パラリンピック、すごいですね(この語彙力のなさよ)。

人間の無限の可能性を感じさせてくれます。パラスポーツのいいところは選手生命の長さ。日本選手団のなかには60代の方もいるんじゃないかしらん。あるいは、30代から始めてパラリンピック出場とか。

 

開会式も良かったですね〜。場所の選定が秀逸。シャンゼリゼ通りに続いているコンコルド広場。背後に凱旋門、遠目にエッフェル塔。

ナポレオンさんも、まさかのエジプトから持ち帰ったオベリスクを囲んで、数百年後にパラリンピックの開会式が行われるとは夢にも思わなかったでしょうなぁ。草葉の陰から、ならぬ、廃兵院の陰から驚いていることでしょう。天気も快晴で言うことなし。

オリンピック開会式の大雨。あれは返す返すも残念でした。

もっとテレビで放送してくれたら良いのになぁ。

 

と、まぁ、人間には無限の可能性があるとパラリンピックを見ながら思うのに、その能力を活かさずに毎日ゴロゴロしている私。

暇に任せてインスタを見ていたら、みなさんキラッキラの毎日を送られているようで、その差に打ちのめされます。

 

そんなある日、ふと思い出した。

 

かなーり前。まだ子供達が小さかった頃。

息子が毎週のようにお誕生会に呼ばれた時があったんですよ。

それを日本人ママさんたちと立ち話をしている時に、どうも話したらしいんですよね、私。

本当にどうでもいい話をしている時で、何も考えずに発言をして、すっかりそんなことを話したのも忘れました。それくらい大したことはない話、だったのです。

 

 

それからかなり経ったある日のこと。

立ち話をしていたママさんの一人からこんなことを言われたんです。

 

”あの時、たゆさんのお子さんが毎週のように誕生会に呼ばれたという話を聞いてものすごく落ち込んだ。なぜなら、うちの子は誕生会に呼ばれないから”

 

もうわたくし、本当に驚きましてねぇ。そして学んだわけです。

立場によっては、よくある毎週の出来事なのに、受け取り方によって人を落ち込ませる言葉となるのねぇ、と。

だからと言ってそんなことを気にしたら何も話せなくなるわけですが。

彼女にとっては我が家はフランス生活に馴染みまくってキラッキラに光っているように思えたのでしょう。

 

人によっては、毎日ゴロゴロしている、という私にイラついている人もいるかもしれないけれど。

私にしたら、私以外はみなさん大富豪で、私以外は充実した日々を送ってるように見えますわ。