アロマリラックス&リフレインセラピストカレッジ山口校です
JAMHA認定ハーバルセラピストコースの3回目が開講しました。
この日は、メディカルハーブの安全性についての講義。
特に知って頂きたいハーブがセントジョージズワートです。
タイミング良く、セントジョーンズワートの花が咲きました。
左からセントジョーンズワートのドライ、精油、生花を並べてみました。
メディカルハーブは、食品として流通しているハーブはおおむね安全と考えられています。
ただし、メディカルハーブの有害反応の有無は
成分や服用量だけで決まるものではなく、
私たちの体質や体調、それに医薬品との飲み合わせや
不純物の混入などの品質管理上の問題など
多様なファクターで関与するためトータルな視点で考えることが大切になってきます。
とくに、セントジョーンズワートは薬物代謝補酵素を誘導するため、
厚生労働省は2000年5月10日、セントジョーンズワート含有食品と
医薬品のインジナビル(抗HIV薬)
ジゴキシン(強心薬)
ワルファリン(血液凝固防止薬)
経口避妊薬との併用に関する注意を促しました。
要は、上記医薬品の薬の効果を減少させてしまう作用があります
でも、セントジョージズワートは、軽度~中程度の鬱に有効で
アメリカでは 『気分を向上、安定させるためのサプリメント』 として
ドイツでは 『うつ病の治療薬』 として利用されているようです。
ドイツをはじめ、海外では実際に抗うつ剤として処方されているというハーブです。
また、古代ギリシャ時代から傷を癒やすハーブとして利用されてきたハーブでもありますので、
インフューズドオイルを実習に入れてみました。
たくさん咲いた花を珍しそうに写真に納める生徒さんたち。
そして、開花中の花だけを収穫して瓶に詰めていきます。
ドライも瓶に詰めていきました。
それぞれに、萩産の椿油を注ぎます。
椿油は一価不飽和脂肪酸のオレイン酸が豊富な植物油脂です。
ハーバリウムのようで、光に当てるときれい
赤い色素のヒペリシンやハイパーフォリンが点在していますが、
この成分が溶け出して赤っぽいインフューズドオイルになるのでしょうか