デザインとリアリゼーション
デザインといっても、さまざまな分野があるので、一口にはできませんが、今日はデザインから先のお話をしようと思います。
イラストレーションやweb広告などは、デザイン=完成品ですが、ほとんどのデザインのあとには、リアリゼーションが必要です。
リアリゼーションとは、デザインを現実の作品や商品に作り上げていく作業です。
洋服の場合であれば、デザイン画をもとにパターン(型紙)を引いてフォルムを確定し、それに合う素材を選び抜きます。そして縫製の手順を決めます。
見える部分のステッチや、裾の始末の仕方などはとても重要で、パターンと素材感が完璧でも、縫製の段階で台無しになってしまうことだってあるのです。
リアリゼーションは、デザイン以降のものづくりです。
デザインは、無限大の可能性を持った、ものづくりの入り口。
完成までは、出口のないトンネルに入り込んでしまうこともあります。
プロジェクトが大きいほど、リアリゼィトに多くの人が関わってきます。
最後まで、コンセプトを崩さずに完成させるためには、それぞれの経験やセンス、そして努力と熱意が必要です。
お互いのコミュニュケーションも必要ですが、ものづくりの世界では、言葉で感覚を伝え合うのが難しいケースが多いのです。
それぞれの表現力で試行を重ねたリアリゼィトを次にバトンタッチし、高めあい、納得し、尊敬し合える関係にもなりうるのです。
多くのリアリゼーターを経て完成した作品は、最初のデザイン画からの予想や想像をはるかに超える事があります。
自分をすり減らすほどの努力をしても、出口のないトンネルで孤独に悩んでも、やってよかったと思える理由のひとつでしょうね![]()