10月からは惣菜店「魚天」として業態変更する「会員制厨房 伊とう」で、営業最終日の今日と明日は懐石仕立てのコースが出されることに。さすがに料金も「諭吉でお釣りが出ないのは開業以来初めて」の店史上最高額1万円。よほど店を愛している常連客か?よほどの物好きか?しか来店すまいと見られていただけに、席数もゆったり6席で19:00-22:30の3時間半という、これも店史上初の長丁場となりました。
まずは「おおはらさん、撮るよね」と松茸披露。カナダ産ですが、料理人の腕次第では産地なんて関係ないと実感させる料理展開でした。
コースは11皿構成。先付(楽花生豆富・刀根柿に黒胡麻たれ)は落花生で濃厚に作られた豆腐の味が珍しく、椀物は今季の定番、鱧松茸の土瓶蒸し。熱すぎるので、出汁を注いだおちょこも持てないくらい
でも、これほど松茸の香りが強い土瓶蒸しは生まれて初めてレベルでした。
凌ぎ(鰻と牛蒡の道明寺蒸し)、向付(村上産秋鰆・紅葉鯛・鯖)と続いて、焼物八寸が、真鯛幽庵焼、秋鰆塩焼、栗二色盛と煮鮑、道産香箱、合鴨ネギ、いくら醤油漬、トマトコンポート蓮根チップ、紅葉人参と銀杏・大根としっかり8品。特に栗二色盛と煮鮑は出色の出来栄えで、facebookでも上げて好評でした。
炊合せ(錦糸瓜、南瓜、冬瓜、蕪)に続いて油物(甘鯛松笠焼・帆立真丈に菊花餡)の松笠焼きも良かったけど、帆立の真丈が帆立の味が強くて好評。なかなか美味しかったです。「酢物」といいながら酢は強くなく、ズワイガニ砧巻とクロカワ [茸]のどちらも初めての味なので物珍しく、なかなか良くできていました。
締めは豪華に?松茸と秋刀魚の炊き込みご飯。今季は松茸も秋刀魚も高級食材化。この二つを見事にブレンドして独特の美味しさに仕上げていました。もちろんお代わりしましたよ、σ(^^)だけwww 他の常連客の皆さんはこの店でこれほどの量を食べたことが無いのでギブアップ状態。σ(^^)しかお代わりできる腹の余裕がありませんでした。
店主が一番苦労したという甘味の栗のムース。栗味が強く出ながらも甘過ぎず、またいつものデザートよりもはるかに盛ってくれていたので、満足して食事を終わることができました。これほどの栗のムースは恐らく他店での再食は無理でしょう。
店内では会員制和食「東京五十嵐」の会員大幅減に伴う現会員の生き残りをかけての店媚び競争が我々の笑い種となりました。σ(^^)が一人数万という料金を話すと、「同じ会員制でも、これほどとは・・・」とそんな高額を払ってメシを食うなら、むしろ恵まれない社会的弱者のために寄付した方が賢いお金の使い方、などと盛り上がりました。
店内には食事中でも飲食物を口に入れる時以外は増す苦もといマスクを頑なにつけている「コロナ脳」を通り越して狂人の常連客も。職場とかで強制されて増す苦を付けているのは仕方ないけど、プライベートで飲食店内でも付けているって、とても頭が正常とは思えない。σ(^^)には親しげに話しかけてきたので食事中は相手していたけど、食べ終わった後は「基地外が感染しないように」すぐ店を後にしました。


