あろさんは心配症です。
ここ数年、わたしも寄る年波には勝てず、しばしば体調を崩すことが多くなりました。
端的に言えば、年齢から考えても更年期なんだと思います。
更年期の症状は自分が頑張って努力したところで、軽くは出来るかもしれないけど、完全に無くすことができるものでもないので諦めています。
一応、漢方薬を処方してもらうとかサプリメントを飲むとかの対策は自分なりにしています。
それでも不調になるものはなるので、仕方ないわけです。
体質という個人差もあるから、一概に「こうすれば治る!」と言えるものでもないですしね。
怠いなーとか、頭痛がするなーとか、なんとなく不調を感じたら、とにかく横になって休むようにしています。
実際、それくらいしか出来ませんし。
で、ですね。
わたしとしては、もういい加減いい大人ですので、本気で生死に関わるほど酷い症状かどうかなのは、ある程度は自分でわかります。
というか、更年期障害で死んだ人の話は、わたしは聞いたことがありません。
なので、あろさんには「わたしがSOSを出したときには対応して欲しいけど、そうでなければほっといてもらいたい」とお願いしています。
役に立つわけでもなく、わたしの側でおろおろされているよりは、あろさんにまんがを描いていてもらいたいのが本音です。
きちんとしたごはんを食べる元気も無いときには、あろさんにアイスを食べさせてもらうとか、サンドイッチやおにぎりとかの軽食を買ってきてもらうとかはして欲しいです。
でも、SOS以外のときには「心配だから」と言って、仕事を中断してまで、わたしの様子伺いをして欲しいとは思いません。
というより、前述の通り、ほっといてほしいんです。
なぜなら、あろさんはわたしの体調について、要らぬところまで突っ込んで聞いてくるからです。
わたしが「頭が痛いから、休ませて」と言えば、「頭のどこが痛いの?前頭葉?後頭部?こめかみのあたり?どう痛いの?ズキズキするの?ガンガンするの?」と質問してきます。
「お腹が気持ち悪いから、休ませて」と言えば、「胃が痛いの?腸が痛いの?シクシク痛むの?くだってるの?便秘なの?」という感じです。
……体調が悪いと言ってるのに、そんなことを毎回こと細かに聞いてどうするんですか。
わたしにしてみれば、状況を説明するのもしんどいんです。
あろさんが医師免許を持ってるというなら、話は変わりますが、あろさんは医師免許保持者ではありません。
つうか、本気でヤバいと思ったら、自分でお医者に受診に行きます。
というように、あろさんの心配症にはほとほと困っておりました。
それが、ここ最近で、わたしのしんどさを表現化してくれている本があったのです。
上記、パパ頭さんの本です。
もう本当に天才!すごい!ありがとうございます!
この本にある「脳の休息」というエピソードが、まさにわたしの気持ちを明白に表現化してくれていたのです!
(他のエピソードも良いものが多数ありますけど、今回の話には関わってこないので、割愛とさせてください)
「頭やお腹が少し痛いくらいの不調を、説明するのもめんどうくさい」
それをどう伝えたら、あろさんは理解してくれるのだろうと、ほとほと困っていたときに巡りあうことが出来ました。
もちろん、あろさんに読んでもらいましたが、一度読んだだけではあろさんの記憶には残らなかったようで、理解してもらうには、まだ時間がかかりそうです……。
ただ、「この本。ここの"脳の休息"について、何度か説明してお願いしたよね?」とひと言で済むのはありがたいです。
パパ頭さん、ありがとうございます!
今後のさらなるご活躍を祈念しております。