【以下は平成22年7月27日と28日の2回に分け、アマポンが献血について考えた記事を総集編としてくっつけたものです。読み返して改めて問題提起したいと思い、ひいては今のニッポンを考える題材として考えてもらえばと、若干の加筆訂正を行いました】



【7/27公開「献血を考えるその1『何ィ!?ご…5分の1だと!!』」より】



日曜日のアクティビティから、未だ筋肉痛の魔の手より逃れられない男、アマポツェネッガーです。


さて、昨日の話。

概ね屋内での生活を余儀なくされている私ですから、世情を知るためにネット内のニュースを漁りに行くわけですが。

『「尋常じゃない」若者の献血離れ 将来に不安、献血年齢一部引き下げ』

む!なんだこれは!


●献血現場の実態


ふむ…この記事 によると、昨今では献血協力者がハンパなく減少していると。
以下は引用。

「全体的に減っていますが、若者の献血率の低下は尋常じゃないです。20数年でこれだけ減っているのは、若者の個人意識が高まり、助け合いで成り立っている献血に対しての意識が変化していることが大きいと思います」

統計によると、献血が可能になる16歳~20代の献血者数が、およそ四半世紀前に比べ、半分から5分の1にまで減少しているそうな。


ここでまず思うのが
「ここまで劇的に減ってるなんて、皆は知ってるのかな?」
と言う疑問。


アフリカの子供達が…ってくだりでスーパーに設置してある募金箱に、小銭とは言えど身を切ることが出来る我々。
場合によっては、突然の自然災害への義援金募集にお金を振り込んだ方もおられるだろう。


そんな中で、献血が可能な人々が、
「痛いから」
「フラフラするから」
「なんでタダでよこさにゃならん」
…なんて理由だけでやらないと思うかい?


確かに上記の理由をもって拒否する方々がおられるのもまた事実ではあるが、それにも増して
「機会があればやってもいい」
と言う意見を持つ人々が存在することは疑いようがない。


つまり、現在の献血率が減少の一途を辿っている背景には
・血が足りていない状況がどれだけ危機的なのかが我々に伝わっていない
・上記を含め、時代の変化に対応した献血呼びかけ方法のマッチアップが為されていない
…このような問題があるんじゃないかと思う。


我々提供側の意識は低くなったと言うより変化しているんだと考えれば、提供してもらっている側が手法を変えるのは当たり前のことなんだから。


●背に腹は代えられない…とは言えど


ただ、今言ったマッチアップ…つまりそれぞれの状況に応じた対策をとっていくと言う部分で、ちょっと気になる文章があった。もちろんさっきの記事の中に。


よし、長くなったから続きは次回に。

それまで、皆の献血に対する考えをまとめておいてくれたらと思いますよ。



【7/28公開「献血を考えるその2『ニヒルなキャラクター禁止令!?』」より】



アツサニマケズ…珍しく精力的に仕事をこなしております、アマポンです。


前回 は献血について、昨今とりわけ若者の献血率が大幅に下がっていること、その理由として推測するに
「どれだけ血が足りていないのかが今ひとつ我々に伝わっていない」
「以前と比べて変化しつつある個人の意識に対応した策が取られていないっぽい」
…このあたりが大きいんじゃないかと言うことを述べた。

ただね、引用した記事 の中にはちょっと「?」な誘引策もあるんだ。


●背に腹は代えられない、が…


これがその内容のひとつだ。

「献血をするとマンガ読み放題、ジュース飲み放題というマンガ喫茶のようなサービスをタダで受けられる。その効果もあって、渋谷・ハチ公前の献血ルームには土日、20歳代を中心とする若者が150人弱も献血に訪れる」


うーむ。


確かに、一番重要なのは『不足した血液をより多く集めること』だから、目的は達成しているんだよね。


でも待て。

これは「献血」なのか?


以前はほら、ヤクルトがもらえるってのがあったよね。
でもアレとは違うのは、ヤクルト欲しさに足しげく献血に通うと言うことは想像しにくいってこと。
あくまで善意の上に乗っかる形でヤクルトは存在する。
中には乳酸菌に飢えてるヒトもいるかもしれないが(笑)。


しかしマンガ読み放題、ジュース飲み放題って環境はどうなんだろう?
実際の現場を覗いたことがないので程度は明らかでないけれど、状況によっては
「ジュースやマンガと言う対価があるから行く」
と言う動機が成り立ってしまう。


これが人の多く集まる渋谷と言う場所でなら、確かにこの程度の「引き」で多数の献血者も確保できようが、地方で同様の施策を行ったとして、
「この程度では多くの人間は集まりません。もう少しサービスを拡充してみては?…例えばインターネットを自由にしたり、ちょっとした軽食もつけてみましょうか?」
…こうならない保証はどこにあるのだろう?
また、飲料は良くて食料はダメなんて線引きはどこでやるんだろうか?


●献血?それとも売血?


それでね、数日前に私はツイッター上で何の考えもなしに「それならいっそ献血ではなく『売血』にすればいいんだ」と言う意見をつぶやいてしまったんだ。

売血とはもちろん、100ccでいくら、みたいなことだよね、モノで釣るんなら同じ事だし、効率良く不足した血を集めることができるんじゃないかと思ったから。


しかし、現在の医療技術がどれだけ進歩したかは置いとくとしても、この安易な発言を今は反省している。


いろいろ調べて行くうちに、昔はあった売血と言う制度が現在どうして(少なくとも日本では)行われていないのかが分かってきたからだ。


ざっくり説明すれば、売血を行うことで、質の悪い(例えば何らかの病原菌に感染している)血液が混じる可能性が高まる。
何故なら血液を金銭に代えることが可能であれば、例えば生活苦に喘ぐ人が自らの病気を隠してでも売血を行うことが予想されるからだ。


今の科学力ならばそれらを未然に食い止める技術は飛躍的に向上しているであろうが、何事にも完璧と言うことはない。


もちろん献血とて同じリスクはあるものの、モラルと言う面でそのリスクは大きく抑えられる。


そして実際に売血による血液から様々な病気に感染したケースがあることも大きい。
(そんな人々の苦悩を差し置いて「売血やよし」と軽はずみに口にすることは、あまりに愚かであった)


…以上のような理由から(ホントはもっと複雑なんだけど)、日本では売血は禁止され、今は厳格に管理された献血のみに頼っている状況とのこと。


まぁそんな背景もあって、今の私は売血に対してはハッキリ「是」とは言えない心境ではあるのです。


だとしたら。

なおさら今の「献血ルームのマンガ喫茶化」は「擬似的な売血行為のきっかけ」なんじゃないかと思うんだよね。


●じゃあどうするんだ、この危機を


しかし現在の血液不足は本当に深刻らしい。

間違っても医療の現場で
「先生!患者の血液型に合致する血が足りません!」
「むぅ…このままでは為す術が…」
…こんなドラマみたいなシーンがあってはならない。


でもね、
「初音ミクのステッカーあげるから寄っといで~」
…いつまでもこれを続けていてはいけないよ、日本て国が。



献血を本当に『献』血たらしめるために。



同じアニメの世界であれば、献身的に世に尽くす姿を主人公や登場人物に演じさせることが必要なんだろう、多様性を帯びる前のアニメの世界が多分にそうであったように。

私も専ら創りだす側の人間なのでそこは肝に銘じておこうと思う。


ただね、いたずらに昔は良かったとか、昔に逆戻りしろとは言わないんだ。

漫画やアニメと言った表現の場が時を経て多様化して行くのは当然のことだし、受け手も作り手もこれだけ増えたこの世の中で、いろんなキャラクターが飛び回るこの世界は素晴らしいと、素直に思う。


けれども、最近はニヒルなキャラクターが多すぎると思わないか?


世の中を斜に構えて見、それでいてカッコいいニヒルなキャラクター。
しかしそんな奴らが登場するのは中学生くらいになってからでもいいじゃないか。


それまでは、アンパンマンじゃないけど、ひたすらに周りに尽くす、大人が見ればある種悲哀すら漂う愛と正義のヒーローではダメなのかねぇ。



閑話休題。


この血液不足を乗り切るのに今は「その場しのぎ」の手段を用いてると言うことで目をつむろう。

しかし、昨今の「思想の多様性」を知ってしまっている若者達に正面から向き合い、本来誰しもが持っている「献身の心」を呼び起こす方法を考えること、これはこの国の急務だ。


何か名案はないものか…


皆さんの意見はどうだろう。
抜くに抜けない忘年会の日程、お誘いの日時をもって曜日を知る年中無休の男、アマポンです。


しっかし、年末進行はキツい。

だからって関係各位よりの忘年会招待を断るわけにもいかず。


いやぁ、決して焼肉やてっちり鍋に目がくらんだワケではございませんよ、けっして。


ウィキリークスの話を締めようと思ったんだけれど、年末進行と言う話も出たんで今回は現状報告の場と致しましょうか。


●アシ無しの苦悩


創作活動と申しましてもやはりピンからキリまであるわけでして。


何度も遅延の言い訳とお詫びを繰り返している経済漫画「マカミエコノミクス(ここからリンク) 」にしても、最新話の制作はほぼ終了しております。

しかし他の商業作品と違って寄稿するスタンスであることから、より納得の行く作品として仕上げる部分が他作品の後回しになってしまうのですねぇ。

誰かマカミ制作のアシをやってくだされ、勿論ロハで。いやさ、ちゃんこ鍋くらいは振舞うかもしれませんぜ(笑)。


チームHP’sの今期活動テーマであった「経済」については上記の通り。


もう一方の「環境」については、我々の拠点のひとつである滋賀県を中心に徐々に人脈が広がりつつあります。

とりわけ滋賀と言えば目に見える生態系の縮図とも言える琵琶湖のご当地。

その中で環境改善に携わる方々とのつながりが持てたのが今秋の話。

逆に今、具体的なプロジェクトを立ち上げてしまうと体が4つか5つほど必要になってくるので、今は彼らとの付き合いの中で少しずつ、環境に関する知識の積み上げと自分の立ち位置の確立を考えて行くステージに留めておこうかと。


最後にチームとしての同人活動をやるかやるまいかと言う話が俎上にのっております。


あれもやりたいこれもやりたいとアイデアには事欠かないのだけれど、なにしろ皆が皆、忙しく、実現の可能性はもう少し先かな。


リクエストなんかがあれば受け付けますぞ。
やぁやぁこんにちは。
吹きすさぶ北風に心身揃って持って行かれそうな体脂肪11%の男、アマポンです。

前回 はウィキリークスとは一体何なのか、そして彼らの側からの理念や存在理由をサラっと紹介した。


そして最後に「早まるな」と。

つまりウィキリークス側の主張だけを鵜呑みにして結論を出すのはよそうと言った。


だから今回は彼らが持つ理念の問題点、危険性と言う、前回記事の裏側的な部分にスポットを当てて行こうと思う。


●正義と悪は時に同一のもの

さてさて、

「世界の平和のために」

と言う高い志の下に集い、活動するウィキリークス。


じゃあ彼らがこの調子で活動を続ければ、私達の世界は一体どこにたどり着くのだろう。


確かに政府や(目をつけられている)組織などは、自らの発言や行動に対してより慎重になり、ひいてはそれが、例えば過激で悲惨な軍隊の横暴や各国の秘密裏の違憲行為の抑制につながって行くかもしれない。

分かりやすく言ったらこうだ

悪ガキA「おい太郎!最近ちょっと生意気じゃねぇか?」
悪ガキB「そうだそうだ!」

太郎「そ、そんなコトないよ。ボクはただいじめるのはやめてと、」

悪ガキA「それが生意気だってんだよ!」

太郎「ぐわっ、痛いよ、やめてよ!」

姉ちゃん「あんた達、やめなさい!」

太郎「ね、姉ちゃん」

悪ガキA「けっ、太郎のブス姉貴か。邪魔すんじゃねえよ!」
悪ガキB「そうだそうだ!」

姉ちゃん「あんた達、そんなこと言っていいの?今の一部始終、ケータイで撮らせてもらったんだから!」
太郎「そんなコトしてるくらいなら助けてよ」

姉ちゃん「アンタは黙ってなさい。いぃ?悪ガキども、これ以上太郎をいじめたら、これを先生のところに持ってくわよ!」

悪ガキA「ぐっ、セコイ真似しやがって。覚えてろ!」
悪ガキB「そうだそうだ!」
悪ガキA「うるせぇ!」
悪ガキB「はぶぅ!」



姉ちゃんの活躍によって悪ガキを退けた太郎。

やれやれ、一件落着。



だと思う?



せっかくなので太郎の後日談を描いてみよう。


太郎「ただいまー」

姉ちゃん「お帰り太郎。あれ?どうしたの、顔が腫れ上がってるじゃない!」

太郎「うん、帰り道に突然ボールが飛んできてさ。周りで野球やってるワケでもないのに」

姉ちゃん「アンタ昨日も同じようなこと言って、足を引きずってたじゃないの」

太郎「そうなんだ。ここんとこしょっちゅうなんだけど」

姉ちゃん「・・・・・あの悪ガキどもね。つかまえてキュウと言わせてやるわ!」

太郎「待って姉ちゃん!証拠がないよ!それに姉ちゃんがボクをかばったらヤツら余計に狙ってくるんだよ。もうやめてよ!」

姉ちゃん「そんなこと言って!アンタがもっとしっかりしないからこうなるのよ!」
太郎「はぶぅ!」



お分かりいただけたろうか?


ま、例によって極端ではあるけれど、姉貴肌もまぶしい姉ちゃんは勿論ウィキリークスを、悪ガキどもが政府や組織をなぞったものであることは言うまでもない。


このシナリオが示す問題点はつまり、事件の秘匿性、陰湿さが増すかもしれないと言うところだ。

政府は政府でより堅固な情報秘匿技術を編み出してくるだろうし、いわゆる過激を標榜する組織であれば、より執拗で陰湿な罰則や報復を、内部通告者に課してくるに違いない。

ウィキリークスの理想は、そのような犠牲を払ってもなお、高く掲げる理想のもとに突き進んでいこうと言う過激で危険なもろさを持ち合わせている。


●ジュリアン・アサンジの逮捕をめぐって


さすがに一度は耳にしたのではないだろうか、ウィキリークスの創設者であるジュリアン・アサンジが、強姦容疑で先日逮捕されたと言うニュース。

さらにこのブログを書いてる時点で続報が届いている。

アサンジはイギリスで拘束状態であったが、支持者からの約3000万と言う保釈金の提供によって保釈されたのだ。


まぁま、彼の容疑に関しては多分に、各国の情報漏洩に対する焦りと裏工作的なものが働いている可能性はあるだろう。


しかし先般の逮捕に合わせ、ウィキリークス側は万一アサンジの身に何かがあれば、小出しにしている重要機密情報を一気に開示すると発表した。


一種の脅迫ですな。


ただ、それ自体が悪いこととは言わない。




でもね




じゃあアサンジを丁重に扱えば、情報開示は行わないのだろうか?


また、各国の都合の悪い情報が彼らの手に握られたとしたら、場合によっては核兵器にも匹敵する切り札を民間の団体が手にしたことになる。


組織と言うものはどんなものであれ、発展し、巨大化するほどに、内部で分化し、複雑化し、一枚岩ではなくなって行く。


彼らウィキリークスと言う組織もまた「組織」なのである。


彼らが良識に基づいた行動をどこまで取るか、そして取れるのかと言う保証はどこにもない。


また彼らのやり方に目をつけた別の組織が、同様の手口で国家や組織を金儲けの種としてゆすり、たかるようにはならないと誰が言えるのだろうか?


●だからさ、アマポンはどうなのさ?


ウィキリークスが善か悪かってことでしょ?
そ、それは


おっと、トマトばっか投げてよこしやがって。
同じ手が二度も三度も通じると



はぶぅ!



くっ、わかりました。

また長くなっちゃったので私の結論は最終回に。



あーぁ、俺様のいっちょうらがトマト色に。