【受講】『住環境で環境問題と対峙する』セミナーで考えたこと。 | 小平・国分寺 おうちで出来る自然療法 手作りコスメ・クレイセラピー・ナード アロマテラピー Aromano

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先日『進行していく環境問題を科学的に受け止め、今できる小さな一歩を考えよう~住環境で環境問題と対峙する~』

 

というセミナーを受講してきました。

 

 

 

 

講師は法政大学の金田正夫先生。

 

無垢里という設計事務所をされている先生は、長年にわたって機械や工業材料に頼らず快適に暮らせる住宅を研究されてきたそうです。

 

そうです、というのは、先生のことを全く存じ上げず、今になってネットで調べたからであせる

 

でも、セミナーの内容は案内を見た時にピンベルときたので速攻申込しました。

 

<以下、イベントページより>

 

『実は今、「六度目の種の大量絶滅」の危機と言われています。普通に暮らしていてはなかなか目を止めることのない「環境問題」について、今改めて立ち止まり、現実を見つめ、一緒に考えてみませんか。

講師の法政大学 金田正夫先生は、誰よりもこの「環境問題」に真摯に立ち向かい、住宅建築というアプローチで向き合ってきました。

エアコンが前提の設計でいいのか、機械や工業材料に極力頼らずに快適な室内環境を作れないのか。
自然と正面から向き合いその営みをつぶさにつかみ、更には古民家の調査を積み上げ、先人が為してきたことを科学的に明らかにした上で、現代でも通用する手法を共に考えていくのが、本講座です。』

 

 

Shokoさんよりエシカルコスメを学び、環境問題にも関心があるのですが、それが住環境とどうリンクするのか?私たちが現時点で出来ることは?ということを知りたくて、行ってきました。エアコンを使わず、機会や工業材料に頼らない住宅建築って、どんなのだろう?と。

 

 

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平日の夜で、住環境&環境問題がテーマのセミナーだからか、制服の学生さんからスーツ姿のお年を召された男性まで、老若男女問わず多様な方々が参加されてました。

 

 

先ずは、“Active”と“Passive”について。

 

文字通りだとActiveは活動的で、Passiveは受動的(能動的)という意味ですが、先生が仰るActiveとPassiveは違っていて、

 

Active=機械や工業材料に頼るもの

Passive=機械や工業材料に出来るだけ頼らないもの

 

ということで、いかに機械や工業材料に頼らず、昔ながらの方法で建てたうちで快適に暮らすにはどうするかという“Passiveな住環境の整え方”についてのお話がありました。


 

 

お話の中には、アロマテラピーやクレイテラピー、手作りコスメにも共通する話題もあり、興味深いです。

 

全ては繋がっているんですね。

 

 

例えば耐性菌。

 

1928年にフレミングがペニシリンを発見し、これで人類は感染症を恐れることは無くなるといわれていましたが、その後出てきたのが“耐性菌”です。今や抗生物質と菌はいたちごっこです。

 

アロマテラピーでは、精油は多様な有機成分で構成されているので、耐性菌にも有用なことが多い、と学びます。

 

 

例えば二酸化炭素。

 

人間やその活動で生み出された二酸化炭素(CO2)は、植物が地中から吸い上げた水を使ったその二次代謝で、精油成分にもなる有機化合物と酸素(O2)に変えます。その酸素によって、地球上の動物は生かされているんですね。

 

 

他にも、環境問題に関するお話がいろいろとありましたが、実は様々な矛盾も生じています。ペットボトルの蓋がいい例で、新たに作るよりリサイクルしたほうが、その過程で消費する天然資源を考えると金額的に高くつくそうです。紙のリサイクルに関しても同じです。

 

様々な要因で多角的に考えなければならない環境問題。

 

私たちが心に留めておかなければいけないのは、「消費を減らさないと、資源が枯渇して環境異変を解決できない」ということ。生活の中の愛用品は、耐久性に優れたものを選び、脱機械(エアコンなど)、脱工業化(鉄筋やコンクリートなど)を考えた素材で住まいづくりをするように心がける。自然と向き合う暮らし=機械は工業材料に極力頼らない、Passiveな環境づくりを考える。

 

言葉にすると納得なのですが、エアコンがあるのが当たり前、鉄筋コンクリート造りのマンションが当たり前の時代ですから、すぐに全てを取り入れるのは難しいです。でも、少しずつでもやれることがあるはず。

 

何が正しくて何が正しくない、とかいう事ではなく、単純な答えは出ないものです。

 

「選択するのは皆さんです」「それぞれで考えて、自分の心地よいと思える選択をするのがベストです」

 

と、金田先生は何度も仰ってました。

 

 

虹省エネではなく省資源を多角的に考える

虹機会や工業材料そのものを生産するのに、膨大な資源を使いCO2を出す

虹政府の「ゼロエネルギー政策」は本当に「ゼロエネルギーなのか?

虹大量生産・大量消費の矛盾

虹経済成長と資源枯渇=>地球環境異変の回避

 

 

自然はもともと浄化能力を持っているのですが、人の産業活動が活発になり排出されるものが増え、今はその浄化能力を超えてしまっています。それが温暖化や異常気象として、今世界的に様々な問題を引き起こしています。

 

 

お話は多岐にわたり、

 

▷熱中症=>温暖化で増えている

▷ロシア=>永久凍土が溶けてメタンガスが放出されてキケン

▷南極=>ヒビが入り、氷が溶けて海面が上昇している

▷デング熱=>もともと熱帯生物なのに、青森くらいまで北上している

▷鉱物資源=>第二次世界大戦後生産量が激増=枯渇の危機

▷世界的な熱帯雨林減少により、二酸化炭素濃度が上昇している

▷太陽の黒点減少=>寒冷化へ

 

 

駆け足のセミナーでしたが、いま世界で起こっている様々な環境破壊や異常な自然現象についてのお話がありました。

 

 

メドウス博士の未来予測では、2030年には世界的に食糧難になって食物が入手困難になり、2050年には天然資源が枯渇して人類の経済活動に障害が生じる、、、、といわれているそうです。

 

 

2030年、2050年って、すぐそこです。子供たちの未来以前に、自分たちの老後も危うい感じ。

 

 

いま世界中で脱プラスチックなど環境問題への関心が高まっていますが、自分たちでも少しずつ消費について考え、行動していくことが大事だと思います。

 

すぐに脱プラに舵を切るのは難しいですが、換えられるものから少しずつ、生活をシフトしていければいいかな、と思います。

 

先ずは無駄な買い物をしないように心がけようっとニヤニヤ

 

 

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