似锦(似錦)SiJin 全40話 | 一言難盡

一言難盡

Ture courage is about knowing not when to take a life,but when to spare one.

『似锦(似錦)SiJin』

2025年 3月〜 中国 全40話

 

出演

郁锦(郁錦)・余七→张晚意(張晚意)

姜似→景甜

 

一度命を落としたあとに、過去に戻るやり直し系の流行り物だけど、ドラマ毎に色が違って面白い。張晚意や張弛が相変わらずイイ。

 

ネタバレ 第1話~第4話。

開幕は、姜似が南鳥兵を率いて大周に攻め入り、皇帝と思われる人物と、長公主によって被った悲劇への仇討ちのように見えたが、余七の弓に射られて命を落とす。この時の余七の表情は、弓で射った相手が姜似だとは思っていなかったのか。

 

目が覚めると、謎に10年前に戻っていた姜似は、今しがた自分を弓で射った余七が目の前に現れて動揺する。後に、余七とはかつて心を寄せ合っていた仲だったことが回想で分かるが、10年前の今はおそらく初対面である。

戻った10年前は、ちょうど安国公府の李崇易へ嫁ぐ頃だったが、この男には愛人がおり、それを問い詰めた姜似は李崇易と争っているうちに川へ突き落された経緯がある。これを助けたのが余七だったため、目を覚ました場所に彼がいたのである。

 

東平伯府の四娘である姜似の過去は悲惨なもので、屋敷では叔母(次男の妻)が家事を仕切って、兄も自分も、東平伯府の長男である父親すらも虐げられていた。早速、意地悪おばさんが登場してきつい、、、浮気男へ嫁ぐ話もこの叔母に決められたため、重生前は大人しく嫁いだが、嫁いだ先の姑も勿論意地悪おばさんで、安国府でも虐げられる過去を経験する。

その後も、兄は溺れ死に、父親は謎の罪で打ち首となり、長姐は自害という散々な過去を経験したのちに、弓で射られたというわけである。

これではまだ終わらない。最たるクズは、二姐の嫁ぎ先である長興侯府の曹興昱だが、前々から気に入っていた姜似を手籠めにしようと企んでいた。これに二姐が加担していたのは、自分も酷い暴力を受け続けて抗えなかったためである。この男には殺意が湧くよほんとに、、、

 

一方の余七は、まだ何者なのか分からない。郁錦という名も、余七とは別の身分なんだろう。

余七が姜似を救ったのは、その身体に南鳥火焔紋があったためであり、顔見知りとなって南鳥聖女だと思われる姜似を探るためである。

姜似の回想から妄想すると、南鳥へ居たのはおそらく父も兄も亡くなって行き場を失った後だが、既に安国公府へ嫁いでいたはずだから、ここを出なければならない別の悲劇もあったのだと思われる。

余七との出会いはどの段階なのかは謎だが、過去に出会った頃の余七にも、今と同じ打算があったんだろう。

重生後の姜似は、この全ての悲劇と、遭遇した人々の問題を解決しながら、過去を修正していくことになるが、ひとまず悲劇の一つであった李崇易との婚姻からは逃れることに成功する。

 

姜似を監視していた余七は、その過程で都城司司尉に任命され、まずは行方不明となっている少女たちの捜査を始める。

同じ頃に姜似が偶然知り合った秀娘子の娘もその行方不明の一人であり、状況から巡らせた推測で、長興侯府の曹興昱が怪しいと思い始める。今回はコイツに制裁を与えねばならない姜似は、招待されるがまま、調査のために長興侯府へと出向いて行く。

違う方向から曹興昱を疑った余七もまた、長興侯府を監視することになるが、このおかげで調査していた姜似の危機を救うことになり、余七を避けていた姜似にとっては更に都合の悪い展開となる。

 

開幕の様子から、そもそもの悪は長公主なんだろうが、まだその姿は見えず、今のところは何も分からない。この4話でもゴミクズみたいな連中がわんさか連なっているのに、この先の虐を考えるときついな。

それでもゴミクズが制裁を受けるところを見てスッキリしたい思いはある笑

 

つづく

 

追記ネタバレ 第5話~第6話。

長興侯府は軍を持ち、戦にも貢献しているため、権力で敵う者がほとんどいない。治安を保つための都城司ですら鼻であしらわれ、とても太刀打ち出来ない状態である。

息子もクズなら父親もゲスで、腹が立つことに、府内に隠されていた少女たちの遺体も、下人に罪を押し付ければそれで終わりである。

それでも権力には屈さぬ甄珩と余七が果敢に立ち向かう姿は痺れる。いやほんとカッコいいって。このような罪を暴くには、姜似には助言は出来ても権利の行使は官吏に委ねるしかない。それを期待通りにやってのける二人には胸のすく思いをする。胸糞案件も度々の二人のやり取りで和ませてくれるのも非常に助かるところ笑

imageimage

命からがら東平伯府へ戻った二姐は、嫁いだ先での夫の暴挙を訴えるが、ろくでもない祖母と父親は権力にへつらって身内を守ろうとしない。父親である次男がへっぽこすぎてイライラするんだけど。

しかし二姐を守るのも、姜似の智慧と都城司の権利の行使である。逃がした秀夫人の娘と二姐の証言で、一旦、曹興昱は捕らわれたが、早速、長興侯府のスパイが証人の娘を消そうと試みる。これも予測していた都城司は華麗に刃を阻止するが、余七の侍衛がほんと優秀なんだよね。

ゲス親父はまだ何か策があるのか余裕に見えたが、とっとと制裁を与えて欲しい。

 

今回の回想で分かったのは余七と姜似の関係だが、よもや夫婦だったとは驚きである。ここで開幕に出ていた長公主も登場するが、長公主との因縁は、その娘が余七を気に入ったために、夫の命を人質にして姜似に自害を迫ったというものだった。権力の乱用で妻を自害させて夫を奪うなど、なんでもありかよ、、、因みに、家族も全員こいつらの手で消されている。開幕で対峙していた「你們」は、長公主とその娘か。

このせいで崖から身を投げた姜似が、南鳥へ拾われたというわけである。ここの点と点は繋がったが、安国公府から余七までの経緯はこれからのようだね。

重生前に自分に弓を放ったのが余七だったことから、今回は距離を置かねばならない姜似だが、二度も三度も助けられたかつての夫への感情は、簡単には切り離せないのがつらいところ。愛してたからね。

張晚意がいつにもまして素敵だ。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第7話~第8話。

長興侯府の親父は、息子を救うために長公主へと嘆願に向かうが、彼女もあくどい打算で、一旦は助けるような素振りを見せる。

そのため、曹興昱は助け出される可能性が濃厚となっていた。そこで姜似は、直接、景明帝へと嘆願する策を秀夫人に提供する。

こうなってしまっては、長公主とっては不利でしかないため、大勢の娘たちの命を奪い、南鳥との密通が疑われる曹興昱を助けはしない。多くの命が奪われたことに関心があるわけではなく、自分に火の粉が降りかからぬよう、その判断を下しただけである。相当腹黒いよこれは。ママがイイ男を捜してあげるからねー、のその男が人の夫である余七だと思うと、腹が立つな、、、

 

嘆願が功を奏して、直接、景明帝から裁かれることになった長興侯府は、息子は死罪、親父は身分の据え置きはされるものの、継承は出来ないという罰を食らう。最後は息子を見捨てた親父だが、母親は息子の罪を共に背負い、景明帝の面前で自害してしまった。その母親に縋って泣き喚く情はあった様子の曹興昱、、、お前のせいだよ全部。

 

前話で、語り部による七皇子の伝承を聞かされたが、その後に楚楚(姜湛を盗っ人だと勘違いした娘)が、余七に向かって七哥呼びをしていたところで少し疑ってはいた。余七はその七皇子なのだな。

後に、姜似へと語った、災難を呼ぶ子だった自分は、遠く激戦地である南疆へ追いやられた、という余七の生い立ちは、語り部の話と一致している。

辺境で戦に身を投じる人生を歩んで来た余七は、両親によって無感情に捨てられたと思っているが、父親である景明帝は片時も七皇子である息子を忘れず憂いている。いつか皇宮へ戻すことも考えているため、いずれ戻ることになるんだろうが、今のところは南鳥とは牽制し合っているため、戻る方が危ないようだね。

 

南鳥と大周は、過去に南鳥の乱と呼ばれる戦があり、その頃からスパイが大周へ潜入して力を蓄えている。今の余七は、そのスパイの調査をしているため、自分を捨てた景明帝に悲しい思いは抱いていても、恨んでいるわけではなさそうだ。

 

姜似の方は、過去の悲劇を着々と正してより良い未来を築こうとしている。余七との関係は避けられそうにないが、悲劇を回避しながら最後の運命が変えられるといい。

自分の気持ちに抗えず、再び心を寄せつつある姜似と、既に姜似への想いが高みに差し掛かっている余七が、心を寄せ合うまではそう遠くない気もしている。

割と早い段階で、過去(これからの未来)の事情が分かってくる流れが、すごく見やすい。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第9話~第10話。

東平伯府の叔母がやばいんだけど。

クズ極まる曹興昱から自分の娘(二姐)を救った姜似を、感謝するどころか、どこまでも貶めようとしている。

この屋敷での自分の地位を維持するため、娘たちを権力者へ嫁がせることだけを考える叔母は、五妹への相手として前途の明るい甄珩に狙いを定める。

そのため姜似に好意を示す甄珩やその母親の態度は、叔母にとっては当然おもしろくない。そこで醜態を晒す姜似を期待して薬を盛る策を立てるのだが、、、

 

この危機をいち早く察知した余七は、皆の目をかいくぐって姜似を連れ出すことにするが、この後がおもろい笑

薬で暴走し始めた姜似は、閉じ込めていた重生前の想いが爆発して、ふーちゅん(夫君)呼びが止まらない。それに留まらず、早速、余七の唇を奪ってしまうが、やられた余七も動揺が止まらない笑

image

いきなりのアグレッシブ姜似に困惑しながらも若干嬉しそうだったけどね笑

この時点で「嫁給我」と口にして、本来の目的であった南鳥聖女を疑って監視することを止めた余七が、暗闇で何を考えていたのかが気になる。今のところは娶るほどの気持ちには達していない気もするが、何か打算があるのだろうか。

 

一方、薬を盛られた姜似は当然黙ってはいない。今度は逆に叔母へと薬を盛って醜態を晒させる見事な返し技を披露するが、このおかげで家事は叔母から自分へと譲渡されることになる。

序盤に、姜似の父親が謎の罪で死罪となっていたが、これは叔母が家事を任されている間に私腹を肥やしていた罪を、彼に着せたのではないかと妄想していたために、姜似に譲渡されたことで安堵した。ただの妄想なので、長公主による別の罪を着せられたのかもしれないけど。

 

助けられた恩を仇で返す叔母はさておき、娘である二姐はまだそこまで堕ちていない。そう懇意ではなくとも助けられた姜似には少なくとも恩は感じているため、受けた忠告も胸に刺さったようである。母親の道具にされる人生から巣立っていった二姐は新たな道へと進むことになり結果的に良かった。

なんというか叔母も大概だが、その夫の次男にはいちいち腹が立つな。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第11話~第14話。

東平伯府の叔母などかわいいもんだった。

本番の長公主と娘の明月が現れて、胸糞もMAXである。

そもそも長公主は、夫の想い人が東平伯府に嫁いだか何かで、恨みを抱えている。この想い人は既に亡くなっているようだから、ひょっとしたら姜似の母親なのかもしれない。そうなるとまたキツいな。

明月の方は、一周目で姜湛によって恥をかかされた腹いせに命を奪った本人である。この運命を回避するため、今回は姜似が割って入って事なきを得たように見えた。

しかし明月は、少しの不快さでも執念深く恨み、郡主という立場ではそれ以下の人間の命など命だとは思っていない。自分の暴挙を顧みることは当然せず、居合わせた余七が姜似を庇い、都城司へしょっ引かれた恨みで、まずは姜似の開いた店を潰そうと考える。この時点では、余七を七皇子だと知ってはいても、まだ恋心すら芽生えていない。

 

商品に難癖を付けられた姜似は、その場で疑いは晴らしたものの、明月の手回しで客足は遠のいていく。

その間も、姜似には目を付けられたかもしれぬ姜湛が心配でたまらない。一周目は殺められた命も、今度は守ろうとして姜湛の周りを警戒し、その身を守れるよう武術も身に付けさせることにする。

一人緊張感を保つ姜似を、余七もただ事ではないと考えるが、何も聞かずにその張り詰めた彼女に寄り添って協力する姿が素敵だ、、、いつも素敵だけど。

 

閑を持て余す明月は、姜似への悪事と同時に、取り巻きを使って姜湛を痛めつけることを思い付く。これが酷すぎて嫌になる、、、痛めつけられる姜湛を見てせせら笑う明月以下、取り巻き共がさらに見ていられない。まさに鬼畜の所業である。

序盤に出て来た李崇易も、婚約を破棄された仕返しで、呼んでもないのにノコノコと悪行に加わっている。いやもう大人しくしとけって。だから明月の罪を押し付けられるハメになるんだよ、ばかめ。

 

一周目のように、姜湛の命は奪われたかに見えたが、さすがに命を落とせば姜似が重生した意味がないため、生きているとは思っていた。遺体だと思って河に放り投げた悪巧み連中は、その後の火事で、明月と李崇易以外は全て命を落とすが、姜湛は楚楚によって救われていたことに安堵した。

楚楚は南疆で余七と共に育ったため、その父親は南疆に駐在する将軍なんだろう。自己の腕を磨き正義を貫く楚楚も好感度大である。

 

少し前は、余七の姜似への気持ちは完全ではないと思っていたが、姜似へ好意を寄せる甄珩に対抗する姿や、姜湛の捜索に協力する姿、姜似に疑いがかからぬよう事前に忠告して慰める姿を見ると、とっくに心を寄せているのかもしれない。

 

おそらくこれからも、あの毒母娘の鬼畜っぷりを見せられると思うと気が滅入るが、張晚意だから見れている笑

 

つづく

 

追記ネタバレ 第15話~第16話。

死にかけて覚醒した姜湛は、金吾衛を目指して懸命に文武両道に励むことになるが、これまでのへっぽこぷりは何だったのかと思うくらい、やればできる子だった。

明月の暴走での罪は、郡主から県主へと地位を落とされ、陵安から陵水へ送られるというものだったが、命を奪った悪行の処罰は代わりに李崇易が背負う格好となる。

 

東平伯府では、明月の罪をこれ以上追及するなと言わんばかりに、爵位を五代先まで継承出来る権利と、選抜試験を受けずとも金吾衛へ任命された姜湛への聖旨で相殺されたようである。

皇族となると簡単にその罪は取り消されることに憤る姜似だが、それに協力するという甄珩も遮り、彼の恋心の対しても望みを持たせぬよう、自分とは釣り合わないことを告げる。

おそらくこれからは、他人を巻き込むことなく、己の力でなんとか長公主や明月を躱すのだろうが、余七はそれを予感してか姜似の側を離れない。

 

余七は他にも南鳥の潜伏兵の調査を行っているが、天香閣へ姜似を向かわせたのは彼女が南鳥聖女かどうかを確かめるためである。一周目の最期の姜似がそうだったとしても、二周目の10年前はまだ南鳥へ足を踏み入れてもいない。

それでも聖女と疑い続けているということは、余七も戻って来ているのだろうか。かつて(10年後)は確証のなかったことを、今世で確かめようとしているのかもしれない。仮に戻ってきているとすれば、長公主と明月から受ける数々の災難を見越して、明月への塩対応も、側をひたすら警戒しているのも分かる。

このようなやり直し系のドラマは、匂わせ過程を経て、最終的に実は自分も戻ってきていた、というパターンが多いため、余七にもその可能性は否めない。

ともかく、一周目と同じように、明月から余七がロックオンされたため、彼女の暴走が始まりそうだ。

 

今回は、旅先で人身売買をする母子と、それを黙認して利を得ている悪代官を一掃する一幕もあったが、囚われていた秦師博の妻、阿榮を自害させたことが若干解せない、、、もうそこまで助けに来ていたのに、あそこで阿榮を死なせる意味が分からない。

これで怒り狂った秦師博が、悪代官から長公主まで叩き斬るところまで行ってくれるなら意味もあったが、小者の母子にですら手を出すことを止められていた。ならば阿榮は生かしてあげようよ、と思った。(この件に長公主は全く関係してないけど笑)

 

つづく

 

追記ネタバレ 第17話~第18話。

先の人身売買の件で招集された甄珩は、きちんと仕事をした後で、すぐに余七に追い返されるのほんとかわいそう笑

たとえ振られても、余七や姜似にわだかまりを持つことなく、応援さえする甄珩はさすがどっかの李崇易とは違う、筋の通った素敵な男である。

 

人身売買の件が終わったら、次は大姐を巡って事件が起きる。

大姐は、嫁いだ先で男子を産まないことが原因で、姑にことごとく虐げられている。そんな妻を献身的に支えるように見せている夫の朱子玉が実は曲者で、大姐はその夫から命を狙われていた。

姉妹の嫁ぎ先であるその夫どもが、今のところ100%クズってそんなことあるの笑

 

何者かに指示されて、大姐との離縁を望む朱子玉は、まず、事故と見せかけて命を奪おうとするが、余七と、大姐を好いている様子の謝校尉によって命は救われる。自分が裏で暗躍しておいて、本気で心配しているように見せる朱子玉がほんと気持ち悪い。

この計画が失敗して次に考えたのは、他所の男と密通している現場を押さえて離縁を要求するという策である。

このために、追われた奴婢という芝居で晴兒を引き取らせ、その双子の姉を人質にして晴兒を計画に参加させることになる。密通現場を押さえるためだけに、用意周到に練った朱子玉の策のせいで、関係のない姜似も偽挙式の妻役を演じねばならぬ事態に巻き込まれる。相手役の男の座を奪ってしれっと参加していた余七には笑ったが、めちゃカッコ良かったんだよなぁ。

image

後に、その座を奪ったことを白状していたが、挙式を挙げるなど許さん、たとえ偽でもだ!と言って開き直る愛らしい姿に姜似も笑っちゃってたな笑

 

朱子玉は、誰かに指示されて大姐を正室の座から追い出そうとしているが、その相手が貴人と言っていたのを考えると、どうしてもあの母娘を妄想してしまうな。しかし明月に何の利点もないことを考えると、そんな無駄なことをするだろうか。ただ姜似を苦しめたいだけの可能性もあるにはあるが、序盤に家族全員手を掛けられたと言ってたのを思い出した。ということはやはりあの毒母娘の仕業か。

それよりなぜ皆が皆、陵水に集結してるのか、、、明月が追いやられた先の陵水は危ないのに、、、

 

この2話では解決に至らなかった朱子玉のクズっぷりはまだ続くようだが、大姐の気持ちは一周目と違っているため、かつての自害という話にはならなそうだ。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第19話~第20話。

やっぱ明月だったか。

一周目と同じ様に、姜似は長公主と明月の手からは逃れられないようだ。驚いたのは、ただ指示を出しているだけだと思っていた明月が、自分自身を餌にして朱子玉をその気にさせていたことだが、ほんと何の計画性もないのな笑

結果、すぐに姜似に察知されるわけだが、明月は何をやっても長公主の存在で許される地位にあるため、それに甘んじて大した策も立てずに罪を重ねている。

長公主はさすがの貫禄で、登場すると画面が締まり若干恐怖さえ感じる。

image

演じる黄奕は、芸歴の長さと役者としての地位が固まっているため、どんな役でもその後に影響することはないんだろうが、まだ若い明月役の子は、こんなクソみたいな娘を演じると今後に影響しないだろうかと余計な心配をしてしまう笑

 

ともかく、この母娘にも怯むことなく威勢の良すぎる姜似に毎度ハラハラさせられる。一度、長公主を斬った経験からのこの態度なのかもしれないが、この様に面と向かって権力に立てつく庶民は、通常ならばすぐに斬られている。余七の出自を知る長公主だから二人とも許されているが、そうでなければ余七の力なしでは立てつくことも出来ず、余七も七皇子という地位がなければとっくに命を奪われている。

というわけで、本人にその気がなくとも姜似が堂々と権力者を糾弾出来るのは、自身の力ではなく余七の存在ありきと思いながら観ることにする笑

 

陵水では大姐と朱子玉の離縁が成立し、東平伯府へ戻る過程で、姜似の母親を知る娘と知り合う。その娘の回想で、母親の側に長公主の夫がいたため、やはり長公主の夫の想い人は姜似の母親だったんだろう。

今の姜似は、父も兄も姉も助けられたと一旦安堵しているが、その長公主の恨みから今世もおそらく逃れられそうもない。一度は回避した家族の死も、手を替え品を替え毒母娘からの手が伸びてくるのは必至である。まあ余七がいるから大丈夫かな笑

その余七は、未だ南鳥聖女の件がはっきりとせず、想いを寄せる姜似と大義の挟間で思い悩んでいるようではある。同時に、自分を貶めた輩たちの真相も探っている最中で、姜似の動向も目を配って救わねばならないため、一人だけやること多いよね。

 

東平伯府に戻ったら、相変わらず叔母が娘たちを道具にして、とにかくいい家柄に嫁がせようとしている。二姐はそこから逃げ出せたが、今度は三姐が餌食にされそうになっているため、次はこちらを助けることになりそう。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第21話~第24話。

以前、二姐夫の罪を暴いて三姐を救い、五妹の婚姻にも助け船を出していたため、今回の三姐の嫁ぐ話にも介入するのかと思いきや、この件は一周目で姜似に害が及んでないため関係ないようだな笑 五妹の件も関係なかった気もするが、、、

てっきり東平伯府内の問題を解決して、皆がそれなりに幸せになれるよう力を尽くすのかと思っていた。しかし今は、南鳥の暗躍組織である夜鶯門の師兄や師姉を救うことで忙しいため、三姐は自分たちの智慧で婚姻を回避していた笑

 

夜鶯門は、貴族恒例の秋狩りの日に景明帝の命を奪おうと計画を立てていたが、事前にこの計画を察知した余七によって、景明帝の命は守られる。一周目はおそらくここで景明帝の命は獲られているため、この運命も変わっている。

この少し前に、夜鶯門のメンバーと会った姜似は、一周目で知る内情などを口にして彼らを混乱させるが、己で味方だと匂わすようなことをして一体どうするつもりなのかな。余七の追手から彼らを逃がし、囚われた師兄も牢から脱出出来るよう協力した姜似は、当然、南鳥から何者なのかと詮索されることになる。

一周目の姜似には、聖女と名乗るような何か能力があったのか、そもそも聖女だからといって、一体何の権限があるのかも謎である。

 

後に、腰牌を盗んだ理由を、和平のために南鳥との争いが起きぬよう手を貸した、と余七には言い訳していたが、あの3人を南鳥へ追い返したからといって、既に景明帝は刺客に命を獲られそうになっていた。ここで万が一、景明帝が逝っていたなら即戦に突入である。ならばこの刺客は夜鶯門ではないのだろうか。

全く姜似に感情移入出来ないために、どうも集中出来ず見逃していることもありそう、、、

すぐにキレる性質も、余七に守ってもらう前提で権力者に立てつく姿も、その余七を簡単に利用することも、どれにも共感出来ないのがなぁ、、、女主へ同情出来なければ観続けることは至難の業だが、張晚意だから最後まで観る予定です、、、

 

命を救われた景明帝は、即座に自分の息子だと気付いたようだが、今のところは互いによそよそしい。

この噂を聞きつけた明月も、いきなりの哥哥呼びで馴れ馴れしく接近を始めて一層気持ちが悪い。同じように、皇宮の太子以下、他皇子たちも七皇子帰還でざわめき立って、継承争いに牽制を始めている。以前から既に継承争いは始まっていたが、これに巻き込まれることを避けていた余七も、その渦に呑まれそうになっている。

余七と同じ母から生まれた兄の齊王は、限りなく野心を持つろくでもない男だが、余七が自分にとって都合の悪い人間なのか否かを観察するため、歓迎という名の宴会を催す。ここに都合よく場違いな東平伯府が招待されたことは、いくら美人だとはいえ謎だが、この継承争いに姜似も巻き込まれる流れの一歩なんだろう。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第25話~第27話。

太子のクソっぷりも露わとなったこの宴会だが、ここでも太子に立てつく格好となった姜似は、たとえ道理に適っていても相手の権力を鑑みるとハラハラである。太子の皇宮での位置は長公主側であり、この姜似の印象が刻まれたために、より一層権力に翻弄されていきそうである。

この宴会での太子と揉めた件で、チャンスとばかりに嫌がっていた余七に燕王の名を与えた景明帝は満足そうだったが。

 

毎度、姜似の発言のしわ寄せをカバーする余七は、景明帝に寵愛されていることが唯一の命綱だが、景明帝は情が深く、長公主や明月の格下への暴挙に気付いていないうえに、下手な同情を引く芝居にすっかり騙されている。皇族があんなにえげつない手を使って庶民に危害を与えているのに、その情報が耳に入らないとは、国事とは関係ないために些細なことなんだろうか。

とにかく余七をどうしても手に入れたい明月は、景明帝へと直接その希望を打診する。明月の性悪さを知らぬ景明帝は、良配だと思ってはいたようだが、さすがに余七の意向を無視するようなことはしない。この部分には少し安堵した。

 

ほどなく皇子たちの選妃の催しに名だたる貴族の娘たちが招集されるが、おそらく余七の手回しで姜似にも招待状が届く。格下の姜似に対し、明月をはじめ貴族の娘たちは蔑んだ態度で接するものの、姜似も全く負けてはいない。

長公主と明月の仕組んだ悪巧みも、余七の助言もあって見事躱したために、失敗に終わるが、この後に、気に入った娘を選出する意味で、六輪ある花を全て姜似に送る正直で真っ直ぐな余七には笑う。六輪あるということは、娘たちの中で6人を候補に挙げるというしきたりなんだろうが、それは全て無視である笑

前代未聞のことで、長公主をはじめ妃たちは混乱するが、余七の想いを受け入れた景明帝の一言で、この催しは颯爽と終了する。

 

このシーンの明月を見ると、花を持った余七に自分が選ばれるという自信があったようだが、どうしてそう楽観的なのかが謎だな笑 これまでの自分の卑劣極まりない所業を見られているのに、選ばれるはずないよね、自分の行いの記憶などは喪失してるんだろうか。己の所業は顧みず、結局、この怒りや憎しみも全て姜似に向かうのが迷惑なんだけど、、、

 

今回の回想で、姜似の母親と婚約していた崔旭(明月の父)を奪って自分の夫にした長公主の詳細が明らかとなるが、長年連れ添っていても未だ夫には愛されていないことが哀れではある。

その惨めな人生を踏襲する娘の明月は、謎に自分は愛されるという自信があるようだ。自己肯定感も生きる上では必要だが、悪行三昧の上のこの自信は一体どこから来ているのかな笑 庶民にはさっぱり分からぬ思考を、身分の高い貴族は持っているのかもしれない、、、

 

その間、花を贈る件で、しきたりを破って皇宮や東平伯府をざわつかせた余七は、その意向を貫いて姜似を娶ることを了承させたようである。ということは、ここから姜似は皇宮に入り、余七側の継承争いと、妻の座を狙う明月の悪巧みでの貶め合いの渦に呑まれていく流れなんだろうか。他にもまだ南鳥との問題もあって、色んな事が複雑に絡み合いそうだが、姜似を守るために余七の受ける傷も増えていきそうだ。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第28話~第29話。

賜婚の勅旨を受けた姜似は、父親の心配をよそに嬉しさを噛み締めながら日々を送っていたが、ほどなく原因不明の病に伏すことになる。

府内で害を及ぼす可能性のある人間は、賜婚を妬んでいた叔母(肖氏)しかいないが、この症状が姜似の母親と同じことだったことから、肖氏がその母親へも手を掛けた疑惑が湧いてくる。

しかしこの叔母が人を殺めるまでやるだろうかと見ていると、どう見ても犯人だという描写を見せられる。最終的に、白状するまでは肖氏が姜似やその母親を殺めた本人だと思わされ、皇室でもない一介の屋敷でも、人の命を奪ってまで小さな利を得る戦いが起きているのかとうんざりしていた。

 

一方では余七が、皇帝の息子で燕王という肩書を持ちながら、たった一人で崖をよじ登って解毒草を手に入れていたのにはちょっとびっくりだった笑

これまで人に頼らず自分の力で生き抜いてきた余七が、甘えた根性で人を貶めることしか考えていない皇宮のぬくぬく皇子たちとは比べ物にならないことが、今回もはっきり見て取れたよ。それでももう少し楽してもいいんだよ、、、という気持ちにさせられた。

 

当時の肖氏は、命には別条のない毒だと思わされて盛ったわけだが、そのまま姜似の母親の命は尽きて焦ってはいたようである。しかしその後の肖氏は、彼女の血脈である姜似以下兄妹たちを虐げ続け、今回は結果が分かっていながら姜似に毒を盛ったのだから確信犯である。

最後に喚いていた周囲からの圧力が原因だとしても、それが命を奪う言い訳にはならないが、それでもやはり長公主の息がかかっていたようである。

てかね、やっぱ次男がダメだわ。肖氏を利用した長公主の罪は追及せずに、妻の肖氏を自害させて事なきを得ようとするなど、長年連れ添って支えてもらった妻の命は、惜しいとも思わないのだな。コロコロ態度を変える祖母もさすがこの次男の母だよ。

妻の命を奪われた姜似の父親も自害に賛同はしていたが、これは相手が皇宮(長公主)だと感付いて、自分の子に害が及ぶことを恐れた結果である。

 

これに納得がいかない姜似が、肖氏を簡単には自害させないことを期待していたが、きちんとその先の長公主を追及することを諦めずにいたのはさすがである。さすがというか、結局、余七ありきなのには違いないんだけど笑

 

長公主は、余程、崔旭を愛していたとみえて、権力で奪っただけでは飽き足らず、二人が密会を重ねているという勘違いで、肖氏を利用して姜似の母親を殺めてしまった。

image

自分が愛されない理由が、その存在だけにあると信じていた長公主は、彼女の命を獲る選択をしたわけだが、素直に愛する気持ちを夫へ向けていたなら結果も違っていたんだろう。

今回は、愛するがゆえに疑心だけが蓄積され、長い間、自分を傷付けてきた長公主がちょっと気の毒に思えた。しかしこの罪を一緒に背負って、自分もろとも死んでしまおうと決意した崔旭はさらに気の毒である。長年連れ添った情がこれを阻止したようだが、一周目では長公主の罪は、おそらく崔旭には知らされていないし、長公主府を出て行くことにもなっていない。ゆえに姜似を含め、家族全員を消した結果が一周目の最期に繋がるのだが、人の男を奪った母親の苦しみを見せられた明月が、同じ過ちを繰り返さぬよう改心するような儚くとも淡い期待を抱いている。性根が悪いから無理かな、、、長公主も後には退き返せない謎のプライドを手放すことは出来ないだろうね。

 

気になるのは長公主をそそのかしていた南鳥の人物だが、あの存在がどこに繋がるんだろうか。長公主も利用されていたなら、その目標はどこにあるのかな。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第30話~第31話。

うーん、人を不幸に陥れる悪事の裏には何かと長公主が関わっているが、全ては夫への愛だったんだろうか。

今回判明したのは、20年前に司天監を操り、幸を招く子だと占われた余七を、禍を招く子として南疆へ追放したこと、そして皇后の娘である福清公主を失明させたことである。

 

まず余七の件は、南鳥との戦で惨敗した崔旭への罪を逸らす目的と、幸を招く息子を産んだ賢妃の昇格を阻止する目的があった。

次に福清公主だが、彼女は幼い頃に花火が原因で失明したと言われていた。しかし南鳥聖女だった姜似には、これがあの地に生息する蟲の仕業だと見抜いたようである。どうやら幼かった福清公主に都合の悪いものを見られた長公主が、南鳥のスパイと組んで蟲を仕込んだのが原因だったようだ。

これまで内情を知る者は消されてきたため、長公主はまだまだ余裕だが、余七の件も福清公主の件も全て夫を守るためだったとすれば、めちゃくちゃ哀しい人だな、、、とはいえ全ての悪事は長公主から、がだんだん明らかとなり、許してはならぬ空気が漂っている。驚いたのはぺらぺらと内情を余七に明かした侍女を生かしたところだが、情が一切ないわけでもないのか。

 

福清公主の目は、南鳥のスパイが簡単に治療出来る方法を知っていたため、すぐに解決したが、悪夢の原因である長公主の秘密を聞き出すことは少し後になりそう。この過程で、姜似が聖女だということも知られたため、南鳥から使者が現れるのは近い。

今回の聖女の件で、失念していた首の痣を思い出したが、あの痣が聖女の証だったため、途中で疑問に思っていたものは解決した笑

最近では姜似の威勢の良さにも余七とセットだと思えば慣れてきたが、自分の母親を手に掛けた肖氏に罰も与えず救ったのには少し驚いた。そそのかしたのが長公主だとしても、母親の命を奪い自分も命を落としかけたことは、次男に見捨てられたことで相殺したんだろうか、、、

それでも一つ一つの悪事を、長引かせず2話で終わらせるのが見やすい。

 

以前から、何かと福清公主に遭遇していた甄珩は、そのまま景明帝に婚姻を勧められるが、鈍すぎて遠回しには伝わらない笑 伝わったと思えば、謙遜なのかその気は全くないとはっきり口にするが、それを間接的に耳にした公主が不憫だ、、、どっかの郡主とは違ってあんなに気立てのいい娘なのに。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第32話。

え、キモッ。

なんで明月みたいな性悪悪魔を娶らなあかんねん!

耄碌も大概にせぇよ!

 

というくらい気持ち悪すぎて、前皇后も実は殺めていた長公主などの話は吹っ飛んでしまった。

長公主に救われたというなら、刺客から救った余七も同じ扱いのはずだが、なぜ妹が優先されているのかいみふすぎる、、、勅旨の訂正とか頭おかしいやろ。

景明帝の信頼を絶対に失くさないという自信のある長公主を、早くぎゃふんと言わせてくれんかなぁ。

 

今日の回は胸糞すぎてこの感想しかでない。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第33話~第34話。

頼んでもいないのになぜか明月まで賜ることとなった余七は、気を失うまで抗議を続けるが、当の明月はルンルン気分で挙式の準備を進めている。嫁ぐ相手に気を失うまで抗議されるほど嫌われていることは全く気に留めていないことが、むしろ清々しいまである。

その間、姜似も余七に寄り添う意味で門前に佇み、同じ苦境に立っていたが、特に響くものはなかった、、、未だ女主に全く感情移入出来ていないからかもしれない。

 

余七の尽力虚しく、いよいよ挙式当日となるが、公衆の面前で燕王の地位を捨てるとまで宣言した余七は、明月に恥をかかせることとなり、またもや明月はぷんすこである。このタイミングで、かつて明月に騙されて妻子を失った朱子玉が再び登場する。

あの後、長公主と明月の逆鱗に触れた朱子玉は、一家全員の命を奪われており、騙されたとはいえ己の行動の結果を悔やんだ末、この時から仇討ちのために策を練っていたのだと思われる。

この少し前に、大姐に慈悲を与えられた朱子玉は、既に失ったものの大きさに気付いてはいたが、明月への仇討ちは、これからの妻子の未来を守るためでもあったんだろう。

 

この後すぐに、燃やされたはずの婚姻の契約書を盾に、明月との婚姻を景明帝に了承させて、余七へ嫁ぐ話は無とさせる大仕事をやってのけた朱子玉にはスカッとさせられる。

長公主は、他人を舐めすぎて油断せぬよう何かと明月に忠告はしていたが、無知な明月は長公主の力で収められる物事の境目が全く分かっていない。しかしこの件も、長公主が自分を守らずに娘を守ることを優先していたなら、結果は違っていたかもしれない。

 

朱子玉と婚姻させられた明月が、己の所業を棚に上げ懲りずに毒づく姿は、自分が他人の命を奪うことはあっても、よもや他人から自分の命が狙われるなんてことは全く脳内を掠めもしないのだな。全てを失くして無敵となった朱子玉の思いは、残った妻子を守ることのみだが、その妻子の未来も明月の存在によって暗雲がさした今では、この手しか残っていなかったようである。

あの明月の最期は少し驚いたが、生きていても害しかもたらさない存在の今世はこれで良かったと思う。元はといえば、世間を舐め腐って暴挙を奮い続けた己が蒔いた種である。ゆえに今世は諦めて次の生で正道を歩めるといい。僅かな気の迷いで騙された朱子玉は少し不憫だったが、これで残った妻子の未来を守った格好となる。

 

後悔先に立たずの長公主は、このまま気でも狂えば悪玉二人を排除出来る絶好のチャンスだったのに、むしろ復讐心に火を付けてしまった。これまでも多くの命を奪いその座に君臨してきたというのに、復讐心まで追加されたとなるとこの先が思いやられる。

愛していた夫の言葉も彼女には届かず、一周目とは違った角度で、結局、敵意は余七と姜似に向かうのである。悲しんでしおらしくしていると不憫に見えるんだけどな笑

image

 

当然、これを予測している二人に迎え撃つ準備はあるようだが、どうなるのか分からない。

皇宮では、皇后が余七を実子にするような動きも出ているし、それを早くも兄が警戒を始めている。余七の母親は、本当にあの余七の母親かというくらい器が狭く性根も悪い。度々の癇癪にもうんざりだが、最後は余七を守ってくれることに期待している。

 

一方の姜似は、南鳥聖女だということも、実は二周目を生きていることもサラッと余七に打ち明けるが、それを驚く様子もなく普通に受け入れる余七がめちゃくちゃ不自然じゃない?笑 え、どういうこと!?未来どうなんの??みたいな驚きや疑問は全くないらしい。姜似も余七に射抜かれた最期のことは口にしていないし、中途半端感が否めないが、このことは後々どこかのタイミングで明かすことに意味を持たせるのだろうか。

残り6話で、汚名返上や継承争い、そして南鳥関連、さらに長公主の成敗まで語らねばならないが、6話で足りるのかな、、、

余七にとっては、あんなに警戒していた南鳥聖女も今ではどうでも良くなってるし笑

 

つづく

 

追記ネタバレ 第35話。

今回は、長公主が主役の如く猛威を奮う直前の姿を存分に見せられる。落ち込みからの悪巧み復帰が早すぎて今から面倒くさい笑

 

この動きを察した姜似や余七も迎え討つ準備に入るが、まずは家族を巻き込まぬため、敢えて祖母に反発して自分と東平伯府の縁を切ることにする。

縁を切るとなると姉も兄も黙ってはいないが、あんなに彼らを傷付けるくらいなら、正直に話せばいいのでは、、、これまでも長公主や明月の手に掛かって散々な目に遭った姉や兄は、奴らのあくどさを知っているのだから、各々に警戒を促すためにも隠す必要ないと思うんだが。隠すと何か良いことあるんだっけ、、、

 

その魔の手から一歩逃げ遅れた肖氏は、命を獲られてしまったが、以前、姜似が見逃した命はここで相殺となってしまった。

肖氏の所業は罪深いものだったが、圧力で雁字搦めになっていたあの家を出て辺境で暮らすうちに、己の良心を取り戻したようである。何の欲にもとらわれず平穏な日々を過ごしていた肖氏が、自分の罪を悔やみながら死にゆく姿は少し不憫だった。

 

当然、南鳥のスパイだった皇后付きの侍女も狙われるが、先回りした姜似の助言により、今のところはまだ命は獲られていない。長公主と懇意にしている太子を引き剥がして、彼女を孤立させる思惑で動いているが、それも気付かれた今、あの侍女の命が危ない、、、

 

本日から超前が解禁されているけど、カレンダー通りに視聴の予定です。

 

つづく

 

追記ネタバレ 第36話~第37話。

長公主の執念が止まらない。

案の定、戸惑いながらの太子が離れて行ったため、次は齊王へと餌をチラつかせて仲間に引き込む。さらに、忘れかけていた長興侯府のゴミクズ親父も再び登場するが、自分が妻と息子を見殺しにしたことはケロっと忘れて、長公主にそそのかされるまま、得意の責任転嫁で敵意は姜似へと向くのである。

長公主の側に残るのはしょうもないヤツしかいないな笑

 

この悪巧み連中の策略で、景明帝へと南鳥聖女の正体を暴露された姜似は、自分を庇う余七に害が及ばぬよう一人牢へ囚われることとなる。

しかし皇宮を始め、東平伯府や都城司にも、長公主の悪事を知らぬ者はいない。どちらかというとこれらの皆が犠牲者という事実を知らぬのは、景明帝たった一人である。

imageimage

まず、賢妃(余七の母)によって20年前の余七が被った被害を聞かされても全く信じる様子はない。その後、甄珩が進言した証拠の捏造も、妹の仕業だとは全く思っていない。余七の言葉も全く歯が立たず、司天監に所属していた姜似の父親の持つ証拠も無意味だったようだが、福清公主と南鳥スパイの侍女の登場でようやく耳を傾けることとなる。

あれだけ悪事を知る者が次々と現れれば、さすがに無視は出来なくなるよね笑

 

寵愛し続けてきた妹の悪事は、遂に景明帝の知ることとなるが、37話最後の長公主が、自分の暴挙もさながら、同じような悪の塊に明月を育て、最後はその明月すらも見捨てたことで報いを受けたことを、まるで被害者のような面をして喚く姿には仰天する。え、お前さぁ、、、いやこれが、全て愛する者のためだというなら一片くらいは同情出来たが、自分以外のために何もしていないよね。それどころか、少しでも気に障れば虫ケラのように人の命を奪って、のうのうと生きてきたではないか。結局、何も生産性のあることは成さず、権力を持ったただの害でしかなかった。

これでやっと長公主にも裁きが下るんだろう。盲目だった景明帝も、ここで遂に己の愚かさに気付いたようだが、寵愛していた妹の喪失で憔悴して引退しそう、、、

 

つづく

 

追記ネタバレ 第38話~第40話(最終話)。

景明帝に捕らわれて終わりかと思えば、長公主の尺がなげぇ笑

このまま逆に景明帝を監禁して、皇帝代理の実権を握った長公主は、これまでと変わらずやりたい放題となる。

その間、姜似は聖女として南鳥へ戻り、戦を終わらせることに尽力し、余七は謀反を起こした長公主を倒すべく策を練る。長公主には長興侯以外、全員が敵に回ったため、どうみても勝ち目はないが、尋常ではないしぶとさだった。

結果、最後は仕留められるが、なんというかなぁ、、、誰も愛してくれないとか分かってくれないとか、だから何ってなった笑 それが悪行三昧の言い訳になるとでも?

夫に愛されなかったのは、他人を無意味に苦しめ殺めてきたせいだが、それでも兄には愛されていたよね。自分を理解してくれる人はいない、とか一体どの口が言っているの。そりゃ無意味に人を貶め続ける君の気持ちは誰にも分からないよ(明月以外)、、、というわけで、最後まで、この人は何をしたかったのか何が欲しかったのか、全く分からなかった。しかもあれだけ悪行三昧の人生で、皇陵に入れられたのには驚く。誰よりも罪深い人生だったよ?

 

南鳥聖女と、一周目の最期の謎は物語の最後に語られるが、元々南鳥人だった姜似の母親が、養子となって大周へ渡ったため、南鳥との繋がりがあったようである。聖女は生死を経験せねばならないと言っていたことを考えると、一周目はそう名乗ってはいたものの、重生の後、痣が現れたという話は、生死を経て二周目で聖女の証を得るこれも運命だったということか。

image

一周目の最後に姜似を射抜いた余七は、自分の命を愛する者の命と交換し、重生してこの運命を変える機会を1万分の1で与えるという南鳥の古術で、己の命と愛した記憶を失ったという。

これは射抜いた後に、この古術を使って余七も命を落としたということなのか、、、過去に遡った時空(現在)の余七も一周目の記憶を失くしてはいるものの、同じく戻っていたということなんだろう。そうでないと記憶を消されたという話の意味がなくなるよね。

 

もう一つ、まだ起きていない未来の余七の記録を、現在の大長老がなぜ持っていたのか。痣があったことで、姜似が重生した聖女だと確信したのは分かるが、余七が古術を使ったことはこの時空では起きていない。それを見ていたかのように話していたのが神秘だ、、、

 

一周目で余七が姜似を弓で射った後に、この運命を変えるため自分の命と記憶を懸けたのなら、やはり弓で射った後、姜似だったことに驚いた様子に見えた理由は分からず仕舞いだった。それとも、古術を使うため、弓で射って一度命を落とさせたのか。それだと射抜いた後、あんなに驚くわけないよね、、、まあいいか笑

 

女主に対しては最後まで心を寄せられずとも、ドラマ全体はテンポが良く、凄く見やすかった。最後なんて、皆が一致団結で政権を取り戻す姿にちょっと胸が躍るし、脇のCP全てが希望のある終わり方で良かった。強いて言えば、前のめりの長公主より、余七の出番がもう少し欲しかった。

最後の最後で余七を選んだ斎王は、北部を任されてまるで最初から良い人間のような佇まいだったが、かつてマスクを付け忘れた部下を無慈悲に殺めるような男だったことはもういいのかな笑

image