先日、創香(そうこう)クラスを行いました。
対面の方3名、オンラインで1名、合計4名様にてスタートです
創香クラスは最初はコースとして基礎的なことをお話してきましたが
後半は毎回色々とテーマを上げて香りを創る練習をしています。
今日はどんなテーマにしようかなぁと考えていて
秋になったということで季節を感じられるものを何かしたいなぁとふんわり考えていました。
それから先日ちょうどゆりさんが学習で使うものだと思うのだけれど、
俳句のことをインスタに上げられていて、
私の中に"香りと言葉"っていうのはいつもセットで隣にあるものなんですね。
俳句いいなぁと思って。
俳句って、たった17文字の中に色々なエッセンスが詰まっていてロマンがあるじゃないですか。
なかなか日頃そんなことを立ち止まって考える時間も取れないと思うのですが、
だからこそこれは良いなと思いました。
俳句か、それか詩でもいいかなと思ったのですが
詩も色々見たけれどやっぱり俳句にしようと思い、今回は秋を読んだ俳句をひとつテーマに選びました。
"名月や 池を巡りて 夜もすがら"
松尾芭蕉さんの俳句です。
中秋は過ぎているけれど、秋ということで
お月さまを読んだ句ですね。
意味は、なんとなくこの俳句を眺めると、
「月を眺めながら池の周りを一晩中歩いていた」
というような、芭蕉が池の周りを歩いているような印象がぱっと浮かびます。
人によっては芭蕉を思うと
「池の水面に映る月影がとても美しくて、夜通し月影を眺めながら巡っていた」という
月そのものではなく、池に映る月にフォーカスされた見方もできるようです。
(解釈によっては本来の説明は芭蕉に焦点が当たります)
そんな話をしていて、
していてって言っても、ものすごーくラフな説明で進めたので全く難しいものでもなく
もちろん俳句はその言葉の背景に作者がどんな想いを馳せたのか、どれだけでも思い巡らせることができるなぁと思います。
月を見ていた芭蕉の目線から眺めるのか
水面を見ていた芭蕉の目線から眺めるのか
その時芭蕉が何を思っていたのかという芭蕉の心に焦点を当てるのか
はたまた芭蕉そのものというよりは、月と池の間に生まれる趣や情景を想像するのか
そのフォーカスした場所から香りを各々創ってみようと。
皆さんそれぞれこの一句から、
各々のイメージを膨らませて香りを選んでくれました。
出来上がった香りは4名みんな全く異なる香り。
それぞれ思い描いたものを香りで表現できたかどうかもそれぞれでした。
人にフォーカスされたものもあれば、情景にフォーカスされた香りもあり。
月が出始めた頃をイメージして作られた香りもあれば、
夜が明けて空が白んでくる頃をイメージして作られた香り、
白むより少し前の暗がりも残る頃をイメージした香りや、
秋のはかなさや月を愛でる趣を表現した香りなど。
とても面白かったです
使うアロマの精油によっては色がこんな風に表現された香りも✨
香りを選び、創る時間は様々なものを味わう時間でもあるので
あっという間に過ぎていく夏と冬の間の秋という季節を、忙しい中で少し香りと共に立ち止まり、
みんなであーだこーだとそれぞれの秋をシェアしながら過ごせた今日の時間はとっても楽しくて本当に良い時間でした。
お月見団子は用意出来なかったけど、ゆりさんがおやつ色々持ってきてくれたので
創香後はおやつも愛でながら(ありがとう
)
創香クラスは完成形は色々想像しながら数年進めているのですが、
(まだ未完成なんです私の中で)
私の中ではゆくゆくは、香りのお教室として
お茶やお花のお教室のような位置に置いていきたいと思っている楽しい時間なのです。
普段は季節感を味わう時間もアロマのお仕事してる割にない毎日なので、
創香の時間は、私としてもみんなと大事に育てながらただただ感じながらも楽しめる、
趣あり、奥行きあり、楽しさありの、
そんな時間にこれからもベースはしていきたいなぁと思っています
今は一般の方に中々クラス開講まで至ってないけれど、みんなでわいわいと香り創りしたら楽しいだろうなぁと思っています^^
毎月もしくは季節ごとに生徒さんたちと楽しめたら良いなぁ。
今日もありがとうございました
さらより
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いつの時も
自分自身の生き方に真摯な人はいる。
そんな人たちの
可能性を拓く場を創ろう。
そう強く思い、
毎日たくさんの女性と心深く関わらせて頂ける場を創りたいと思っています。
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いつもありがとうございます・。♡
さら
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