日本作詞家協会の会合でお会いした大分の野村さんとご縁ができました。

野村さんは、九州を中心に活動しておられる作詞家の先生です。

作品も沢山あり、大関「千代大海」をモデルとした作品など出しておられました。

その野村さんが私の事を気にいってくれて大分地区の後援会長をして頂く事になりました。

野村さんは、今までお付き合いのあった関係機関に私の事を売り込んで私が講演出来る場所をさがしてくださいました。

一番初めに行った所が大分県の野津町と言う所で歌と講演のステージでした。

前日、野津町のホテルに入って私のステージを企画してくださった高橋さんと野村さんと四人で楽しい夕食をとりました。

翌日、野津町のホールで私達夫婦の歌とお話の講演をしました。

講演終了後、私の出版した書籍とCDを沢山買って頂きました。

そして、野津町を後に嬉野に帰ってきました。

嬉野から野津町まで約4時間ぐらいかかりましたが温かい皆様のお陰でとても近く感じました。

いつも想うのですが講演がうまくいったり、参加してくださった人の反応が良い時は、とても近く感じます。

また、これと逆の場合は、たとえ近い所でもとても遠くに感じる事があります。

この野津町には、二年後にもう一度講演に行きました。

それから、別の日の事ですが、一日に三回の講演をしました。

午前中に、大分市で一回、午後、同じく大分市で二回目、夜は、別府で三回目と一日に三回の講演をしました。

さすがに講演終了後は、グッタリしました。

やはり講演は、せいぜい一日に二回までと思いました。

大分で最も大きなステージは、大分文化会館での岸川美好の福祉講演会でした。

大分市の主催で一年に一度、障害者の人の為の福祉講演会がありました。

その講演会の講師に私が選ばれ大分の文化会館で歌とお話をしました。

約1時間20分の講演でしたが歌も数曲唄いました。

妻も私の横で踊ってくれました。

また、当日は、息子の伸資も私の歌のバンソウにテナーサックスで参加してくれて親子3人のステージになりました。

会場には、約1500名のお客様で熱気がむんむんでした。

私にとって生まれて初めての大きなステージでした。

勿論、この会場より大きくお客様の数のお多いステージも沢山ありました。

そして、そんなステージで唄った事も何度もありました。

でも、そのステージのメインゲストは、私ではなく、他の歌い手さんでした。

でも、この時のステージは、誰でもなく私、岸川美好のステージでした。

私は、いつもこの大分文化会館のステージの事を想いだしております。

このステージに立てるきっかけをつくってくださった大分の野村さんに心より感謝しております。