鹿児島県指宿市に鎮座する薩摩国一ノ宮の枚聞神社(ひらききじんじゃ)。創始の年代は不明だが、九州最南端にある開聞岳(かいもんだけ)を神体山とする古社である。

開聞岳は現在活動を休止してるコニーデ型の火山である。

由緒書きによると、現在の祭神は大日孁貴命(おおひるめむちのみこと)となっているが、祭神には諸説ある。

以前は開聞岳の南麓に神社はあったのだが、貞観年間の噴火によって現在の鎮座地の北麓へと遷座されたという。

海人である倭人が持っていた海神、太陽神への古い信仰が、この神社に残されているように思える。


開聞駅から県道28号線を枚聞神社新田神社向かって歩いてると右手に枚聞神社の案内板が。





一の鳥居





鳥居と左右に門神



手水舎




境内。


社殿の背後に開聞岳がチラリと見える。


拝殿に向かうと開聞岳を拝むかたちになる。



真ん中に拝殿と左右に長庁。


少し右に寄ると開聞岳の山頂部が見える。



神馬の像




薩摩富士との別名もある円錐形の姿が見事な開聞岳



古代人が南側の海から九州の地にやってきた時に、この山を見て感銘を受けたことだろう。