アロマリラックス&リフレインセラピストカレッジ山口校です
熊本ハーブ園レモングラスさまよりジャーマンカモミールが届きました。
ハーブ園では、毎年、カモミール収穫体験を実施されているそうですが、
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、今年は中止を余儀なくされました。
Facebookで、カモミールの通販をおこなうことを偶然に見かけました。
カモミールは、色々な利用法があります。
水蒸気蒸留も試してみたいので、5束を取り寄せさせて頂きました。
ジャーマンカモミールの特徴は、花床が空洞です。
同じような形状のローマンカモミールの花床は空洞ではありません。
学名のMatricaria chamomillaは、Matricariaはラテン語の
子宮や母体を意味する「matrix」が語源とされ、
女性特有の不調に効果を発揮するハーブと考えられていました。
花言葉は「逆境に負けないエネルギー」です。
映画やアニメ化された「図書館戦争」の隊員の制服には、相手に屈しない力強さを表すものとして、エンブレムがカモミールになっています。
さて、届いたばかりのジャーマンカモミールを早速水蒸気蒸留をおこないました。
花部210g、水300ml。
1時間蒸留しました。
ん?
もしかしたら、青い色素が採れてる?
ジャーマンカモミールの採油率はとても低いので、
精油抽出は期待できませんが、
青いカマズレンは見たいと思っていました。
やはり、抽出できていますね❗
熱湯を注ぐカモミールティーでは青くなりません。
でも、水蒸気蒸留にかけると、酢酸や水、二酸化炭素を失うことで、マトリシンがカマズレンに変化して青くなります。
セスキテルペン炭化水素のカマズレンだから、疎水性で水には馴染みません。
そのような様子もわかります。
冷めたガラス官を上から見ると、青い色素がはっきりわかります。
中身をビーカーに入れました。
カマズレンはガラス官に残るので、スプリタス96度を20mlでガラス官に入れました。
カマズレンは水には溶けず、アルコールには溶けるので、容易に混ざりました。
それを右のビーカーに入れていると、青いのが分かりやすいですね。
2つのビーカーを混ぜて、植物性グリセリンを加えると、
美白作用のあるスキンローションが完成です。
カマズレンは、抗炎症作用があるので、トラブル肌にも役立ちます。
そして、蒸留後のカモミールは、お風呂に入れて
ハーバルバスを楽しみたいと思います。
残りのカモミールの利用法は、またご報告したいと思います🎵
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