陥りやすい罠 | 中国起業の虎の巻

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人は寄り良い物を求めて前進する物ですが、中にはリスク回避を忘れている人も多いようです。

ある国のお客様の私にとっては笑い話で、彼にとっては、、、、の話をしますね。

この会社からある一つの商品製作を依頼されていましたが、数量が毎回とても少ないのですね。

ところが突然に大きなお客様がついたということで、いつもの50倍もの受注を受けたそうです。

お客様の担当者は20代の若い男性なんですが、突然低姿勢での電話をかけてきました。

『すみません。社長が違う工場へ発注するようです。』

よくあることなので、私は気にもせず話を聞いたところ、数が多いと量産工場へ委託できるので、その方が利益が多くなることから私の工場は切られたのです。

彼はこんなことを言っていました。

『小ロットでお世話になったから大量ロットを得ることができた訳で、その恩を忘れて他に発注する自分の会社のやり方が気に入りません!』

若い頃って、こんなに情熱的に生きているのですね。

なんか一時代前の青春ドラマでも見ている気分になりましたよ。

でも商売としては、この会社の社長が取った手段は間違いではないですね。

まあ、これはお客様が考えた戦略ですから、私にとってはどうでもいいことなんですよ。

もし私が仕事を手に入れたければ、私が努力をすればよいことで、関わりたくなければ気にしなければ良いだけのことなんですが、でもこんな風にこちらのことを気にしてくれる青年を見ると、ちょっと熱いものが込み上げてきますよね。

さて本題に入りますね。

結果は彼の仕事は失敗したのです。

その社長が見つけた工場からは通訳を通して『できる!』と聞き、確認していたようです。

しかし契約時に『その納期には間に合いません。』と返事をしてきたそうです。

つまりこう言う事!

通訳の人が聞いたのは、この仕事が出来るか出来ないかであり、納期を含めた全体を把握しての交渉ではなかったわけですよ。

これは外国人が時々起こす問題で、通訳は言葉のプロであっても業界のプロではないことを大前提に仕事をしなければならないわけです。

日本人も同じで、『できる』と『やる』は日本語では同じ意味を持ちますが、外国語では、さてどうでしょうかね?

この社長は、こつこつ積み上げた物を、勝負所でやっちゃいましたね!

これも一つの経験で、また頑張ればよいじゃないですか。