紳士とお嬢さん Young Lady and Gentleman 全52話 | 一言難盡

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Ture courage is about knowing not when to take a life,but when to spare one.

『紳士とお嬢さん  Young Lady and Gentleman』
2021年 9月~ 韓国 全52話
 
出演
イ・ヨングク(チ・ヒョヌ)
パク・ダンダン(イ・セヒ)
 
なんとなく観ているこのドラマ。
新キャラが出現するたびに、全ての人がダンダンの関係者というあり得ない設定がファンタジー感を出している。
ある意味、登場人物が主役の周りに纏まっているので分かりやすいと言えば分かりやすいが、そのsmall worldヨングクの周りに群がる女性陣のハイエナっぷりが若干イライラする笑
 
ヨングク役のチ・ヒョヌ(初見)はおそらく40超えだと思うけど、まあなんでこうも韓国の役者は歳を取っても姿形が美しいのか。
 
ネタバレ
 
幼い頃に母親が家を出て行き、父親とダンダンは取り残される。父親は収入もなく国の補償も受けられないことに絶望して、ダンダンを連れ海に身を投げようとしていたところ、近所の母子家庭の奥さんに「一緒に子供を育てよう、頑張ろう」と止められ、そのまま4人家族になる。
 
大学生になり、実母のことで父親と大喧嘩したダンダンは勢いで家を出たものの、己で生計を立てねばならないために、住み込みの家庭教師としてヨングクの屋敷に住むことになる。
ヨングクとダンダンの縁は深く、初回の出会いの事はお互い覚えていないが、2度目に出会った時の変質者騒動でダンダンに対する印象が悪いヨングクは、家庭教師として目の前に現れたダンダンを一度は拒否する。
が、結局採用することにする。
 
ヨングクは、3人の子供を持つお金持ち(デカいグループ会社の会長か何かだったような)。妻を亡くし、自身も忙しい生活を送る中、子供との関係は希薄になっている。家庭教師で入った20歳そこそこのダンダンに、それでも父親なんですか!などと叱責されても、素直に己の不甲斐なさを受け入れる立派な男である。
 
ハイエナ1:ダンダンの義理の母。(関係ないのにヨングクの家に居座る。)
ハイエナ2:ヨングクの義理の母。(孫の面倒も見ず、ひたすら金を使ってぶらぶらしている。)
ハイエナ3:ヨングクの義理の母の娘。(イ家の金でヒモを養う、そのヒモがダンダンの義理の兄。)
ハイエナ4:ヨングクの秘書。(付き合ってもないのにヨングクと結婚する気満々。元夫との子をヨングクの子として育てさせている。当のヨングクは秘書の子とは知らない。)この秘書の場合、ヨングクの亡くなった奥さんと何かしらの約束事があったんじゃないかと予想。←至27話、普通に家の前に置き去りにしただけだった。
ハイエナ予備軍1:秘書の母親。
ハイエナ予備軍2:ヨングクの友人(教師)の母親。←ハイエナではなく、この方はダンダンの父の姉だった。
 
なんだか50話もあるみたいなので、ハイエナ連中にイラついて完走出来ない気もする。
 
 
とか言いながらまだ見てます笑
追記1:第14話まで。
秘書がヨングクの義理の母を巻き込み、ダンダンを追い出そうと頑張っているが、その裏ではヨングクとダンダンの関係が進展しており、秘書の入る余地はおそらくない。

迷子になったダンダンを、探しに出たヨングクの胸に飛び込んできた彼女を初めて意識し始めた瞬間の顔面がイカしていた。
14話では、会長も私の事好きなんじゃないですか?とストレートに尋ねられ気が動転するヨングク。
友人に、俺の事ではないんだけど知り合いが14歳年齢差のある年下の子を好きかもしれないんだけど、どうなんだろうそれは、、、などと相談を持ち掛けるも、お前の事だろ?とバレているヨングクかわいい。
悩んだ末に結局付き合い始めた二人だが、年齢差あってもこんなカッコいいおじさんなら惚れちゃっても仕方ない。
周りの人間が皆ダンダンの関係者のため、また色々と面倒事が起きると思うが、おじさん頑張って欲しい。
 
追記2 :第20話まで。
安定の記憶喪失に陥ってしまい、22歳までの記憶しか無くなってしまったヨングク。追い出された秘書が戻って来て「私達付き合ってたんです!結婚する予定でした!」などと言い始める。ちょっと頭おかしいです。

ダンダンは、付き合っていた事を言い出せずじっと耐える日々が既に4話も続いている。
ヨングクは、何かが違うと本能的に分かっていながら、秘書と結婚の話を進めるが、記憶がなくとも本能が拒絶している事を認めざるを得ない。
秘書にはキスが出来ずにいたヨングクも、付き合ってもいない(と思っている)ダンダンの唇をナチュラルに奪ってしまい引っ叩かれる。本能ってスゴいっすね、、、
早く記憶戻んないかな。
 
追記3:第26話まで。
記憶の戻らないまま、何かが違うと感じながらも秘書と婚約するヨングク。ダンダンは身を引いて何も行動を起こさずにいたが、何かとヨングクが近付いてくる。
気持ちを隠して耐えるダンダンかわいそう、、、
この辺りで遂に記憶を取り戻しました!ここで次週に続く。
 
追記4:第30話まで。
折角記憶が戻ったのに、今度は失くしていた間の3ヶ月のことを忘れてしまったヨングク。
ここでまた秘書が嘘を吹き込んでしまったので、ヨングクは混乱してしまう。ダンダンにも直球で行けずに、ふわっとした感じで接するしかないヨングク。

ダンダンの実母(まだ周りは知らない)が、仕事でアメリカに連れて行くというのを聞き、ヨングクはダンダンの将来を潰してはならない、とアメリカへ行かせる為に彼女を冷たくあしらう。
これがマジむかつく、、、そもそも、自分が酔って口走った言葉が諦めかけていたダンダンに火をつけたのに、何故そんな態度で接して必要以上に傷付けねばならないのか。例えばこのままで終わってしまえば、傷付いた心はその心のままずっと残り、この後のダンダンの人生に少なからず影響してしまうのでは。このままでは終わらないのは分かっているが、それでもこの間のヨングクの言葉や態度が酷い。子供たちも心配して、どうにかしようと頑張ってるのに、なんなのほんと、、、
イラつきすぎて、観ている途中で書き殴ってしまったが、30話の最後のように、最初からそういう風に言えばいいのだよ。

秘書に関しては、愛されていない自分を悲しんだりして、ダンダンの叔父(名前わすれた)が優しいのをいいことに、淋しさを埋める為に利用したりしている。愛されないと分かっていても、嘘を重ねてまで結婚する事に固執しているのだから、そこを悲しんでいるのがちょっとおかしい。この様な人の気持ちは私には解りかねるが、それも一つの生き方なのだろう。しかし、誰が自分にとって必要なのかはもう気付いているかも。
ドラマなのにすぐ感情移入してしまう笑
 
追記5:第38話まで。
秘書と婚約を解消し、やっと内密に再スタートを切った二人だったが、相変わらず秘書がヨングクと置き去りにした実子(セジョン)を諦めきれずしつこく嗅ぎまわるため、イ家のハイエナ義母やダンダンの父、その他大勢の身内にお付き合いがバレてしまう。
財産目当てだと騒ぐハイエナ義母と、年が離れ過ぎている上、3人の子供を持つ相手に娘はやらぬと騒ぐダンダンの父がほんと煩わしいのである。

このヨングクとダンダンもそうだけど、セリョンとデボムもいい大人なのに親に振り回される恋愛とは、一体どうなっているのか。セリョンなんて母親があんなんで本当にかわいそう、、、こんなに大人が反対ばかりして、子供のこれからの人生の責任はとれるのかと言いたい。(子供といっても皆アラサー)
いや、ダンダンの父の気持ちはギリギリだけどまあ分かる。しかしダンダンの生母は、、、なんこの人、、、
ヨングクとはずっとビジネスパートナーで人柄を良く知っているはずなのに、ダンダンの父と同じ理由で反対しているのが解せない。いやいやほんと意味わかんないっす笑
現代の日本では、これくらいの年の差や連れ子くらいで実際こんなに大騒ぎになる事はないと思うが、韓国だと大騒ぎになるのだろうか、知らんけども、、、※ドラマです笑
その上、閉じ込められていたダンダンが逃走したのを追いかける父が、無茶ぶり運転でカーブを曲がり切れず事故るとか、またダンダンの苦悩が増えるだけで、ほんと何やってんすかと言いたい。
とにかく利己的な人間ばかりでイラつきMAX。
もう一つ解せないのが、秘書がダンダンの叔父の事をアジョシと呼んでいるけど、君ら年齢そんな変わんなくない?
 
追記6:第42話まで。
いやマジ、頭大丈夫?って奴らばかりで仰天続きの終盤、、、笑

まず、ヨングクとどうしても別れさせたいダンダンの父は、かつて自分らを捨てたダンダンの実母にダンダンを委ねる事にする。

・・・・・・おかしくね?笑 あんたが一番キム・ジヨン(実母)を憎んでたのに?

憎んでいる実母にダンダンを預ける程、ヨングクと一緒にさせたくないこの親父の気持ちがさっぱり分からん、どんだけ別れさせたいのよ笑
更に、この事を知ったヨングクに、事実を黙っていて欲しいと口止めする父親がおかしい。別れさせたいが為に、こんな事態になっているのに当人のヨングクに口止めって、この構図何かおかしいやろ、、、
結局、実母と知っていながら一緒にアメリカに行かせようとしていたのがダンダンにバレて、また修羅場の始まり。
父親がおかしすぎて、ハイエナだと思っていたダンダンの義母の方がもはやまともな思考をしている。
 
そして、秘書、、、コイツはもう目も当てられない。
「貧乏なんて嫌なのよ!だからもう私の事は忘れて!」などとダンダンの叔父に酷い事を言っておきながら、家に帰って泣いている秘書・・・・・・(。´・ω・)?いみふ笑
「婚約者なのに!!記憶が戻るまで待ってたのに!!こんな酷い扱いないでしょ!!」
え、記憶(22歳になっていた3か月間の記憶)が戻っても、嘘でヨングクを騙した己の嘘を覚えていないのだろうか。この秘書の事など一度も愛した瞬間ないんだけど笑 この女の中ではもはや、己の嘘も本物になっていて、ちょっと気が狂いかけているのかもしれない。
そして次週、いつかこのネタが出てくるとは思っていたが、妊娠したとまたもや嘘をカマす模様、、、くっそww
 
追記7:第50話まで。

予告にも出ていたが「会長の子供を身ごもってるんです」と言い始めた秘書だが、実はダンダンの叔父の子供だった。それでもここは会長の子供って事にしよう!と考えた秘書はヨングクに復縁を迫る。

この時点で、ヨングクは記憶を失くしていた3か月の事をまだ思い出しておらず、俺の子ならば結婚するほかあるまい、、、と考え、ダンダンの事を忘れようと努力するが、ダンダンの方は秘書の妊娠が信じられず諦めきれない。

 

てんやわんやの末、秘書の嘘が明らかになり、この部分は一件落着に見えたが、これまでもちょいちょい登場していた秘書の元夫が、遂に金に窮して脅しをかけてくる。

この元夫の言い分が、俺から息子を奪った賠償をしろという事だったが、寝言は寝てから言えよ?

ヨングクに金銭を要求する事態は避けたかった秘書だったが、細かい描写が端折られていてどう折り合いを付けたのか、ヨングクが金で処理したようである。

秘書の中にも一線があったようで、元夫をめちゃくちゃ責めていたが、こちらから見ればお前も同じだよ、という印象である。
この騒ぎで、実子のセジョンを諦め一人淋しく生活する秘書を、再度見付けてくれたダンダンの叔父は、、、聖人かよ。素行が酷くても救ってくれる人がいるって幸せだなほんとに。
 
ヨングクの方は、秘書や義母に振り回され疲れていたのもあって、世間体や反対する家族の事、ダンダンの将来などを考えると、もう会わない方が良いと考えるが、ダンダンは諦めずに健気な態度を貫く。
「私を傷つけているのは、世間体や反対している家族じゃない、あなたです。」という言葉で、己の気持ちを取り戻したヨングク。
残った問題は、末期ガンだと知らされたダンダンの実母との関係をどう修復するかのみ。

この終盤にきて、伏線を全て回収していく様はお見事という他ない。

個人的には、セリョンとデボムCPが幸せそうで満足している。
 
追記8:第52話まで。(最終話)
エピローグ気味の最後2話。
ダンダンの実母はお亡くなりになるが、それまでにダンダン、ダンダンの父、ヨングクとも和解し、ある意味幸せな終わりを遂げる。
悪行三昧だった秘書とヨングクの義母は、人ってそんなに簡単に変われるかな?という変貌っぷりに驚く。
秘書なんて、元夫にカツアゲされロクに収入もないのに海外へ旅立つとは、金銭面はどうなっているのか。※子供は不注意で流産しました。
とはいえ、人がより良い方向に変わっていくのは見ていて気持ちの良いものだから、、、それで良かったと思う。
最終的に全体を見ると、皆いい人になっていたという笑
秘書とダンダンの叔父は上手くはいかなかったが、残りのCPは全て幸せに向かってイイ感じで終了。
半年近く続いたのかと思うとあっという間でしたね。