昔昔の話。
オランダの企業の東京支店に
勤務していました。
本社から研修で来日していた
日本人スタッフと仲良くなり、
ある年チューリップの季節に
同僚4人とアムステルダムに住む
彼女を訪問しました。
オランダ人のご主人と暮らす
ご自宅に宿泊させていただき、
ご夫婦には大変お世話になりました。
「ヨーロッパの庭」とも呼ばれる
世界的に有名なフラワーパーク
「キューケンホフ公園」に
連れて行って頂きました。
毎年700万球の花の球根が植えられ、
春になると世界中から
観光客が訪れます。
現在日本でも外国人観光客向けの
お花を見るツアーが大人気のようです。
4月は、桜と茨城県の国立海浜公園の
ネモフィラが大人気。
お花を見る旅行の場合
お花の開花、天気は神様次第です。
私達の旅行の時は、
インターネットで簡単に調べられる
時代ではありません。
出発の何日も前から、開花予想と天気予報を
現地から小まめに電話連絡してくれました。
皆の願いが神様に届き
ベストなタイミングに
オランダに行くことができました。
写真で見ていた通りの
息が止まるほどの素晴らしい景色に
きれい！可愛い！を連発。
なんとボキャ貧なのかと
思いましたが、それ以外の言葉は
思いつかない、きれいで可愛い
チューリップでした。
広大な土地に広がる
カレンダーのようなチューリップ畑の景色も
楽しみました。
そして
カットされたチューリップの花の山も
たくさん見ました。
球根を収穫するためですから仕方ありません。
アムステルダムは、自転車の町。
いたるところに自転車専用の道路が
整備されています。
朝早く、自転車のカゴに
チューリップの切花を積んでいる男性を
見かけました。
友人のご主人曰く、
オランダでは夫婦喧嘩の翌日に
夫から妻に花束を送る風習があるそうです。
なんて素敵！
移動中の車の中から、
自転車のカゴにチューリップを
積んでいる男性をみつけたら、
あっ、夫婦喧嘩したのかしら。
仲直りできると良いね。
あっ、あちらにも。
と勝手に話してました。
友人のご主人も、喧嘩したら
花束を送るのか聞いてみました。
僕は、送らないよ。
だって僕たちは、喧嘩しないから。
ご主人は妻の首に腕を回し
頬にキス。
そうでした、お二人はラブラブで
仲良し夫婦。
ご馳走様❤️
チューリップの季節になると
思い出します。
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