平成15年6月28日 山口(湯田温泉)~徳山駅前~広島入り

朝8時15分起床。ニューたなかホテルの屋上にある露天ぶろがとても気持ちがよくて、2人のお気に入りのホテルである。今日も小雨がパラついていた。かまわず露天風呂に飛び込む。冷房で冷えた身体が温泉の温かい湯につかり、ジーンと染み込む感じ

が生きている。というより、生かされている !! 。ありがたい !! 、という感謝の気持ちになってくる。湯田温泉のお湯につかり、宇宙のエネルギーを、元気をいただき、10時にホテルを出た。目指すJR徳山駅には11時に到着。駅前の駐車場は満車であり、駅周辺をぐるりと回って路上に車を止めた。おかげでここで「駐車違反除外車」の許可がとても役にたちありがたい。

車を止めたとたん、1人の女性、三時(みとき)淑子さんが駆け寄ってこられた。車に「盲導犬」と大きく書いてあったのが目に着いたので・・・・。と話しかけられた。

この方は日本盲導犬協会の会員になっておられて、会員証を提示された。今回のツアーのことをお話しして、「今から募金活動と補助犬法の小冊子配布のキャンペーンをやるんですよ」というと、財布から3,000円出して「募金に入れてください」という、ありがたいカンパをいただきました。お仕事は損保の会社の事務をされている方で、乗馬クラブにも入っておられる人のようだ。「何時までいらっしゃいますか ? 」と尋ねられる。 12時から3時くらいまでの予定です、と答えた。乗馬クラブの皆様から募金を今から集めてきたいのですが片道1時間はかかるので・・・・、といわれました。「よろしかったら募金箱を差し上げますので、これから(財)福岡盲導犬協会の募金箱を乗馬クラブに置かせてもらえるようにお願いします。振り込み用紙は募金箱の中に2枚入っています」というお願いをして別れた。本当に真剣に募金活動に参加したいという思いが伝わってきました。三時様との素晴らしい出会いに感謝です。11時45分より徳山駅前の大和証券玄関前の空き地を利用して募金活動を始めた。こ

この場所は徳山の高畑正義様が事前に交渉してくださっていたので、本当に助かった。ご本人には、この日は野球の方でバタバタしていらして、会えなかった。12時、正午ぴったりに、昨日山口県庁でお会いした毛利さん親子が、今日はご主人と娘さんもご一緒されて、4人でこの活動に参加してくださった。この方たちは介助犬を育成しておられる方で、年間に150万円の生活費を削って、この介助犬の育成に頑張っておられるとのこと、この日は介助犬を必要と認めてくださる方達の署名集めと会員の募集を親子4人で頑張られた。また私たちの募金活動のPRもして下さり、12時~15時までの3時間、しっかり付き合ってくださった。私たちは午後4時まで募金集めに頑張った。理由は「たくさんの方が昨日のTVニュースを見ておられ山口県内の人が遠くから募金をしに、足を運んで下さっていたから」である。また私が昼食の立ち食いのうどんを食べに駅まで行っていた間に子供さんが頑丈なビニール袋に1円、5円、10円、50円、100円玉がたくさん !! 。ズシッと重い !! 。私たちのこの募金活動をテレビ・新聞で知っていてわざわざ持ってきてくださったのである。本当にありがたい。この中身は夜、ホテルで数えたら100円玉1枚、50円玉1枚、10円玉190枚、5円玉221枚、1円玉1,027枚、合計4,182円もあった。子供さんが長い間小遣いの中からためたお金を、こうして一度に渡してくださるには、とても勇気のいることだと思います。

大切な大切なお金です。本当にありがたく頂戴致しました。お陰様でこの日も多額の金額を浄財としていただきました。ご協力下さいました皆様、ありがとうございました。夕方5時に徳山駅を出発、5時50分に広島のホテルに到着。夕食は名物のお好み焼き1人前700円を食べて済ませました。今夜は10時に床につきました。夜中に起きて7月分のJBC日本福祉放送の録音を取るために、いったん寝て疲れを取ろうと決めました。おやすみなさい。

忘れていたので追加です。今日、大和証券前で地元の新聞「日刊新周南」の記者、田村志保乃さんが、昨年の私たちのチラシ(歌詞カード)を持って取材にきてくださった。「去年長崎から歩いてこられたときは私が取材しました」と、向こうから覚えていて駆けつけてくださったのだ。本当にありがたかった。私は「そのときの記念に本を書きました」とお渡しした。この方の事も本の中に書いてあるかもしれなかったからです。今日の出会いにまた感謝でした。この記者の方、周南市から出かけてくださったのでした。