東京大学名誉教授の石浦章一教授(分子生物学)によると、近年、ゲノムの解析技術が目覚ましく進歩し、一つの結論が出たと言う。頭が良くなる遺伝子はなく、知能は遺伝子で決まるものではないことが分かったと言う。つまり、母親(親)の知能が息子(子ども)に遺伝することはない、と言うのだ。

 

ですって。

 

 

しかし、石浦教授は、一般に賢い母親の子どもは賢いとは言えるとしている。東大生には共通の傾向が見られるという。親は常に家で勉強している、本がたくさんある、幼い頃から動物園や科学館などによく連れて行ってもらった、食卓を囲んで親といつも時事問題などについて議論している。東大生の親は意識が高く、子どもが小さい頃から知的好奇心を刺激する良い環境を与えていると言う。「賢い母親は、子どもの能力を伸ばすようにうまく導くことが出来るので、子どもが賢くなるのです。」と知的生活習慣が決め手だと言う

 

とのこと。

 

この記事の中にある、

食卓を囲んで親といつも時事問題などについて議論している

でいつも思い出すことがあるのです。この話はここで何度も書いているのですが。

 

お友達のお子さんがかなり良い学校に通っていました。

お子さんはある日、同級生のお宅にお邪魔しました。

すると、そのお宅の食卓での会話が時事問題だったというのです。

お友達のお子さんは、普段からこういう会話をしているから、今の学校を目指すことは当たり前のことなんだな、というようなことを私のお友達(つまり母親)に言ったというのです。

 

でもこの記事、ちょっと気になることも書いてあるんですよね。

最近は共働きの家庭が多く、お母さんは非常に忙しいが、30分でもいいから子どもと向き合い、心や手をかけてあげると知能は伸びると助言していた。

なぜ母親。父親でも良いじゃないか、と思ってしまうんですけど。

 

親ガチャってこういうことかもね。

先日、親が子供になんだか変な液体を飲ませて殺した事件。

夫婦は浅草で旅館を経営してた、つまり裕福だったんじゃなかったっけ。

お金があっても知性と教養がないとってことかな。

 

では運動、芸術はどうなんでしょうね。

スポーツ選手の子供はやっぱり運動神経良さそうだし。

音楽家のお子さんは音楽を嗜んでいるだろうし。

それともこちらも家庭環境なんだろうか。