ありがとうを100回唱えてみましょう。という話があります。
小林正観さんがおっしゃったのが有名でしょうか。
「ありがとう。ありがとう。ありがとう。ありがとう。」
そうやって何度も呟いていると、脳はそれを言いたくなる現象が起こると言われています。
気持ちを込めずにただ呟くだけでもです。
ありがとうから始めたら、ありがたいと思うことが見つかりやすくもなるというのは確かにあるなぁと思います。
脳の一つの仕組みですね。
この型から始めるパターンについて思うことがあったので、それを書いてみようと思います。
ありがとうって呟いて、
「んーなんとなくわかるけど、でも結局そんな良いこと起きてこないじゃない」
と、ありがとうの後に感じている人も多いんじゃないかと思うことがあります。
「これをやったら幸せになれるよ」とか、
「これをやったらうまくいくよ」とか、
そういうところから何かを始めると
わかるような、わからないような、、、みたいなことになったりする。
私はそのあとの「心」が大事なんじゃないかなと思います。
ありがとうって呟いた後、なにか感謝らしき体感をほんのり感じ、、るような、感じないような、
それくらいのほんのり感の中で、
「こんな感じか」とあっさり引いてしまうことが多いような気がするのです。
先日、丁寧に人と関わるということを意識してみようっていう話をある香り師さんとしていて、
それをやってみてくれたみたいでした。
そのあと、意識してやってみてどうだったかと仲間に聞かれている中で、
「意識してみても変わらなかった」ということを話してくれていました。
そのあと色々と話はしたのですが、
この「意識してみても変わらない」というのは、私はそうじゃないのではないだろうかと思いました。
本人が意識してみても変わらなかったと言っているのだから、そうなのかと終わる話なのですが、
私は大事なものが見逃されているように感じたので、本人にももう一度色々な角度から対話をしてその時の体感を確認します。
彼女が感じている方向も少し修正をしました。
意識してみても変わらなかったと仲間に報告していた彼女に私が伝えたのは、
”変わっていく"というのは、自分の内面的なものをまずは意識してみるといいのではないかということ。
今回意識して色々とお客様に対しての丁寧な行動や対応を心がけてくれたと思うのだけれど、
その時のあなたの心はどうだったのだろう?ということ。
行動を変えたことで、あなたの心は何かを感じたのかな?ということを、ちょっと端折りましたがそのようなことを聞きました。
そうしたら彼女は、
「満足感があったような気がします。お客様を大切にしているような」と教えてくれました。
LINEの向こう側で、その時のことを回想しながら思い出してみてくれたんでしょう。
大切にしているというような感覚を噛み締める体感があったそうです。
お客様をお見送りをした時のことを思い出して、その時にほんわりと感じた「誰かを大切にした感」を見つけてくれたみたい
「誰かを大切にした感」
「誰かを大切にできた感」
私はこの感覚が彼女にはすごく大事だと思っていて、そのことを話していて、
その気持ちがあれば、「変わらない」という言葉にはならないと思うのだけれど、
どうして仲間に聞かれた時には、「意識しても変わらない」という言葉になったんだろう?と聞いてみました。
確かにそこに感情が発生していたのに。
私がこれを聞いたのは、
それが彼女の中でないものになっているのが、余りにももったいないと思うからです。
そうしたら、
「○○(仲間)にどうだったと聞かれたときは、意識した気持ちをきちんと感じようとしなかったからかなぁ。
今(お客様のことが)大切(だな)と噛み締めてた、と思ったのは、ほんの少し、(お客さまの)お見送りの時に感じたことを拾った感じです」
と教えてくれました。
ーー
とても些細なことに見えるかもしれないのですが、
私たちは日々の中で自分の大切な体感や感情を取りこぼしていたりします。
「意識してみてどうだった?」と聞かれていても
「○○(仲間)にどうだったと聞かれたときは、意識した気持ちをきちんと感じようとしなかったからかなぁ」
という、よくよく考えてみるととても不思議な現象が、人間には起こります。
苦しいとか、悲しいとか、そういう感情はインパクトが強いので、
自己防衛のためにも強く印象に残りますが、
いじめとかもそうですよね、
いじめられた側はずっと覚えているけれど、いじめた側は意外と覚えていなかったり。
傷つけられるということには人は敏感だけれど、
何気ないところで発生した小さなありんこみたいな感情は、
意外と見逃していることが多かったりします。
ネガティブな感情はしんどすぎて蓋をしたら感じなくしていることもあるけれど。
それはここではちょっと置いておいて。
自分が欲しい結果に対して重要だ、と認識するものには意識が働きますが、
そんなに重要なものではないと思っていると、自分の中に芽生えた体感であっても人はさらりと受け流します。
ここが私は落とし穴だと思ってる。
これがあるから、人はなかなか気付けない。
こうなりたいと思っているはずなのに、大事なところで「これは私にとって重要なものではない」と勝手に脳が判断すると、なかったことにするのです。
私はここを修正したい。
ここが修正できれば、きちんと感じられる心が生まれてくるから。
彼女は人の心に触れられる人になりたいといつも話してくれています。
人の心に寄り添えるセラピストになりたいって。
私はそれがとても嬉しいし、愛しい。大切にしたい。
私はその彼女の言葉や想いを指針にしていつも彼女と関わるのですが、
人の心の機微を感じ取れるようになるためにも、まずは自分の心の機微をキャッチできるようになりたい
これはとても大切なことだと思っていて。
気質もあります。気質的に水タイプの人は受け流してしまいやすかったりすることもあるから。
そういうものももちろんあるのだけれど。
感じてたことすら感じてなかった。スルーしていた!と返事をくれた彼女が、
これからもっともっと心が良い意味で繊細な周波数を感じ取れるようになるのを、私は楽しみにしています
だから、最初の話に戻りますが、
ありがとうを言えば良いことが起こるのではなくて、
ありがとうを唱えた時に自分の中に発生する心みたいなものを、感じてキャッチして大切にできるといいのかなと思う。
礼儀やマナー、接客も、型さえやっていれば失礼にならないということではなくて、
そこに心がのることで接客が接遇になります。
そうすると型も活きてくる。
ちょっと説明がうまくできなかったけれど。
その人らしく心が伝わるお仕事やコミュニケーションができるように、香り師さんにはお伝えをしていきたいなと思っています。
また書きます。
さらより
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いつの時も
自分自身の生き方に真摯な人はいる。
そんな人たちの
可能性を拓く場を創ろう。
そう強く思い、
毎日たくさんの女性と心深く関わらせて頂ける場を創りたいと思っています。
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さら
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