料理もコスパも立地も安定した満足感 | 『今夜もおお腹いっぱい』

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食べ歩き以外に堅い話も書くと思います。
来られた方はペタよろしく。

 高台寺の近くで60年以上営業していた開業80年の料亭「土井」が、祇園に移転してきました。新たに「聴流亭」と名付けられた茶室を構え、茶事に即した料理にも力を入れるらしい。7・8月は限定メニューも紹介されているけれど、とりあえずは従来通り懐石の注文で訪ねてみました。

 閉店・移転・改装と1年以上ご無沙汰していた筆者を電話ですぐ判別するのもびっくり。携帯電話番号を登録してあるのかなぁ。そういう感じではなかったけど。

  先付では辛子豆腐が珍しかった。アワビは筆者が好きだと知られているので、必ず料理のどこかに入れてくれます。今回は先付でした。椀物は甘鯛。鱧じゃないの?と思ったら、この後に水晶鱧のお造り、鱧の皮のおこわ、鱧の天ぷら、鱧の柳川と鱧を連打してきました。一種の遊び心かな? 特に「水晶鱧」は初めて、店員が詳しく説明してくれます。炊き合わせの鰊茄子も鱧の天ぷらも大振りで筆者好み。途中割愛するも締めて10皿、創意豊かな料理と適度な遊び心で満腹満足でした。

 

 旧店時代は、一人で来店すると1時間で食事が終わり【時間コスパが高い】と書きましたが、今回は1時間半。前より時間がかかったけど、まだ許容範囲。むしろ皿間に写真データの整理ができるので、これはこれで過ごしやすかった。店員の博学さは相変わらず、質問すれば何でもキチンと答えてくれるので知的満足感も高い。

 最近は京都滞在の回数と期間を減らさざるを得ないうえに「お誘いが増えた」(^^ゞので“一店一会”が限界ですが、夏の限定メニューにも惹かれます。うまく機会を作って食べに行きたい。立地の便が格段に良くなったので「摂理の導きがあれば」食べられるかもしれません。

 

<p><a href="https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26029010/?tb_id=tabelog_cf82e4ce0a835829aed93e4394803243543452a9">祇園 土井</a> (<a href="https://tabelog.com/rstLst/RC010103/">割烹・小料理</a> / <a href="https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/R4469/rstLst/">三条京阪駅</a>、<a href="https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/R4465/rstLst/">三条駅</a>、<a href="https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/R4595/rstLst/">祇園四条駅</a>)
  <br />昼総合点<span style="color: #FF8C00;">★★★★</span><span style="color: #A9A9A9;">☆</span> 4.4
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