ご訪問ありがとうございます
“アロマの手しごと教室 Aromano”を主宰しております
シカです。
本日、飯田橋のフレグランスジャーナル社にある
香りの図書館で開催されたドキュメンタリー映画
『ヒルデガルト~緑のよろこび』の上映会に行ってきました。
主催されてたのは狛江にある
ホリスティック・アロマテラピーのサロン
KUPUKUPU(インドネシア語で“蝶々”の意味)さん。
アロマテラピーに限らず
ハーブや自然療法の書籍を多数出版されてるフレグランスジャーナル社さん。
いつかは訪れたいと思っていた図書館が何と2月末で閉館してしまう
ので、最初で最後の訪問になってしまいました。
ヒルデガルトは11~12世紀を生きたドイツの修道女で、
ヨーロッパで薬草学に影響を与えた女性です。
幼い頃から病弱だったけれども不思議な力を持っていて、
神の啓示を受けた後はそれを書籍として残しました。
男社会だった中世ヨーロッパで
教皇にも皇帝にもまっすぐ意見することが出来た、
稀有な存在のスーパーウーマンだったそうです
今回の上映作品『ヒルデガルト~緑のよろこび』は、
ヒルデガルドフォーラム・ジャパン代表の
平垣美栄子さんが師事されてた
ドイツの自然療法士のペーター・ゲルマン先生など
ヒルデガルトに影響を受けたゲストさんに、
文化人類学者で環境運動家の辻真一さんがインタビューし
まとめたドキュメンタリーです。
ヒルデガルトが暮らした修道院跡や
ゲルマン先生のハーブ園等素敵な映像を交えながら、
素敵な音楽とともにヒルデガルトの世界観を知ることが出来ます。
以前、アロマ関連のフェアで入手したヒルデガルトの書籍
アロマテラピーやハーブの書籍を見に行くと、
沢山の「ヒルデガルト」に出会います。
彼女の自然療法はアロマテラピーやハーブだけでなく、
石(宝石)、動物、宇宙、人間の身体や成り立ちなど、
多岐にわたり病気の原因と治療法に及んでます。
本当にいろんなものが繋がってるんだなぁと思いました。
上映会が終わった後は、
周りの参加者さんたち数名とちょっとディスカッションをする時間がありました。
5名のうち、私を含め3名がアロマセラピスト。
やっぱり繋がってますね
暗い中でとったメモはほぼ判読不能ですが
私が一番印象に残ったのは、ゲルマン先生がおっしゃってたこの言葉。
『「健康」ということは「病気ではない」ということではなく、
「満ち足りている」ということです』
肉体的にも精神的にも、おそらくは経済的にも、
いろいろ満ち足りて初めて「健康」と言えるのでしょうね。
デスカッションの後は、
平垣さんのトークイベントがあり、
また古楽器の演奏家であるSally Lunnさんによる
ヒュンメルヒェンというバグパイプや
プサルテリウムという弦楽器の演奏がありました。
ヒルデガルトが属していた修道院では
一日中神に祈りをささげていたそうですが、
その際詩篇を唄にのせて祈っていたそうです。
今回はヒルデガルトが作曲したといわれている作品を
演奏してくださいました。
こちらSally Lunnさんによるお手製のプサルテリウム
写真では分かりづらいですが、細い弦がはってあり、
爪や鳥の羽(写真にある)でつま弾いて音を出すそうです。
ヒルデガルトもそうですが、
今回お話された方皆さん、共通しているのは、
「誰かの為に、何かのカタチでお役に立ちたい」ということ。
私もアロマテラピーを学びだしたのは、
旦那がとにかく病弱で薬漬けだったのを何とかしたいという思いからでした。
もちろんアロマテラピーだけでなく、
薬膳もちょっとかじったり、ハーブも書籍で学んだり、
いろんなアプローチで健康増進に努めた結果、
毎年箱買いで常備してた風邪薬をなくすことが出来ました。
少しの不調なら、アロマテラピーやハーブなど、
身体に負担のかからない方法でお手当出来るので、
気持ち的にも楽です