリ」
中には、中身がしっかりと残っている状態で展示されているものもありました。
この後は撮影NGだったのでお写真がありませんが、昔のお道具類や香水瓶、ポスターデザインなど“香り”に関するものが展示されていました。
長くなったので、続きはその②で
こちらの『香りの器 高砂コレクション』展は3月21日まで開催されてます。
- ◇ 展覧会会期 ： 2021年1月9日（土） ～3月21日（日）
- ◇ 開館時間 ： 午前10時より午後6時まで（ご入館は午後5時30分まで）
※2月5日（金）、3月5日（金）は夜間開館 午後8時まで（ご入館は午後7時30分まで） 【お知らせ】新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、2月5日の夜間開館を中止させていただきます。
- ◇ 休館日 ： 水曜日
- ◇ 入館料 ： 一般：1,000円、65歳以上：900円、大学生：700円、中・高校生：500円、小学生以下：無料
※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料でご入館いただけます。 - *公式HPから割引券がゲットできますよ
- ◇ 主催 ： パナソニック汐留美術館、東京新聞
- ◇ 後援 ： 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会
- ◇ 特別協力 ： 高砂香料工業株式会社
会場自体そこまで大きくないので、上野の美術館や科学博物館を想像していくと拍子抜けカモです
でも、そこに集められた古今東西の“香りの器”たちは、一見の価値ありでした。
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