昨年は盲導犬普及の為の全国ツアーを行い、47の都道府県知事にお会いして盲導犬の事をお願いしました。

また、各地で、盲導犬育成の為の募金活動を行い約200万円の募金が集まりました。

今年は地元佐賀県の49の市町村を訪問して各地区の市長に盲導犬のバリアを取り除く為のお願いをしました。

また、県内の小学校を訪問して子供たちに盲導犬の役割などを伝える為の盲導犬とのふれあい学習会を行いました。

この文章は佐賀県の各地区での出来事を書いたものです。

最後まで読んでくださいませ。

 

 盲導犬普及の為の県内ツアー初日

6月16日 佐賀市

今日は、[身体障害者補助犬法の周知徹底と盲導犬普及の為の県内一周ツアー]の出発日です。今回のツアーの目的は、盲導犬等の身体障害者補助犬が、どこにでも自由に入れる様にしたいとの思いで計画しました。

昨年は同法の周知徹底を願い、全国47の都道府県の知事を訪問して、バリアを取り除くお願いを致しました。

今年は、地元佐賀県の49の市町村を訪問して、市長・町長・村長様に、身体障害者補助犬法の周知徹底と盲導犬の支援をお願いします。

今日の訪問地は佐賀市で、木下市長様です。

午前10時、アロマ号[白のワゴン車]での道路使用許可書を警察から戴いたのて゛早速、スピーカーで「身体障害者補助犬法の周知徹底の街演の内容」を流しながら、自宅を出発しました。

出発の挨拶をする為に、嬉野町役場に行き、谷口町長を訪問しましたが、議会中の為お会いする事ができず、秘書の方へその旨を伝え、嬉野町を出発しました。

午前11時40分、佐賀市役所に到着し、障害福祉課の課長さんの案内で、市長室へ行きました。

市長室には、新聞・テレビ・ラジオの記者の方が私達の到着を待ち受けて下さっていました。また、私達の力強い応援者の佐賀市議会議員の本田耕一郎先生も、同席して頂きました。

正午、木下市長様が入ってこられました。早速、今回のツアーの目的をお話しました。木下市長は、我々の不自由さを理解してくださり、市内のホテル・飲食店等の周知徹底を約束してくださいました。

そして、この様に言ってくださいました。「もし、佐賀市で、入店拒否するお店があれば、自分に言ってください。自分が行って、入れる様にお願いします」と、嬉しいお言葉を頂きました。約15分の表敬訪問でしたが、本当に意義のある訪問でした。

その後、市役所の記者室で記者会見をして頂き、1時、佐賀市役所を出発しました。

その後、JR佐賀駅に行き募金活動をしました。

JR佐賀駅には、嬉しいアロマの追っかけの東さんとお友達が、私達のくるのを待っておられました。

東さんは、長崎県の諫早市の方で、先日、大村のジャスコで募金活動をしている時に沢山の募金をしてくださった人でアロマの大ファンです。その東さんが、お友達と二人で、募金活動のお手伝いにきてくださいました。

思わぬ助っ人があり、元気良く募金活動をしました。

午後4時、今日の募金活動を終了して、サガテレビに行き、テレビの生出演をして、今回のツアーの目的をお話しました。その後、佐賀市内の中心部を約1時間、車で外演して補助犬法のPRをしました。その後、バリアを取る為に、以前断られたレストラ

ンへ食事に行きました。妻が先に店に入り、その後、私とアロマが入りました。アロマの姿を見るなり、店の人が、[犬はダメです]と冷たい返事がかえってきました。私達は、[これは盲導犬です、入店を許可してください]とお願いしました。店の人は、[盲導犬でもダメです]と再び冷たい返事がかえってきました。私達は、補助犬法の事を書いたパンフレットをわたし、店の人へ身体障害者補助犬法の説明をしました。店の人は、ようやく納得してくださり、入店を許可してくださいました。今日、一つバリアがとれました。[本当によかった]夜9時、自宅へ到着しました。自宅に帰ると、本当に嬉しい盲導犬の募金の振込みがありました。

振込先は、福岡の大島修治様で、私達の事を心から応援してくださっておられる力強い応援者です。

昨年も、12万円と言う多額の募金をしてくださり、目標の200万円を達成する事ができました。今回、アロマ三号の資金にと言って、10万円と言う多額の募金を戴きました。本当に、嬉しい贈り物であり、アロマ三号の弾みができました。大島修治様、いつもいつも、心のこもった贈り物をありがとうございました。心より感謝申し上げます。