長野のママの応援団長 キャリアカウンセラー&ドリマ先生のさいとうです。

 

ようやく、夜中寝かしつけトラップにハマらず

復帰してこれたので、ここに書き留められそうです。

 

先日、学校で専任相談員の方と担任と両親で

集団登校をしたがらないこと、その他について面談がありました。

 

つい最近もなかなか学校に足が向かず

無理矢理教室の前まで引っ張っていく日が何日もあり。

でも行ってしまえば、学校生活も問題なし、楽しそうに帰ってくる

ということで、なんとか行くように、学校に行きたくなるように

朝の時間で機嫌よく出発できるように・・・

ということを、去年からず~っと考えてきました。両親とも。

 

男性の相談員に事細かに説明すること30分ほど。

特に困った顔をするでもなく、すぐにああ、答えが分りました。

というような表情。。。

 

そして言われたのが

「それは、単なるワガママです(きっぱり)」

 

・・・・・・・なにぃっ!?!Σ(=°ω°=;ノ)ノ

 

そしてこう続きます。

「まだ小学校低学年の発達段階では、説明しても理解できません。

 頭では分っても心がついていきません。

 彼は特に言葉をよく理解し考えるので、選択肢をあげるほど、混乱します。

 

 学校では何ら問題なく、家よりも厳しいルールでの生活ができるんですから

 集団登校だってできるはずです。

 どこまで許してくれるのか親を試しているだけです。要は赤ちゃん返りです。

 

 なので、家庭での生活をまずきちんとさせてください。

 生活が規則正しくないと、勉学にもいずれ差がでてきます。

 他の家では当たり前にやれていることは、当たり前にやってください。

 朝食・身支度・登校・宿題・・・などは、時間を決めて家族みんなで実施し

 文句を言っても、決して譲ってはいけません。

 

 時間内にできなくても口をださない。諭さない、説明しない。

 他のみんなで黙々と進めてください。必ずいつか輪の中に入ってきます。

 ただ。できたことがあればうんと褒めてあげてください。

 

 生活のレールを敷いて、頭ではなく体で覚えて動くのが、実は本人も一番楽なんですよ」

 

と。

 

これまでの私たちのやってきたことといえば

朝食は「何食べたい?」と選択肢を出し

食べたくないと言えば「食べないとお昼に元気でないよ」と説明をし

行きたくないといえば「どうしたの?なんで?」と理由を聞いて受容し

・・・と、ワガママの背景を親が勝手に想像し、理由を探して解決しようとしていた。

 

 

それが、完全に、裏目ってたってことじゃん・・・・!!!

 

私たちのやってきたことって一体・・・。

学校に行かせようと、要求を聞いてできるだけ聞いて

波風たたないで機嫌よく出発できるように。

そんなこと一年以上やってきて、本当に疲弊していた。

でもそもそもその考えは、全くの阿呆だったということです。

 

それはおろか

毎朝必死で、毎晩必死で生活をしてきたと思っていたものが

「当たり前の生活ができていない」

と言われた時の衝撃たるや・・・

これまでの子育て、および、家庭をすべて否定されたような。。。

 

いや、先生はそんなつもりは全然ないんだけど

やっぱり、ご飯つくるの私だし。

毎日決まった時間に朝食を並べようとはしていなかったし。

時々寝坊することもあったし。

逆に登校が延々と伸ばせたのは仕事辞めて時間を作った私の怠惰だし。

でも毎日一生懸命だったの。

 

だから、ものすごいショッキングでした。

 

その場ではとにかく少しでも気が緩むと涙が出そうで。

でも泣いたら止まらなさそうだから必死に堪えた。

 

私たち2人とも幼児の頃の考えのままだったんだよね。

「ちょっと無理してできることであればやってあげよう。」

と思ってた。

 

学校に入ってからは、自分で決めたら自発的にやるから、決めてもらおうとか

出来ないことは叱らないけど、話して分ってもらうようにしていた。

 

これって本人にとっては、すっごく苦しかっただろうな。。。

 

 

実践してまだ間もないですが

朝食時にふてくされたり、できないことに全く付き合わなくなりました。

「おいでよ」も言わない「やれば?」も言わない。

「今はご飯の時間です」

だけ。

こっちも楽だし、こっちがペースを崩さないと

本当にいつの間にか輪に入ってきました。

 

登校できなくても、すぐに連れ出して

保育園児も皆引き連れて一緒に歩き出します。

無言で。30mほど手前を。

 

歩いてて分った。

話かければかけるほど、家モードを抜けさせなくしてたんだな。私。

子どもは歩いて学校へ向かううちに、モードを学校にシフトしていく。

それを邪魔しちゃいけないんだ。

 

歩いて前を歩いた2日目に

「ここでいい」

と学校の校門手前で自分から言ったんです。

先週まで教室の前まで連れて行ってもなおグズグズしていたのに。

振り向いた時に見たその顔はもう完全に学校の顔でした。

 

レールを敷いてあげる。

それは当然のしつけなんだなと。

 

いろいろ、ほんと。猛反省。

いや~。子育ては大変。分らんことだらけ。

結構、実践するのはしんどいけど、がんばらなきゃだね。