春日大社(かすがたいしゃ)は、奈良県奈良市は御蓋山の西麓にある。藤原氏の氏神として崇敬され、皇室からも重要視された。


祭神は武甕槌命(たけみかづちのみこと)・経津主命(ふつぬしのみこと)・天児屋根命(あめのこやねのみこと)・比売神(ひめがみ)の四柱である。


由緒書によると春日大社は、768年に鹿島神宮の祭神・武甕槌命を春日の御蓋山(みかさやま)に奉遷したのが始まりとされる。

同時に香取神宮の祭神・経津主命も遷座し、枚岡神社から中臣氏(藤原氏)の祖神の天児屋根命と比売神を勧請し、四柱の神を祀ったのが春日大社。

本殿は春日造とも呼ばれる建築様式を持ち、第一殿に武甕槌命、第二殿に経津主命、第三殿に天児屋根命、第四殿に比売神を祀る。



JR奈良駅から三条通を東に進むと、春日大社の一之鳥居にぶつかる。

三条通は春日大社の参道に繋がる道だったのだ。



長い参道です。



参道脇の奈良公園内に春日大社の神使である鹿がちらほらと。


武甕槌命は鹿島から鹿に乗ってこの地にお遷り遊ばされたそうなので、大切にされてきたのです。





石造の常夜燈があります。



まだまだ続く参道







石造の常夜燈は沢山あります







常夜燈と鹿(^-^)



春日大社の石碑



一之鳥居から1キロほど歩いて、ようやく二之鳥居まで来ました。





二の鳥居を潜ると左に境内社の祓戸神社。


ここで穢れを祓って、大社にお詣りします。



伏鹿手水所


立派な鹿の像






常夜燈と鹿



表参道を進む









境内図





南門の楼門




参拝所



大宮(御本殿)特別参拝図



本殿参拝に向かいます。



東の回廊



御蓋山を遥拝



本殿を参拝した後、後殿の境内社を参拝。



境内社の多賀神社



西の回廊



大杉と中門・御廊




中門と林檎の庭



慶賀門







本殿から北東にある若宮に向かいます


若宮の周辺には若宮含めて十五の社がある。

人生の難所を守ってくれる神々だそうです。

その社を巡ることを若宮十五社めぐり、という。



本宮神社遥拝所


本宮神社とは武甕槌命が白鹿に乗って天降られた御蓋山頂上にある神社。


御蓋山は禁則地なので、直接お詣りすることはできない。



本宮神社遥拝所



春日神社境内ナギ樹林



若宮への参道





若宮大楠



若宮


その左に、写真には写ってないが一童社、兵主社、南宮社がある、


若宮の祭神は天押雲根命(あめのおしくもねのみこと)。天児屋根の御子神である。


社伝によると若宮は、平安の中頃に第四殿に姿を出現された水を司る神様。当初は第四殿の内に、その後獅子の間にお祀りされていたが、1135年に現在地に遷宮したとのこと。



若宮拝殿



夫婦大国社



若宮


この辺りまではちらほら他の参拝客もいたが、

ここより先へ行くと他人と会うことが少なくなった。



左に広瀬神社、右に懸橋社(葛城神社)



三十八所神社



佐良気神社




金龍神社





紀伊神社へと続く奥の院参道



春日明神遥拝所



鎌倉時代にここにある9個の石から、明恵上人が春日神社本殿を遥拝されたという。



静かな境内の林に参道



宗像神社



伊勢神宮遥拝所



若宮十五社の一番奥にある紀伊神社


そのためか、春日大社奥の院ともいわれる。



紀伊神社の左に龍王珠石


この石群は善女龍王が尾玉を納められた所ということですが、詳細はよくわかりません。



枚岡神社遥拝所