ホテルを出発して尾道駅に行き、列車に乗って次ぎの駅の東尾道まで移動しました。

前日、東尾道まで足を伸ばしていましたので、今日は、東尾道からのスタートです。

実はこの日、二人のゲストと、一匹の盲導犬が、一緒に歩いてくれる事に成っており、東尾道駅で合流しました。

その人は、JRPS[日本網膜色素変性]の福山地区の支部長の佐藤さんと、茅本さんで、盲導犬は、茅本様の犬で、[ウエンズデー]と言う名前の盲導犬です。

勿論、佐藤様も、茅本様も、この時が初対面でした。

JRPS[日本網膜色素変性]の会は、私も所属している会ですが、網膜色素変性症の目の病気を持った人の会で、全国に支部があり、各地区で交流会が行われております。

また、ふた月に一度季刊誌を発行しておられ、私も長崎を出発する前に、今回の旅の目的と予定表を季刊誌にのせて戴きました。

その季刊誌をご覧になられた佐藤行伸様が、各地のJRPSの会員さんに連絡して戴き、各地で心からの応援をして戴きました。

私達は、東尾道駅で合流して、四人で歩き始めました。

勿論、盲導犬も一緒に、歩きました。

先頭は、妻、洋子、その後ろに、私、その後ろに茅本勝利様と、盲導犬のウエンズデー、そして、一番後ろが佐藤行伸様で、東尾道から福山市まで、その体形であるきました。

茅本様は、100キロマラソンにチャレンジするのが夢といわれる様に、足腰がじょうぶで、ゴールの福山市まで、へこたれずに歩かれました。

佐藤さんは、普段、あまり歩いた事がないのでしょう、かなり足が痛そうで、足を引きずって歩いていたそうです。坂道を下る時、とてもきつそうでした。

途中、福山市の藤井貢様[JRPSの福山地区会員]のお世話で、新聞社の方が二社、取材にきて戴き、路上で取材して戴きました。

また、私が新聞の取材をして戴いている時に、車に乗った通りがかりの女性[赤帽]の人が、盲導犬の支援金と言って、1万円も寄付して下さいました。

早速近くの郵便局に立ち寄り、その人のお名前で、盲導犬協会に、送らせて戴きました。

今回、各地でたくさんの人から盲導犬の支援金を戴きましたが、1万円も戴くのはこの時が始めてで最後でした。

こんな嬉しい思いで、四人で歩いていました。

しばらく歩いていると、先ほど道であった女性の人が、近づいてこられ、CDを買ってあげると言って、一万円くださいました。

初めは、一枚かと思いお釣りを出そうとしましたら、全部と言われて、カバンから、ありったけのCDを出しました。

カバンの中には、9枚しかCDがなく、9枚だけ渡して、あとは、レーザーディスクを送る事にしました。

この人とは、一時間ぐらい前に、道で出会って、私のパンフレットをおわたししていました。その後パンフレットを見て、何か感じてくださったのでしょう、追いかけてこられてCDを買いにきて下さいました。

そして、力強く応援するよと言って戴きその女性とお別れしました。この方は新聞店の奥様で「応援するよ」と力強い応援を下さいました。

昼食は、午後2時、コンビニで弁当を買って佐藤さんの知り合いの神村町の施設「神村会館」で、食べさせて戴きました。

また、その施設の方のリクエストがあり、デビュー曲の[春びより]・[雪どけ]を歌わせていただきました。

たくさんの、労いの言葉と拍手を戴きその施設をお別れしました。

東尾道から、福山市まで、約14キロ、四人の旅も終わり、目的地の福山駅前に、5時前に到着しました。

福山駅前には、JRPSの会員の藤井貢様、前川昭夫様、●高木康成様や、盲導犬支援のハーネスの会の坂本勇様、小野昭介様が、私達を待っていて下さいました。

また、新聞社の方やラジオのレポーターの方が待っていて下さり、取材をして戴きました。

特に、ラジオは生放送で、15分間出演させて戴きました。

その後、出迎えにきて戴いた皆様方のご招待で激励会をして戴きました。

また、皆様方から、心のこもったお餞別を戴き、改めて人様のやさしさと、ぬくもりを感じました。

楽しい夕食会も終わり、皆様と一緒にスナックに行き、デビュー曲の[春びより]・[雪どけ]を披露して「遠慮して唄うな、もっと声を出して唄え」と言われた。

[宿泊 福山市 サンピアホテル]