平成15年7月18日 神奈川県庁・厚生労働省・東京都庁訪問

午前9時30分、神奈川県庁に到着しました。県庁には、日本盲導犬協会の金井所長さんが来て下さっており、一緒に表敬訪問をしました。神奈川県は、出納長・橋本正俊様が会ってくださり、私達の話を熱心に聞いてくださいました。

約15分の訪問時間でしたが、力強いお言葉を聴く事ができ本当によかったと思いました。また、帰りには、知事様からと言ってかまくらぼりの宝石箱をおみやげにいただきました。案内をされて玄関へ行くと、県の障害福祉課の皆様方が20名ぐらい玄関の両脇に整列してくださり、私達の姿を見て、拍手で送って下さいました。一緒に記念撮影をしてお別れし、東京へ向かいました。

洋子にとってはじめての東京で、車の運転がとっても心配でした。今日の予定は、午後2時、霞ヶ関の厚生労働省、そして、午後5時半からの東京都庁です。

午後12時、今日から三日間泊まる労働省の施設[あかね荘]に到着しました。あかね荘は、東京の赤坂にあり比較的静かな場所にありました。宿泊代金も安く、車の駐車場の費用もいらず本当に助かりました。ホテルをご紹介してくださったのは、全国重度障害者雇用事業所協会専務の大谷様です。本当にお世話になりました。また、厚生労働省にアポイントをとってくださったのも大谷様で、午後2時厚生労働省についてきてくださいました。午後1時、ホテルに車を置いて、霞ヶ関の厚生労働省に行きました。早速、厚生労働省の建物の中の記者クラブに飛び込んでいきました。そして、記者の方々に「今から記者会見をして下さい」とお願いしました。突然の申し出で、めんくらっておられましたが、熱心な私達の思いを感じてくださり、他の記者の人に連絡をして頂き、急遽、記者会見が実現しました。会場には、テレビ・新聞・ラジオ局の記者の方がたくさん集まってくださり、今回の旅の目的と私達の思いを取材していただきました。お陰で、翌日の全国の新聞で紹介していただく事ができました。緊急記者会見も終わり、午後2時、大谷専務の案内で、厚生労働省に行き、障害者雇用対策部長・太田俊明様、障害者雇用対策課長・谷中善典様にお会いして、身体障害者補助犬法の周知徹底のお願いをしました。

太田俊明部長様は、昨年身体障害者補助犬法を作る時の中心的な人で、本当にやさしい部長様でした。後で知ったのですが、厚生労働省の部長様ともなると、超エリートで、なかなかお会いする事ができないとの事でした。また、JBS日本福祉放送の人も、この様子を取材してくださいました。

約30分間の訪問でしたが本当に意義深いものがありました。

その後、大谷専務とお別れして、東京都庁に行きました。午後4時30分、予定より一時間早く都庁に到着して福祉部長・有留武司様にお会いしました。今回、残念ながら石原都知事にお会いする事はできませんでしたが、私達の思いを100パーセントお伝えする事ができ、本当によかったと思いました。約30分間の表敬訪問も終わり都庁を後にしました。その後、新宿のデパートで夕食をとりました。また、新宿の駅周辺を探索しました。目的は、明日の街頭募金の場所の下見です。新宿駅、デパートと、いろいろとお願いしましたがいずれの場所も許可がでず、結局新宿での街頭募金は、あきらめました。明日は土曜日、県庁は休みですので、盲導犬の街頭募金を一生懸命にやります。午後8時30分、ホテルに帰ってきました。東京には、今日・明日・あさっての三日間泊まります。都内の移動は電車を利用します。