昨日の場所までタクシーで移動して、そこから歩きました。

ちなみに、この時のタクシー代は、1000円ちょっとでした。

この日は、豊橋から弁天島までの22キロで、弁天島温泉のホテルを予約していました。

途中、特別な事もなく、もくもくと歩きます。暑い! 暑い! 太陽は照る照る。道は照り返す。通りすがりの木陰の癒しがなんとも有り難い。時おり頬を撫でてゆく風の何とありがたい事。この繰り返しで癒しを自然から頂きながら、今日のノルマが達成。うだる様な暑さから早く解放されたい気持ちです。3月31日までは、一日1キロ入りのロックアイスを頬張りながら歩いていたが、外気の気温が上がり、2袋のロックアイスがないと体温が上がって歩けない状態です。豊橋市で一台の自転車に荷物を沢山積み込んだ男の子が、顔を真っ赤にほてらしながら、社会の教科書の地図をしきりに見ていた。解りにくい地図だった。朝から餅や芋だんごを買い込んでいたので「食べてください」と差し出したら、戸惑った様子。「嫌いですか」と聞いたら「ありがとう」と返事が返って来た。私の地図を破って差し出したら、びっくりした様子だった。「頑張ってね」と言って先に歩き出しました。しばらくして後ろから走って来て「韓国で今流行っている人形です。」と言って下さった。韓国と日本の親善を深めた、いい日になった。

午後6時、新居の町に到着しました。新居町は江戸時代関所があり、有名な所で、現在も観光地に成っております。

そんな、新居の町を歩いていると、私の携帯に電話がありました。

電話の相手は、その日泊まるホテルのフロントの人からで、到着時間の確認でした。

おそらく、私達の到着が遅い為に、電話をかけてこられたのでしょう。

夕食の準備ができているとの事でした。

ところが、新居の町から弁天島温泉までは、約4キロあり、まだ一時間以上もかかる距離で、そのまま行くと7時過ぎになりそうでした。私達は、夕食は急ぐ必要もなかったのですが、ホテル側の方が、とても急がれている様子です。「迎えに来てくださいますか?」「今、フロントは忙しくて手が足りないので、迎えに行く事は出来ない。」のやり取りで、私達は電車を待つ時間もまどろしく、「歩く」事にして、新居の駅から再び歩き始めて 五.六分経ったところで、一台の車が私達の前に横づけされました。結局、ホテルの人が、気をきかせて、私達を迎えに来て下さいました。私達は、荷物を車のトランクに積んでもらい、ホテルまで送って戴きました。先程の電話を切った後、私達は、「しびれを切らして迎えに来てくださるかも?」と言う、僅かの期待を予想していた矢先の出来事でした。

互いに顔を見合わせ、「に・こ・り」。作戦勝ちでした。

弁天島のホテル[白砂亭]は、予想以上の大きなホテルで、温泉も良く、部屋も広く、料理もおいしくて、値段の割には、とても良いホテルでした。もう一度行って見たいホテルです。久しぶりに、のんびりしました。今、防府の塚原 明社長様より激励の電話が入る。

[宿泊地 静岡県 新居町弁天島 白砂亭]