ご訪問ありがとうございます。
先日、上野の東京国立博物館で開催されている「御即位記念特別展 正倉院の世界」に行ってきました。
◇御即位記念特別展 正倉院の世界~皇室がまもり伝えた美◇
会期: 2019年10月14日(月・祝)~11月24日(日)
*前期:10月14日~11月4日/後期:11月6日~11月24日
会場: 東京国立博物館 平成館
開館時間:午前9時30分~午後5時
*金曜・土曜、11月3日(日)、4日(月・休)は午後9時まで
*入場は閉館30分前まで
休館日:月曜、11月5日(火)
*10月14日(月・祝)と11月4日(月・休)は開館
<国立博物館HPからの情報ですが、行かれる際は必ずご自身で再確認してくださいね>
当日の混雑ぶりなどはコチラを ☆
自宅から1時間以上かかるのに、出直しで2日連続で上野へ出没しましたが、並んでも第一陣で入れたので出直して正解だったと思ってます。
2階の特別展示室は、中央階段とショップ、休憩場所をはさんで第1会場と第2会場に分かれてます。
エスカレーターをあがってすぐ左が第一会場の入口で、第1章から第3章まで展示されてます。
第1章 : 聖武天皇と光明皇后ゆかりの宝物
奈良時代に聖武天皇が書連ねた巻物や、当時使われていた綺麗な装飾を施された鏡、屏風など、千年以上も経ったとは思えないほどきれいな状態で残っていて、驚きます。
第2章 : 華麗なる染織美術
麻布に墨で書かれた仏様や、当時の染物、織物が沢山経年で色あせていたり、虫食いなどで損傷が激しいものもありますが、それでも見ごたえがあります。
第3章 : 名香の世界
今回私が訪れたメインの目的はココと言っても過言ではありません
足利義政、織田信長といった時の権力者が切り取った後が残る沈香、黄熟香(蘭奢待)のほか、沈水香や白檀香などの香木が展示されています。他にも当時使われていたお香を焚くための火炉や、銀製の薫炉(香炉)なども置いてありました。残念ながら香りのお試しはありませんでしたが、ちょっと香ってみたかったですね。
<“天下人が切望した香り”正倉院展チラシより>
ショップのある中廊下を渡って、第2会場へ。
第4章 : 正倉院の琵琶
正倉院には、既に現地では現存していない異国の古代の楽器なども収められているそうです。今回の見どころは螺鈿の見事な装飾が施された“螺鈿紫檀五弦琵琶”や、“紫檀木画槽琵琶”、枇杷の演奏に用いる撥などです。中でも螺鈿紫檀五弦琵琶は、正倉院事務所が時間をかけて当時と同じ材料で制作した模造品も展示してあり、その工程も映像で見られるので興味深かったですね。
第5章 : 工芸美の共演
伎楽で使われるお面が、当時のままのものと復元されて色鮮やかによみがえったもの両方展示されていて比較できる面白さがあります。
『伎楽は、日本の伝統演劇のひとつ。日本書紀によれば、推古天皇20年、推古天皇の時代に百済人味摩之によって中国南部の呉から伝えられたという。奈良時代の大仏開眼供養でも上演され、正倉院には、その時使用されたと思われる伎楽面が残されている。(Wikipediaより)』
後は当時使われていたペルシアから伝わったと言われる水瓶や、お寺で僧侶が使っていた真鍮製の香炉、石灰ガラスで作られたお椀など、中近東から渡ってきたと言われる古代ガラスなどの貴重な品を見ることができます。
第6章 : 宝物をまもる
皇室の保護のもと、多くの方々の努力によって、劣化の早い染織物や漆芸品などが朽ちることなく現代に遺されています。度々行われてきた調査や修復の様子を、書物や写真で見ることが出来ます。
そして、ここから先は写真撮影OK
Aromanoは中央線国分寺駅から徒歩/バスで約20分。西武多摩湖線・一橋学園駅から徒歩12分。
詳細はお申し込み頂いた方に個別にお知らせしております。
自宅教室ですので、事前にお名前、ご住所、お電話番号などをお知らせ頂いております。予めご了承ください。
ご予約、お問合せは下の申込フォームよりたまわります。