「衣食足りて礼節を知る」という言葉がございます。
人間というのは、物質的な不自由が無くなって初めて礼儀に心を向けられるだけの余裕が出てくるということを意味する、ということです。
衣に関しては、あろさんのお洋服はかなりわたし好みに偏ってきました。
まあ、あろさんはあんまりお洋服選びにこだわりはなくて、せいぜいがハイネックで襟が詰まってるのは嫌だとか、チクチクする素材は嫌だとかくらいなので、変なプリントのTシャツを買ってきては着せて楽しんでいます。
そして、食については、結婚以来、あろさんを徹底的に餌付けしてきました(笑)。
餌付けというと悪い意味にも思えますけど、まあ簡単に言えば、食事管理、栄養管理を徹底してきたってことです。
独身時代のあろさんは、暴飲暴食の限りを尽くしていたようですが(その辺はわたしは一緒にいたわけじゃないから、聞いたことを信じるしかないんですけど)、それを改めさせたわけです。
以前にも記事で書きましたが、わたしはママの持病遺伝子を持っているので、持病遺伝子が爆発しないようにと、高校生の頃からママには健康管理、食事管理を厳しく言われてきました。
それなのにわたしがDEBUなのはなぜだ。(わたしが一番知りたい)
今も料理をするときは、よほど作り慣れたものでない限り、醤油や調味料の量を計るのに計量スプーンを使っていますし、基本的に塩は使いません。胡椒やハーブで味付けすることがほとんどです。
そんなわたしの作るごはんに慣れたあろさんは、外食すると「味が濃い」と言うことが多くなりました。
日本人の一日の平均塩分摂取量は9.8gらしいですが、わたしのごはんはたぶん6g台なんじゃないかなあ。7gまではいってないと思います。ママのごはんからの推測だけど。
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我が家でのお惣菜用のお皿はプレートを使っています。
コレールのこれ。模様は違うけど。
このプレートにお魚をつけるとか、煮物をつけるとかして、4種類のお惣菜で食べるのが基本。
カレーとか丼ものとかは一皿でドーンですが。
以前はお惣菜はそれぞれ小鉢に盛っていたんですが、いつからかお皿洗いの手間を減らすために、ワンプレートに落ち着きました。
あろさんは、まあまあ満足してくれているみたいです。
それもこれも、ママがわたしに食事管理の大切さを教えてくれていたからですね。ありがとうママ!
余談ですが、生まれたときのわたしには兄上がおりました。兄上が鬼籍に入ってすでに20年以上経つのに、いまだにネチネチ覚えてるわたしも性格悪いよなあと思わなくもないんですけど。
兄上は結婚したのが20代半ばと首都圏出身育ちとしては割と早めで、時代はバブルが弾けた直後あたり。
兄上が勤めていた会社は残念ながら大手とは言い難く、中小企業…と言うのもキツい零細企業でした。
まあ、それは時代の波や運もあったと思うので、兄上の努力不足だけを責めるつもりはありません。
しかし、兄上もまた、わたしと同じくママのごはんで育っているわけです。
わたしのごはんは基本的にママのごはんを踏襲したもの。
つまり、我ら兄妹は食卓にお惣菜が複数あるのが当然、何なら季節のフルーツもつく家庭で育ちました。
結婚した兄上は、おそらくママのごはんを標準だと思っていたんだろうと推測します。兄上本人に聞いたことないから知らんけど。
わたしがママのごはんを標準だと思って作ってるんだから、きっと兄上もそうだろうとしか。
兄上が別世帯になってしばらくして、実家に帰ってくることが多くなりました。
当時の兄上は実家から徒歩圏内の近所に住んでいまして、親に顔を見せにくるというのは親孝行のひとつでもありますから、わたしは別に何にも気にしてなかったんです。
元々兄上はわたしと違って、温厚で穏やかな性格で、そういった気遣いの出来る人でしたから。
ところがある日、突然気がついたんですよ。
兄上が実家に来ると、ママのごはんを食べて帰ることに。
気がついたら理由を聞きますよね。遠慮のないわたしですから。
兄上いわく「仕事から帰ってきて、晩ごはんが目刺し一匹というのは、さすがにつらい」と。
……そりゃつらかろうよ。
今までママのごはんをお腹いっぱい食べていた人が、目刺し一匹。
零細企業のお給料だから、まあ金額はお察しとはいえ、それにしてもそこまで困窮するもの??
削りやすいのは食費だと言われるけど、削ったら駄目なのも食費じゃん??
まともなごはんを食べないで、不健康になって病気になったら元も子もないじゃん??
わたしと違って、ただでさえ兄上は細身痩せ型なのに??
(わたしの記憶が正しければ、兄上は身長180cm体重65〜67kgでした。兄上、太もも周りを両手で掴めるというのを、散々わたしに自慢しやがりましたからね)
(↑これはあろさんの脚ですが、兄上はこのように、
ジーパンの上からでも太もも周りを両手でつかめることを思春期のわたしに見せつけてきやがったのです。
わたしは全然気にしてなかったけどね!強がりじゃなくて。
兄上はわたしよりずーっと体が弱く、喘息持ちだったり怪我して入院したりしてたんで、細身でも病弱だったら意味ないじゃんと思ってました)
このとき初めて兄上を不憫に思いましたね。
そして、いずれわたしが結婚することになったら、ごはんだけは家族から不満が出ないようにしようと心に決めた瞬間でもありました。
あろさんがわたしの作るごはんに満足してくれていることに感謝です(笑)。