さてさて市場の後は中華街に来て

 

 

今度は中国人博物館。中国人の移民の歴史を見てみることに。

といっても、こちらも忘れて来ていますが。

だからさー、松田聖子さんはもう60歳を超えてるでしょう?それで大学を4年で卒業しているんだからすごいよね。

 

さて、中国人がオーストラリアに移民して200年目らしい。

5世代目が成人しているそうで、もういろんな血が混ざっていると「僕は中国系オーストラリア人です」とか言われても、私のような人間にはわからないですね。

 

で、最初はなんで移民したんだっけ、忘れた。その後爆発的に中国人が増えたのはゴールドラッシュ。中華系もそこから留学からの移民、今はビジネス移民が多いのだって。

そうだ、日本が侵攻してきたからオーストラリアに難民として逃げて来た、という方もいたそうです。

 

今やオーストラリア人の5%は中国系らしい。すごいね。

 

右の衣装は総刺繍の結婚衣装。すごく重いらしい。

 

このドラゴン、とっても長いのよ。

 

最初は労働者として移住した中国人だけれど、その後オーストラリア人女性と結婚したり、オーストラリアで裁判官など重要な仕事に就く人も出て来た。

人口の5%が中華系となると、オーストラリアの経済や政治に大きく関わっているんだろうね。

 

で、これは個人の、また無知な人間の考えです。

 

今ってワーホリで日本の若者がオーストラリアに来ていますよね。

それ自体はすごく良いことだと思います。どんな手段であれ、若い時に外国に住んでみる、海外はこんななんだと知ることはすごく大事なことだと思います。

 

けれど、政府は安直に海外にお金をばら撒くだけではなく、ばら撒いているお金の半分を若い人を留学(交換留学ではなく)させるために使い、国際機関の主要な地位に日本人がつくように働きかけたりして、日本と日本人の存在を世界に知らしめることをすることも大事なんじゃないかしらん。

 

先日の「日本は経済が低迷している上に円安で、日本の若者はオーストラリアに出稼ぎに来ている」という記事を読むと、もう日本は貧乏で先進国じゃないし、e-passport適用国から外すよ、なんてなったらさー、せっかく日本のパスポートは世界一で、それは今までの日本という国と日本人が信用されてきたからで、このままでは長い年月をかけて築いて来た信用が崩れてしまうんじゃないかと心配してしまうわけです。

 

日本に来ている外国人観光客の多くは「日本は安い」「コスパが良い」から来ているわけでしょ。

それよりも、高くても日本に来たい、と外国人から思わせるブランディングをして社会を変えていくことも必要なんじゃないかしらん。

メルボルンの物価は高いけれど、それでもインド人や中国人がたくさん来ていたのよね。

例えば日本でもニセコは成功してますよね。雪質を求めて外国人が押し寄せて、3000円のラーメンでも払っている。

ぼったくりだとか言われているけれど、一皿3000円の食事はオーストラリア人にとっては普通の金額だと思う。今って海外だとこんなになっているんですよね。

 

こうやって移民博物館に行ったりすると、移民が国を良い意味で刺激を与えて発展させているんですよね。例えばアメリカだって大企業のCEOにインド系が多いし。

日本人だけで日本を発展させるのは今の現状から鑑みると難しいのは明白で、優秀な外国人に来てもらえる国づくりは(特に給与水準)急いでした方が良いんじゃないかしらん。もう「安い労働者」として外国人を受け入れるのはどうなんだろうね。すでに安い労働者は日本人なんじゃないかな。

しかし、果たして給料が安い上に今の円安、非常に効率の悪い働き方、謎の人事評価やら勝手に決められる異動、外国人に対して差別的な態度を取る日本人と日本社会、が知れ渡っている今の日本に来てくれる外国人がどれだけいるんだろうか。

日本人でさえ日本に絶望してオーストラリアに行ったりしているわけで。

 

インドネシアのように経済発展は著しいけれど、まだ遅れた国に住んでみたり、フランスやオーストラリアのような先進国に行ってみると、どの国も激しく動いていて、国同士の競争もきっとすごいことになっているんだろうなと感じます。日本は教育にお金をかけていない国だけれど、教育って本当に大事だな、と感じるわけです。

 

お金を海外にばら撒くってすぐに「日本よありがとう」と言われるから手っ取り早く良い印象を持ってもらえて良いけどさ、長い目で考えて優秀な日本人を育てる、人口が減っているのだから皆が稼げる人材に育てることは大事だと思うんですよね。

まぁ留学させなくても良いけれど、もっと教育にお金を国は使うべきじゃないかしらん。教育を自助になんかしたらダメですよ。人が国を作るんですから。

 

 

などなど考えながらメルボルンの中華街をぶらぶら

 

 

 

どの建物もいい具合でミックスして街に溶け込んでいました。

メルボルンの中華街はしょぼい、とどこかに書いてあったけれど、結構大きかったよ。