朝7時起床。主人は朝風呂に飛び込む。疲れ切った身体の筋肉の疲れをほぐし気分も爽快にして出発に備えている。私が足に貼っている円皮鍼も少しずつボロボロ取れ出した。歩き出して今日まで足の疲れを翌日まで持ち越さないで済むのも、この鍼のお

陰です。また100円均一で買った足踏みに感謝。9時、大村の安田オーシャンホテルのロビーに降りると、昨日お出会いした石田敏勝様が、見送りに来て下さっていた。疲れ切った私達の姿を見て、NONIという栄養剤を持参して下さった。本当に心

優しい親切な方でした。今日も歩く途中で大村自衛隊の野中様、九州凸版の社員さん、見知らぬ方から、お茶や缶コーヒーの差し入れやカンパが続く中、署名のお願いをしつつ歩く。千綿駅前の薬店の奥様が後ろから追いかけて「栄養剤のドリンク」の差し入れをして下さる。遠く後方の店頭でご主人様が手を振って激励して下さっています。私達も手で合図をし、一礼して先へと進む。馴れない旅で疲れ気味の私達には、本当に有り難い差し入れでした。学校帰りの小学1年の男の子3人と出会う。「東京まで一緒に行くね。」と聞いてみた。「遠かもん・・・」と返事が戻る。孫達の事を思い出す。楽しく会話をして別れた。「7」の看板が見える。マッサージのお得意様「森様」の店でした。女性の店長の森様は、私達の姿を見つけ、「中に どうぞ!」と案内して下さり、お茶とお菓子の接待を受け、記念撮影をしてお別れしました。道向こうの河内農園のおじさんが、大きな声で「何か もっていかんね?・・・」と大きな声で叫んで下さいます。

「おみかんを ひとつづつ下さい」と、お言葉に甘えます。歩き旅のリュツクの荷物には、果物は重いので持てません。果物の差し入れも大変嬉しいものです。早速食べながら歩きます。影平様と言う女性が赤いマフラーを首にまいて激励して下さいました。この方のご縁で、帰京後の8月1日、鹿島市高津原に開所されたデイ・ケアー(心)の開所お祝いに行きました。歩くという事は、本当に大変な事ですが、反面、歩きの旅だからこそ、この様な人様との、素晴らしい出会いも頂けるし、暖かいお心にも触れる事が出来たのです。昔の人達もこういった旅を楽しんでおられたのかなぁ・・・と、思いめぐら

し、途中で出会う事の楽しさも旅に出ての楽しみの一つになっています。本当に良かったなぁ・・・。と想いました。そういう楽しさを胸に、現実の、大きく膨らんだ足の豆が歩行に支障をきたす。足をひこずりひこずり歩く。この時まで、足の豆を潰すことに意識がいかない。重いリュックを背負いながら足を前にひこずるのにやっとのことである。歩きながら、自宅に電話を入れた。4時15分に事務長に家を出て、歩いている私達を車で拾ってくれるように頼む。今日の予定の距離と目的地までの時間を想定しての事である。

今日は泊まる宿が無いため、我が家を宿泊地にした。理由は、足のマッサージを頼みたい事と、出発が2ヶ月早まったので個人の確定申告の書類が間に合わず、その処理を急ぎ、完成させる為にも深夜に向かっての仕事が残っていた事である。その仕事も深夜3じまで続けたが、はかどらず、残したまま明日に備えて休んだ。

[宿泊 自宅]