当院にもつい先日ギランバレー症候群の疑いがある方が来院されました。

ギラン・バレー症候群とは
筋肉を動かす為の神経障害のために
手足に力が入らなくなったり、痺れが出たりする疾患です

当院へお越しいただいた方も
神経の症状ではないか?と疑い来院を頂いたのですが、
神経圧迫のテストを行うも、これといった反応がない状態でした。

そこで詳しくお話を聞いたところ
1週間前に風邪を引いたとのこと。

お仕事は身体を動かす仕事で、
風邪を引く前は、スポーツドリンクを1日2リットル~3リットルを
この夏に取られていたとの事

ギランバレーは免疫システムの異常と考えられており、
自分の神経を攻撃する為と考えられていますが、
「過剰糖質や過剰資質」が問題になるのではないかと
私は考えております。


特徴的なのは両手両足に症状が見られるということ
神経の圧迫等であれば、片方に出るケースが多い事と
神経圧迫部位拡張することによって
軽減や増強がみられるのですが、どの角度にしても
しびれ感が消えないのです、
また症状が進んでいくと
表情が作れなくなったり、嚥下の際にむせてしまったり
呂律(ろれつ)が回らなくなったり、高血圧や低血圧、不整脈や自律神経系の症状も
出るケースもあります。

こういった症状の疑いがあった為、
神経内科及び整形外科への受診をお願いいたしました。


数時間後、再度お電話を頂きまして、
やはりギランバレーの可能性があるとの事で再検査をするとのお話を頂きました。

ギランバレーであった場合は
整体では改善は難しいです。

病気が始まってからなるべく早い段階で血漿交換療法や免疫グロブリン療法を行う事により
回復が早くなるのですが、
これらは医師の診断と治療が必要になります。
また、症状の改善後、後遺症が残る方も少なからずいらっしゃいますので
リハビリの先生ともしっかりとお付き合いいただく形となります。


症状は約1ヶ月~2ヶ月くらいで回復傾向が見られ
半年くらいでは症状がほぼなくなるのですが
後遺症により自力歩行が出来なくなってしまう方もいらっしゃいます。

変だな?と思って整体やマッサージなどを受けられる方もいらっしゃいますが、
判断するには非常に難しい為、
施術を受けた後に改善が見られない場合は、
整形外科への受診をお願いいたします。