おいしく簡単！薬膳料理レシピPart8『マロンブラウニー』

こんにちは！

植物療法スクール　チェルシーグリーンです。
植物の恵みを取り入れた自然療法をお伝えしていきます！

ようやく秋本番！涼しい季節になりましたが、だるさが続くなど夏の疲れは残っていませんか？疲れやすい、やる気が出ないなど不調の時は、免疫力が低下しているかもしれません。まずは、臓器の働きを補い元気にすることを心掛けましょう。

薬膳では、「脾」は食べ物をエネルギー物質に変える役割を担います。消化吸収して全身にエネルギーを運搬する「脾」の働きが衰えると、食欲低下、下痢、冷えなどの症状から疲労を感じやすくなります。脾が弱いと免疫力も上がらないので、お腹が弱い方や疲れやすい方は脾を改善しましょう。

おススメ食材：もち米、栗、いも類、豆腐、かぼちゃ、白菜など

疲れがとれないのは、「腎」の働きが低下しているサインかも。薬膳では「腎」は元気を生み出し、精力を貯蔵する器官とされています。

腎を補う滋養強壮効果のある食材を摂りましょう。

おススメ食材：黒豆、黒米、栗、長芋、えび、くるみ、ニラなど

また、「気」（中医学では身体に必要な生命エネルギーのこと）の巡りがよくないと、疲れやすい、風邪をひきやすい、イライラなどの不調が起こります。気の巡りをスムーズにして免疫力を保ちましょう。

おススメ食材：春菊、陳皮、セロリ、ピーマン、菊花など

今回のメイン食材は「栗」。栗は胃腸を丈夫にして、腎の働きをよくすると言われます。

他にも秋を元気に過ごせるような食材をプラス。各食材の特徴や期待できる効果は次の通り。

ブラウニーはボールひとつで簡単に作れるお菓子なので、ティータイムのお供にぜひお試しくださいね。

【栗】
・脾の働きを正常にする。胃が弱っている人や痩せて体力のない人に。
・腎機能を高め、気力を増す。虚弱体質や腰・膝のだるさの改善に。
・栄養価が高く低脂肪。渋皮に含まれるタンニンには抗酸化作用も。

【オレンジピール…陳皮の代わりに】
・陳皮とは乾燥させたミカンの皮のこと。中国では生薬やお茶として使われる。
・気の巡りを良くして、消化吸収を促進する。身体を温める。

【シナモン】
胃腸を温め、消化機能を高める。

【紅茶】
茶葉に強い抗菌作用。粉末を混ぜ込めば有効成分を丸ごと摂取できる。

『マロンブラウニー』
材料（15㎝スクエア型1個分）

板チョコレート（ホワイト）・・・1枚（45ｇ）
無塩バター・・・45ｇ
きび砂糖・・・20ｇ
塩・・・ひとつまみ
卵・・・1個
薄力粉・・・40ｇ
ベーキングパウダー・・・小さじ1/4
シナモン・・・小さじ1/4
紅茶の葉(アールグレイ)・・・大さじ1/2(2ｇ)
マロンクリーム・・・30ｇ
マロングラッセ・・・50ｇ
オレンジピール・・・20ｇ
粉糖（仕上げ用）・・・あれば適量

【準備】
薄力粉、ベーキングパウダー、シナモン（※粉類）は合わせてふるう
紅茶の葉は細かくする（ポリ袋に入れてめん棒で転がす）
卵は室温にもどす
マロングラッセは7～8ｍｍ角に切る

【作り方】
1.ボールにチョコレートとバターを入れ、湯せんにかけ、ゴムベラで混ぜながら溶かす。湯せんから外す。
2.砂糖と塩を加え、泡立器で混ぜる。卵を加え、よく混ぜてなじませる。
3.粉類（※）を加え、ゴムベラですくい混ぜる。少し粉っぽさが残っている状態で、マロンクリーム、紅茶の葉を加え、粉気がなくなるまですくい混ぜる。最後にマロングラッセとオレンジピールを加え、軽く混ぜ合わせる。
4.型に生地を入れる。約180℃に温めておいたオーブンで20～25分焼く。
5.型に入れたまま冷まし、型から外して茶こしで粉糖をふる。

※マロングラッセは栗の甘露煮で代用可。マロンクリームは缶詰や瓶詰で売っている
※紅茶の葉は、好みの種類でOK。ティーバックの葉なら、そのまま使える。

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