【受講】アロマフランス クレイテラピー完全講座 III | 小平・国分寺 おうちで出来る自然療法 手作りコスメ・クレイセラピー・ナード アロマテラピー Aromano

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昨日の解剖学・栄養学に続き、今日は大岡山のHerbStoryさんでのアロマフランス、ドミニック先生による『クレイテラピー完全講座』3回目。
 
●人類と粘土の歴史
●粘土の利用
●クレイの効果
●背中のパック実習
 
 
クレイはペーストが出来上がるのに少し時間がかかるので、先ずは午後からの背中パック用のクレイペーストを作ります。今回はレッドイライトとホワイトカオリンをそれぞれ100gに、水はホワイトカオリンに対して75g、レッドイライトに対して60g。水分の量が異なるのはクレイの構造による水分の溜め込み量が違うからです。
 
お隣さんがお水にクレイを入れた後、ヘラを使って綺麗にならしていたので、写真を撮らせていいただきました音譜
 
 
古代エジプトではミイラを作る際、抗菌・防腐などの目的でミルラなどの精油を使っていたのは有名な話ですが、クレイも体液を乾燥させるために利用されていたそうです。アロマテラピーでも良く登場するディオスコリデスの著書『マテリア・メディカ』や大プリニウスの『博物誌』にも、クレイに関する記述があります。近代では、オーストリアのセバスチャン・クナイプ牧師が粘土療法を広めましたし、これまたアロマテラピーの歴史で必ず出てくるジャン・バルネ医師も、西洋医学だけでなく様々な代替医療を治療に取り入れ、その中にアロマテラピーやクレイテラピーも含まれていたそうです。世界大戦中で医薬品の入手が難しくなっていたのも、代替医療を活かそうとした要因の一つかもしれません。
 
このように古代から様々な形で利用されてきたクレイですが、アロマテラピーに比べて禁忌や注意事項が少ないもの利用しやすい理由の一つだと思います。ただ、だからと言って全く事故がないというわけではなく、マイナーなトラブルは起こっているそうです。クレイを利用するにも、やはりちゃんとした知識を持つとより安心ですね。
 
私たちはテラピーの一つとしてクレイを利用してますが、実際のところクレイ=粘土は、「療法」よりは「工業」で使われていることが圧倒的に多いです。私たちが日常的に使っているお茶碗などの焼き物やタイル、屋根瓦、壁紙などへの直接的利用から、製鉄、金属の精製、油脂工業や排水処理などの間接的利用などです。一口に粘土と言っても品質は様々で、クレイテラピーで利用するクレイは、構造や含有されるミネラル成分などがきちんと分析され、良質であることが証明されたものを利用する方が安心です。
 
クレイテラピーに利用されるクレイは、その構造によってイライト、カオリナイト、モンモリオナイト(スメクタイト)の3種類に分かれます。その分類は顕微鏡で観察した時に見える粒子の構造で決まります。ケイ素を中心に酸素イオンと結びついたケイ酸四面体と、アルミや鉄のイオンに酸素や水酸化イオンが結びついた八面体、それぞれが層になり、その層のカタチやそこに存在するイオンの種類で、クレイそれぞれの吸収・吸着作用の強さなどが決まってきます。「グリーンイライトは吸収作用が強く、医療によく使われる」や、「ホワイトカオリナイトは吸収・吸着作用ともにそんなに強くないので、作用が優しい」といった特徴は、その粒子の構造や含有ミネラルの種類と含有量によって決まるんですね。
 
お昼を挟んで、いよいよレッドイライトとホワイトカオリナイト、ツートンカラーの背面パックの実習です。パックの実習は『ICAクレイセラピスト養成講座~サロンワーク編』でもしましたが、ペーストの作り方から塗り広げ方の手技など結構違っていて面白いです。
 
アロマフランス式では、まず背骨に沿って大きめのクレイボールを3つのせ、それを左右に塗り広げながら繋げていきます。首から肩甲骨辺りまではレッド、その下から腰くらいまではホワイトです。
 
 
相モデルで先ずは私がやって頂く方だったのですが、お相手がヒーリング系の方だったからか、クレイをのせるところから爆睡。拭き取られるまで全くもって記憶がありません笑い泣きICAのサロンワーク実習の時もそうでしたが、背面パックでは殆どの方が寝てしまう、とドミニック先生も仰ってました。それだけ気持ちが良いのですラブラブそれだけでなく、寒くなってきて少し腰の調子が気になりだしていたところだったのですが、そこの違和感が軽くなっていました。聞くと、そこだけペーストが水っぽくなっていたそうです。クレイは、不調があるところは水っぽくなったり油っぽくなったりするんですよね。やはりクレイ、良い働きをしてくれます合格
 
ドミニック先生からいろいろ手直し(ダメ出し)されながら、またクレイパックの楽しさに気付いた実習でした。
 
いつも明るくハイパワーのドミニック先生と合格
 
 
忘れないうちに、今日はこれから旦那の背中をお借りして復習します。
 
 
クレイ自体も同じ100gなのに嵩が全く違い、ホワイトカオリンの方が多く見えます。ダウン
 
 
そろそろペーストも出来た頃なので、復習をば。結果はまた後日、お伝えできればと思います。