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クレイバスの他にも、ちょっと癒されたいなって時にわたしが良くやるアロマバス
基材として度々利用されるお塩は“乳化剤”にならないし、他の基材もどうかという記事も以前書きました。
お塩もグリセリンも重曹やクエン酸も、お湯に溶けない精油を溶かしてくれる“乳化剤”にはならないので、私は無香料のバスオイルを利用します。
バスオイル5~10㎖に、精油を5~6滴入れてよく混ぜ、湯船に入れると香りがたち、白濁してちょっとしたミルクバスみたいになります。
今回は、大好きなローズウッドと浮腫みに良いと言われるジュニパーをブレンドして、癒しのひと時
ローズウッドはその名前からも分かるように、ローズと似た香りがするため高価なローズの儀和精油として利用され、乱伐されて絶滅の危機に。なので、今はブラジル政府の管理下に置かれ、入手しづらい精油になりました。
以前は10㎖で2800円だったのが、木部から蒸留したローズウッドは今や半分量の5㎖で3500円。蒸留部位が葉っぱのものもありますが、それは5㎖で2800円と、以前の倍になりました。そして香りは薄いです。やっぱ木部からのローズウッドが好きだなぁ
私がNARDのアドバイザーコースで学んでいた頃は、まだこのローズウッドがアドバイザーで学ぶ精油の一つになっていたのですが、2015年に今のテキストに全面改訂されてからは、ローズウッドはなくなり代わりにホーウッドがラインナップに並びました。
ホーウッドも成分のほとんどがリナロールなので、私好みの良い香りなのですが、香りの華やかさではローズウッドの方に軍配がって感じです。
ローズウッドはモノテルペンアルコール類のリナロールが80~90%も含まれる香りで、そのほかは酸化物類のリナロールオキサイドが多少含まれてます。
ジュニパーは、モノテルペン炭化水素類のα-ピネンが30~45%、サビネンが10~25%、そのほかモノテルペンアルコール類のテルピネン-4-オールが少し含まれる精油で、森林浴をしているような、木の爽やかな感じの香りがします。
ただ香りが好きで組み合わせた2つですが、不思議なことに柑橘系のベルガモットのような香りになりました。
ベルガモットは、モノテルペン炭化水素類のd-リモネンが20~50%とγ-テルピネンが2~10%、そのほかにもβ-ピネンや、ジュニパーにも比較的多く含まれるα-ピネンを少量含む精油です。
他の柑橘系のオレンジ・スィートやレモンがd-リモネン多めなのに対し、ベルガモットはモノテルペン炭化水素類の他に、果物のような良い香りがすることが多いエステル類と、ローズウッドの主成分であるモノテルペンアルコール類のリナロールも割と多く含みます。
ローズウッドとジュニパーが合わさることで、ベルガモットのような柑橘系の香りになるなんて、私としてはとっても不思議なのですが、化学の世界で考えるとそんなに不思議なことではないのかも
私のアロマの入口は「病弱な旦那を健康体に」という事で、“健康”がテーマでした なので、日常で精油を活用する場合は純粋に香りを楽しむこともありますが、どちらかというと“どう健康に過ごせるか”というところについつい目がいきがちです。
もちろん、アロマテラピーの場合は“好きな香りである”ことが大前提ですが、たまに効果効能を忘れて香りだけで選ぶと、新しい発見がありますね
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