こんにちは。
心とからだをつないであなたの人生にミラクルを起こすカウンセラー
片岡伸英（かたおかのぶえ）です。
「何もできない」人の話
わたしには何もない。
何もできない。
このままではダメだ。
口ぐせのようにそう言われていた方がおられました。
「なにも」ってなんでしょう。
だってふつうは家事をして、仕事して、趣味を持って・・・
「ふつう」ってなんでしょう。
ふつうはみんなしてること。
「みんな」ってだれでしょう。
みんなって・・・みんな、世間一般の多くの人々。
「世間」ってなんでしょう。
それは・・・それは・・・
「なにも」「ふつう」「みんな」「世間」
これらの言葉はあいまいです。
イメージで存在するけど、実体のないもの。
本人の中で作り上げられた存在。
架空の存在です。
この架空の存在に気づいたとき。
架空の存在の生みの親が自分自身だと気づいたとき。
自分で生んだ存在が自分を苦しめていることを知ったとき。
・・・ちょっとバカバカしくなるんですよね。
なーんだ、どーでもいいや。
って。
これらの考え方のことを「過度の一般化」と言ったりします。
本当は一回チラっと目にした、耳にした情報。
ただそれだけなのに、
いつのまにかその存在が大きくなって
「すべてがそうである」かのように勘違いする。
この過度の一般化も思考のクセです。
これが外れたとたん、すっごく気持ちが軽くなります。
いったいだれに、なにに、遠慮して
だれと、なにと、比較して落ち込んでたのか。
そんなことより、
今日何をしましたか？
何ができましたか？
何を楽しめましたか？
あ。
わたし、いろいろできてる。
あんなことも、こんなことも。
そういえばこんな楽しいことがあって・・・
この方は、なにも行動を変えていません。
いつも通りの毎日が、一気に充実した日々に変わりました。
思考のクセに気づく。
ただそれだけで、
「これでいいんだ」
「わたしってすごい！」
に変わった方のお話でした。
思考のクセは、自分ではなかなか気づきにくいです。
時間をかけてゆっくりとお話を聞く中で見つけていきます。
何も変わらなくても変わりたい。
