色々な物事を眺めていて、
なぜ世界は二分するのか、
ということが時々自分の中で疑問として上がってきます。
主観と客観もそうであるし、
二極化ということもそうかもしれません。
その概念があることが不自然だということではなく、なぜそのような考え方が通常であるのか、
ということに時々不自然さを感じるという感覚です。
陰陽とはそもそも何なのかを考えます。
宇宙には陰陽の法則があるけれど、
本来の二極と今多くの人の中に存在する二極の概念はかなり異なるように思えます。
宇宙が謳うそれとは全く異なると思える。
元々は一対であり、ひとつであるという考えは確かに言葉としてはあるけれど、
言葉と現実に現れているものが一致していない感覚があるのです。
そこに皆は不自然さや違和感のようなものを感じたりするのでしょうか。
私たちは、相手と自分とか、
正しいことと間違っていることとか、
「分けて」考えているからそうなる流れが生まれたのでないかと。
これはもしかすると近代的な流れからきたものなのかもしれません。
ただ私自身は、
そこにある関係性の中にそれはあると思う。
正しく文字通りだけれど、
二極というのは「間」に存在するものであると。
思いますというか、
私自身は
その考え方の中から陰陽を眺めているし、
そういった眺め方をもう一度取り戻すことが大切なのではないかと思います。
この眺め方があれば、
「わたしが」「わたしが」の
「我」の心ももう少しフラットになってくるのではないかと思うのです。
かと言って「わたし」を失くすということとももちろん違う。
自己や個、といったものの捉え方も変わってくると良いのかなと思います。
「わたし」を置き去りにしてきた人は、
自分を取り戻す際に、自己中や主張しすぎる、わがままといったことと、自分を大切にするというその違いがわからなくなることがよくあります。
「わたし」「個」「自己」「自分」
といったものの捉え方をそもそも修正しなければならないのだと思います。
自分自身が生きてきた中で身につけてきたものを私たちは「わたしである」と捉えます。
これを疑うことは簡単ではありません。
否定されたと感じても仕方ない。
主張もしたくなる。
自己防衛もしたくなる。
違いを容認できない。苦しくなる。
その方向ではなく、適切な方向にエネルギーを動かしたい。
そのためには、
きちんと対話し、自分自身を確認していくことができる環境やタイミングが必要なのではないかと思います。
香り師ではそういう世界の眺め方を自分自身にインストールするようなことをやっています。
メモでした。
いつもありがとうございます。
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