確かに、テレビに出るスーパー高齢者と言われる人たちや、年齢不詳の美魔女(古い言い方?)と、自分とを比べて落ち込んだり、まだまだや~と奮起する人もいますよね。
紀元前から 不老不死、いつまでも美しく というのは人々の願望ですもん。
そして、病気が見つかったり、事故にあったりしたら、自分を責めたり、他人を責めたり、神仏への祈りが足りなかった とか、善徳の積み方が足りなかったからなどと とか思いがち。
PRESIDENT Onlin の 医師で小説家の 久坂部 羊先生の書かれた記事
を読んでキャリアのある医師の「健康維持や老化予防はやればやるほど不安になる」という言葉に感銘を受けましたので、皆様にシェアしたく思います。
以下、本分より引用
効くはずのないサプリメントや健康食品。通販で「今がお得」「初回にかぎり半額」「1カ月無料でお試し」「今すぐお電話を」と視聴者の心をくすぐり、急かして購買に導くあざとさには、義憤さえ感じます。
急激な体重減少を保証したり、過剰なビタミン摂取を勧めたり、顔や身体に異物を注入したりと、健康に悪いに決まっている行為をそそのかす美容業界は、スマートになりたい、美しくなりたい、コンプレックスを克服したいなどの欲望につけこみ、長期予後など考えずに金儲けにいそしんでいます。本分より引用終わり
そこに、久坂部先生(引用のところ)の記事のように、スーパー高齢者、美魔女になれると勘違いして購入するのです。
生きとしいけるもの、全てが老化し、やがて時期がくれば死ぬのですから。
久坂部先生も書かれているように、美魔女もスタジオのレフ版を取り、ライトを消して、通常のメイクにすれば、姿勢も戻り、普通のオバサンやおばあさん。
素質として老化が遅い方は確かにおられるそうですが、それは遺伝的なものが大きいらしいです。
黒柳徹子さんやデヴィ夫人のように、歯や口腔内の健康を維持し、メイクをきちんとされることでモチベーションを保たることは大切。
しかも、お二人は老化しにくいという遺伝子をお持ちなのでしょうね。
60歳過ぎると確実に、いろんなところに老化を感じます。
外見では
まぶたの二重の幅が広くなったり、狭くなったり
顎の線がゆるくなったり
口角が下がってきたり
ウエストがあいまいになったり
身体的機能的にも40代とは確かに違う
小さな病気や、時として大きな病気をしてしまうこともある
「スーパー高齢者」の仲間に入ろうと思うと、自分が苦しむだけ。
余計なお金も使います。
仏教では煩悩(欲望)が苦しみの元といいます。
「諦(たい)」という言葉を仏教では使いますが、単純に何ごとも諦めなさいという訳ではありません。
「明らかにする」「真理・道理を知る」という意味です。
自分の素質・体質を知り、むやみなことに時間もお金も使わないこと。
「スーパー高齢者」になろうとたゆまぬ努力をすると、自分が許せない苦しみから抜け出せなくなります。
あの人はあの人、私は私
でも、小奇麗にはしておこう。
完璧でなくてよい
そんな心身共に弱い自分を許そう。
若い頃は「いや~無理やろ」と思っていたのですが、
「やまと尼寺」のご住職のように、あるがままを受け入れるという生き方こそ大切だと思えるようになりました。
今日も、最後まで読んで頂き有難うございます
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