『生き心地の良い町』。

 

資料として読み始めたら

まるでプロジェクトXのようで

とても面白く、鼻息あらく読んでしまった、、

 

 

描かれているのはあたたかく、

洗練され、賢くて、粋。

そんな、ポリヴェーガル理論でいうところの

“腹側“の在り方を体現している人々と、

その町について。

人々のエピソードも楽しく、調査の過程も胸アツ、

かつ希望を感じ、生きやすい町や

社会へのヒントも沢山でとっても面白かったです。

週末の花澤寿さんのクラスを開催する際、

私も少しお時間をいただいて、

BCE(小児期順境体験)について

シェアをさせていただくのですが、

その関連で思い出したのが“自殺最希少地域“

について調べられたという、

こちらの岡檀(おかまゆみ)さんの本でした。

“この町には何があるから、

自殺が少ないのか?“

 

なぜ、自殺することになったのか。

何がナイから自殺しないのか。

…ではなく“なぜ自殺にならずに

人々は過ごしているのか?“という、

生きやすさ、つまり居心地よく過ごせるには

どんな条件、環境があるのか。

ということを調査され、

5つのポイントを挙げられているのですが、

その理由がなんともいいのです。

ヒトとして自然というか。

本の言葉そのままを載せると

1.いろんな人がいてもよい、

いろんな人がいた方がよい

2.人物本位主義をつらぬく

3.どうせ自分なんて、と考えない

4.「病」は市(イチ)に出せ

5.ゆるやかにつながる

私が受けた印象で言い換えるとこんな感じです。

1.多様性と寛容さ、

インクルーシブ、ダイバーシティ

2.遠い誰かではなく、自分が見て感じる

目の前の人、リアリティ、有機的

3.自分もできる、できることもある、

という柔らかな自己効力感

4.痛みや傷つき、失敗や困りごとを隠さない。

頼りやすい、助けやすい関係。

孤立しない。支援が届きやすい。

(でも普段はさっぱりしている)

5.いつでもヘルプを求められるし、

周りも程よく互いに関心をもっている。

けれど過干渉ではない、程よい距離感や

しなやかな境界線のある関係

調査対象となった海部町にあるのは、

迎合ではなく調和。支配ではなく協働。

それが成されているのは地形や歴史の影響もあるのですが、

何より脈々と受け継がれてきた、

住む人たちの心地よく暮らすための智慧。

それがまさに「腹側使ってると

きっとこうだよねー!」という感じなのです。

ポリヴェーガル理論、迎合クラスに参加された方や、

学校、組織など共同体について

どうしたら皆で生きやすく暮らしていけるか、

などにご興味のある方にはぜひお勧めの本です。

本に近い内容の岡さんの動画もありますので、

こちらもよろしければご覧になられてみてください。

 

【岡檀さん】「生き心地の良い町」ってどんなまち?(前編)

 

読むほどに楽しく、そして生活の中でも

とてと役立ちそうなのでこれは深掘りしたいと思い、

11月11日に勉強会をすることにしました。

ご案内は改めてさせていただきます🙏

個人でできることや、対個人だからできることも

ありますが、同時に誰かとや集団でできることにも

もっと目を向けていきたいと思っています。

(そういう意味でも、寿さんからつながりや

共同体というキーワードでお話を伺えれば、

という講座でした。いや、です。

今週末28日です!録画もありますです!)

 

 

 

 

講師の花澤寿さん

 

自分が自分を大切にできる。大切にしていい。

それが当たり前なんだよ😌そんな安心や信頼、

そして楽しさをわかちあえる社会っていいなと思います。

 

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最新のクラススケジュールはAROHAM HPをご覧ください。

 

募集中のクラス-  ※すべてオンラインのzoom開催です。

 

「生き心地の良い町」勉強会

11月11日(土)zoom 10~12時
zoom 3000円

・資料付き
・録画あり

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