変形性股関節症と整形外科で診断され


私の知人の知り合いが相談に乗って欲しいと

お話をいただきました。


レントゲンは撮ったけど、持っていないとのことでしたので、


どんな状態なのか?をお伺いしたところ、

大腿骨が変形していると。


場所と形を聞いてみたのですが、

良くわかんないと💦


動きの範囲をお伺いすると、足を上げにくい、

内側に持っていくと一定の場所からいかなくなるが反対側は問題はない


痛みについては、全く出てないとのこと。



整形外科には膝が腫れている感じがしたので

受診すると、股関節に問題があると。


膝も痛みはないとのこと。


詳しく調べないとわからない旨をお伝えし、

来院いただいたのですが、


股関節の可動範囲を確認すると、

おっしゃるとおりでした。


ただ大腿骨の位置が少し骨盤内に

入り込んでしまっているのと


靴を履くときに足が曲がらないので

大変と言うことでした。


膝は膝窩部に水が少し溜まっていまして、膝頭はやや外側


予測ではありますが、

こんな感じ?と絵を書いて説明すると


これですこれです。と


大腿骨下縁の変形のようでした。



整形外科の先生は膝を治すには股関節の手術を進められたようで、

私の友人に切らなくても何とかなるんじゃない?と


私に相談したほうがと紹介いただきましたが、


メリットとデメリットの話をさせていただきました。


まず手術をしなかった場合


メリットは現状維持が出来れば

痛みは筋力の低下が見られる年齢になったときに、痛みが出始める可能性はあるが、

現時点では痛みが出てないので

温存をすることで

痛みなく生活が出来る


デメリットは年齢を重ねて

筋力低下をしたときに

痛みを誘発する可能性

膝が持たなくなるのが先になる可能性




手術をした場合


メリット

股関節の動きが改善されて、

他の部位にかかる負担が減る事

曲げられない足が曲がるようになること。


デメリット

筋肉をどかしたり、

メスで手を入れることで、

股関節の動きは良くなるが、

筋力が追いつかないので、

リハビリをする必要性が有る。


骨端なのでアライメントが出せなかったり、

形状がきれいになればいいが、

一部欠けてしまったりしてた場合

手術をしたことで、そこに摩擦が生まれて

痛みを感じやすくなることも有る


削って強度が出なければ、

最悪人工関節になり、

人工関節は、可動域が少なくなるので

今の状態よりも、少しマシになる位になる可能性がある事


すでに関節包は潰れているか?すり減っている状態だと思うので、骨削って終わりにはならない可能性



他にもお話はさせていただきましたが、

私の見解をと言われましたので、



整体なし

手術なし


60歳まで現状維持


それまでに痛みが誘発するされたり、

右足の他の部位がだめになった場合は

手術を選択




これが私の見解ですとお伝えしました。



まず、整体なし


これですが、

現状痛みのない状態で絶妙なバランスを作り出している可能性


元々痛みを感じにくい体質の可能性



これを、整体をして、解剖学的には正しい位置にした場合、

正しい位置がかえって負担になる可能性があるという事を考えて整体なし


とさせていただきました。



手術なしは

手術すべてを否定するのではなく、

手術に耐えられる年齢で

筋力低下によって痛みが出てしまうだろうという年齢があると思いますので、


最終手段は手術


現在膝に水が溜まっている状態は

取り方を実践して、教えましたので、

自力で行えるとお伝えをしました。



実際、数分の施術で膝の水、分からない状態に出来ました。




レアケースではありますが、

こんな方もいらっしゃいますので、

お話をされる先生次第で、

選択肢が大きく変わるかとは思いますが、

色々な選択肢を与えてあげるのが良いと考えての判断です。