18日、
スペインのVueling航空のフライトで、
スペインを横に横断する形で
サンティアゴ デ コンポステーラに移動しました。
空港へは3時間以上前に着いたので、
早めに荷物を預け入れしました。
重い荷物を預けて身軽になったところで、
お昼を食べにカフェへ。
旦那が席で荷物番をしている間に列に並んでいたら、
後ろから突然デカい黒人さんに
早口で話しかけられました。
「君はどの航空会社に乗るの？」
「英語しゃべれる？」
「どこに飛ぶの？」といった質問を
早口で矢継ぎ早にしてくるので、
何だこいつは？
です。
「Vueling航空だけど、なんで？」
「どこに行くって、どうしてそんなこと聞くの？」
と聞いたら、
「友人がフライトに乗り遅れて、
助けが必要なんだ。
日本人で田中さんていうんだけど、
ヘルプしてくれないか？」
日本人で田中さん？？？
なぁ～んか変だなぁと思いながらも、
うっかりついて行こうとしちゃいました。
旦那が待っていたので、
「連れがいるから、
ちょっと言ってくる。待ってて。」というと、
「あぁ、
それなら田中さんをここに連れてくるから！」
と言って急いで去って行きましたが、
彼はそれから戻ってきませんでした。
取敢えずお昼を買って旦那と食べながら、
「絶対に言ってることがおかしいよね」と。
先ず、
彼は綺麗なアメリカ英語を話していました。
私にスペイン語で話しかけてきて
「スペイン語しゃべれる？」と言うならまだしも、
フライトに乗り遅れた田中さんとやらと
英語で意思の疎通がとれているなら、
スペイン語が殆ど出来ない私のヘルプは
必要なかろうと。
それに、
これからご飯を買うためにカフェの列に
並んでいる人間に、
いきなり「すぐ来て！」とヘルプを求めるのも
失礼な話。
やたらと早口で焦らせるようなそぶりだったのも、
こちらに考える隙を与えないためだったのか？
人の良さにつけ込んで
何かしら悪いことをたくらんでいたのかもしれません。
以前スリランカに行ったときも、
帰りの空港で一人でいるときに
「荷物が多くて預け入れできないから、
少し手伝ってくれないか？」と
男の人に声をかけられたことがあります。
その時は旦那がきてすぐ断ってくれたので
何事もなく済みましたが、
アジア人女性が一人で海外の空港に居ると、
変なのに狙われやすいのだと思います。
今回は「困っているから助けてくれ！」と言われて
ウッカリついて行ってしまいそうになりましたが、
今思えば本当に危険！！
もしかしたら本当に助けが必要だったのかもしれませんが、
空港には係員もたくさんいるし、
別にわざわざこちらが危険をおかしてまで
手助けする必要はありません。
とても残念なことですが、
海外ではまず自分の身を護るために、
何事も疑ってかかるようにした方が良いです。
『知らない人について行かない』
『知らない人からの荷物は預からない』
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