保険仲立人 [優良企業のためのリスクマネジメント] -3ページ目

通夜の祈り

昨晩西宮聖ペテロ教会で、通夜の祈りに出かけた。今日の午後は葬送式で見送る予定にしている。兄のようでもあり、師のようでもあり、先輩のようでもあり、独特の感性とユーモアあふれる話術、本質を見極める目をもっていた人だった。妥協のない信念を持ち、それでいて気取らない誠実な人柄は多くの人をひきつけた。


関西学院元院長畑道也氏が325日午前046分、上ヶ原病院にて逝去された。朝早く奥様から連絡を頂き知った。今年1月風邪をこじらせたと電話をもらっていたが、こんなに早く悪化されているとは夢にも思わなかった。3月初旬病院を見舞った時は呼吸が苦しそうだったがお話させてもらった。それが最後となった。心からご冥福を祈りたい。お酒が大好きで、ヘビースモーカー、学者として、音楽家として、学院のトップとして、多くの人材を輩出してきた人生は堂々たるものだろう。


交響楽団で指揮棒を振ってもらったブラームス交響曲一番を捧げよう。

司法試験合格者3000人達成断念

政府は、司法試験合格者数を2010年ごろまでに3000人程度とするという政府目標を「前倒しして達成」するとの文言を削ったほか、目標達成後の司法試験合格者数についても「更なる増大を検討する」との目標を削除した。


 今回改定し、「現在の目標を確実に達成することを検討するとともに、その後のあるべき法曹人口について、法曹としての質の確保にも配意しつつ、社会的ニーズへの着実な対応を十分に勘案して検討を行う」とした。当初の改革推進計画からは相当トーンが下がっている。


法科大学院修了者の07年の司法試験合格者数は1851人だった。大学院によっては合格率10%未満もあり、質のばらつきもあり、法曹レベルの低下が懸念されることから、前倒し計画は頓挫した。先進国に比べて法曹人口が少ないとの指摘もあるが、粗製濫造はいただけない。雨後のたけのこの如くできた法科大学院の整理と教育の質の向上が図られることが望まれる。

 

専門家がそんなに急に育つはずがない。あせらずじっくり幅広い見識を持った専門家を育てて欲しい。




河川の安全性低下か

国土交通省の試算によると、地球温暖化による豪雨の増加で、河川の治水安全度は今世紀末には半分から4分の1程度にまで下がり、堤防やダムの拡充だけでは無理で、洪水を前提とした街づくりなどが必要としている。


しかし、素朴な疑問が残る。これまでの防災対策は、洪水を前提にした街づくりしていなかったのだろうか。大量の雨をダムで抑制し、堤防でしっかり守るという構図だろう。1日の最大降雨量が10%増えた程度で治水安全度は急激に悪化すると想定している。現在の整備のペースでは間に合わない恐れがあるとしている。


防災の基本は、考えうる最大のリスクを想定し、それに備えると言うのが基本だと考えているだけに、この委員会がこの時期に発表するのはあまりにもタイミングが良すぎるような気がする。これを先読すると、今後抜本的な治水工事が全国的に必要で、国民の安全を考えれば、膨大な予算が必須との構図になるのだろう。穿ち過ぎだろうか。昨今国土交通省の限りない不祥事を聞かされているだけに、にわかには信じがたい。



参考

全国には、1級河川が109水系あり、100~200年に1度起こる激しい雨量を設定して治水の整備方針が作られている。2080~99年には、1日当たりの最大降水量が1979~98年に比べ、1~2割増えることが気象庁の研究で予測されている。同省はこのデータを使い、82水系の治水安全度を再計算した。荒川(関東)や淀川(近畿)では、200年に1度と想定した雨量が120年に1度、木曽川(中部)では90年に1度になり、安全度が半分に下がった。また、150年に1度を想定した28水系では、北海道地域が平均51年、東北地域が同37年、九州が同95年に1度に下がった。100年に1度の雨を想定したグループでは30~66年に1度の頻度となった。(読売新聞)

 

すべての国民に農業体験の義務化

30%代に落ち込んでいる自給率を上げていく一番よい方法は、すべての国民に年間2週間程度農業体験を義務化すれば良いかもしれない。畑を耕し.種をまき、ちょっぴり手間をかけて農業体験することで、食物の大切さも分かる。お金を出せばなんでも手に入る生活に慣れすぎると食べ物のありがたさが分からなくなる。


自分で作った野菜を使った手づくりの食の魅力は何者にも替えがたい。豊富な食材を有効活用し、地域の食文化を伝承する試みや、添加物を一切使わないスローフード作りにチャレンジし、地産地消を促進する。するとおいしく新鮮な野菜が売れるようになり、家庭料理もさかんになる。家庭料理がなくなると地域料理も衰退することは間違いない。食をめぐる社会問題が相次ぐ中で、安心で新鮮な地元の米や大豆、野菜、そばなどは貴重な宝物だ。


今年からは篠山の畑で自作の黒豆にチャレンジするつもりだ。


今日は横浜で美術品関連リスクに関して面談し、午後は日本保険仲立人協会の理事会、総会に出席する予定。金融庁の課長の講演もあり、国際的な取組みに関して当局の考え方を質問するつもりだ。帰りは最終の新幹線で、帰宅は午前様となる。

あしたは明日の風が吹く

今日は朝から横浜経由で東京に入った。広島は雨なのにこちらは快晴に近い。甲子園は朝から人人人で元気一杯、珍しく新幹線の車窓から富士山も裾野から山頂までくっきりと見えた。何時どこから見ても富士は美しい。久し振りに小浜(オバマ)の焼き鯖寿司を買って車内で食べたが、パサパサしていてあまり美味しくなかった。表示を見るとノルーウェー産の鯖との表示、もう少し脂がのっていなければ価値が無い。鯖に限らずカニでもうなぎでも、値段だけは高いのに産直品は少ない。食品輸入大国日本の悲しさが滲む。


昼から横浜で母を見舞い、病室で珍しく笑いの連続、でも夕刻の別れは少し寂しい。元気が何より、少し前病状が悪化していると聞いていただけに、元気な姿を見てほっと一安心した。毎日精一杯、KYと言う言葉もあるが、至誠のみで走っている。


今日も精一杯、元気、あしたは明日の風が吹く。




選抜開幕と肥前陶磁展開催




80回選抜高校野球大会が今日開幕する。昨日からリハーサルらで甲子園周辺は賑やかになっている。内野席がリニューアルされた甲子園球場で、例年より4校多い36校が優勝を争う。また新しいドラマが生まれることだろう。今日は快晴で、朝から上空をペリコプターが舞っている。昼前に散歩がてら球場に足を向けてみよう。


25日からの展覧会の準備と竹原での個展のため、家外さんが朝早く旅立っていった。「肥前陶磁の美 六人展」が、そごう広島店本館8階美術画廊で開催される。

会期  3月25日(火)~31日(月)

本格鍋島と色絵の伝統、40年にわたる技術の研鑚と、その後継者たちによる修練の世界、手前味噌ではないが、一見の価値がある。広島周辺の人は一度除いてみてください。ブログで見たといえば何かいいことがあるかもしれません。


私も明日から東京出張だが、週末には広島に入る予定にしている。




小豆島、関西から遠い島に

セラヴィ観光汽船は、小豆島神戸港間の航路を4月13日で原油高を理由に廃止する。島と神戸市とを直結する唯一の航路が姿を消すことになった。島では4月に開幕する「オリーブ百年祭」を控えているが、影響が懸念される。30数年前工場研修のため神戸港から小豆島に向かったが、関西からの定期便は無くなってしまう。


一昨年秋、神戸からこの高速艇に乗ったが、燃料節約のためかなり低速運転をしていたことが思い出される。原油の高騰は島の活性化をも停滞させる。今年の秋2度島を訪れる予定だが、航路の選択枝は無くなり、姫路から乗るしかなくなった。関西との経済面/観光面でのつながりが少なくなることは間違いない。そうかといって本土から橋をかけるわけには行かないだろう。アクセスがあるからいろいろな交流も生まれる。ペリコプターとか船以外のアクセスは開発されないものだろうか。





政治は迷走、民間は相変わらず偽装に走る

原油高騰・穀物高騰・株価下落・円高とスタッグフレーションが忍び寄っているようだ。

即断即決型の小泉氏から、優柔不断・即断3日後型と言われる福田氏、どちらも経済オンチのようだが、経済専門家を擁した小泉氏と経済専門家を擁しない福田氏の違いが現在の日本経済に現れている気がする。


一方、食品に限らず相変わらず偽装が次々に発覚している。直近の一ヶ月だけでもうんざりするほどの数で、偽装発覚は氷山の一角ではないかとさえ思える。日本の政官財とも根っ子が腐ってきているのではないかと心配にすらなる。ごまかし続けた者が勝ちという方程式が成り立つようだ。


栃木県の漬物製造販売「清水漬物工業」は昨年2月~今年1月、中国産ラッキョウなどを使って「黒酢らっきょう」や「赤ワインらっきょう」など31商品、計約110トンを製造、原材料を国産と偽って表示し、茨城、埼玉、鳥取など11県の卸売業者や土産品店などに出荷した。同社は中国産のかんぴょうやシソの実も国産と表示していた。


コープ東北サンネット事業連合(仙台市)が独自開発した缶コーヒーが、インドネシア産100%なのに、「ブラジル産をブレンド」と表示して、14年間にわたり販売されていた。


「リーガロイヤルホテル小倉」内の直営レストラン「鉄板焼なにわ」が同店は2007年6月から12月までの間、メニューで「和牛ヒレステーキ」などと表示していた料理に、実際には和牛と乳牛を交配した交雑種の牛肉を使っていた。使用した530キロの牛肉のうち、交雑種が65%の347キロを占めていた。


東海澱粉は2006年5月~07年9月、産地を偽装したウナギ計342トン(販売総額約5億円)を鹿児島県の営業所を通じ、九州などの加工業者に販売していた。帳簿上、台湾や中国から仕入れたウナギをいったん国内の業者に販売、代わりに同量の国産ウナギを買い入れたことにして「国産」と偽っていた。

 

香川県丸亀市の精肉店が豪州産牛肉を国産と偽って市学校給食会に納入、精肉店に肉を納品した食品卸会社「村食」(香川県三豊市、破産)から仕入れていた丸亀市内の別の精肉店も産地を偽装した豪州産牛肉を給食会に納めていた。


青森県八戸市のせんべい製造業者などが、共同販売していた郷土料理「せんべい汁」の商品パッケージに、材料の鶏肉として使用していない「南部地鶏」と表示し、昨年10月に自主回収していたことがわかった。


JR東海の子会社「ジェイアール東海パッセンジャーズ」(東京)による駅弁などの消費期限偽装問題で、偽装は2005年4月から4工場すべてで常態化し、偽装表示した商品は3年間で約1500万食と推計されるとする調査結果を公表した。


大阪市の水産卸売り大手「うおいち」は昨年8~12月、中国産シロサバフグについて、「国産」「山口県産」と伝票などに記入し、計約2000ケース(約10トン)を仲卸業者らに販売した。また、2005年4月~今年2月、国産の養殖ブリの産地を実際とは異なる「熊本県産」などと偽り、計約12万匹(約660トン)を売った。これらの魚は関西のスーパーなどで販売されていた。


大阪府岸和田市の水産物販売業「矢崎」が昨年10~12月、アブラボウズを「クエ」と表示し、約2トンを販売。別の業者が「アラ(クエ)しゃぶセット」などとカタログに掲載し、販売しているケースも確認されている。


福岡市のてら岡では「アラしゃぶセット」(3人前で1万500円)などを、ホームページを通じて通信販売するほか、全国の百貨店などでも販売していた。高級魚アラ(一般名クエ)が、別の魚のアブラボウズだったことが分かった。


大阪市西区の食品販売会社「アイマックコーポレーション」は通販業者から但馬牛や松阪牛のすき焼きセットなどの注文を受けた際、別の産地の和牛や交雑種の牛を原料とした商品を加工業者に製造させ、販売していた。不正表示で販売された商品は昨年8~12月で計約1・5トンに上る。


庶民は、毒入り餃子に比べたら、偽装は精神的な被害だけで肉体的な被害がないだけましだと考えるほかないのか。福岡に行った際にはよくてら岡の関鯖・関鯵・河豚を食していただけに残念。「人を見たら泥棒と思え」のことわざが冴えを見せる。


今夕、薪能協会の例会で能楽を鑑賞しながら、今秋開催の西宮薪能の打ち合わせが行われる。

1000年の時を経て、能の究極の演技は、唯舞台に立っていること、立ち尽くしているだけでその心を表現しなければならないとされている。心を静めてこよう。



朝から外出

朝から外出で先ほど帰社したら、すぐに来訪者で席を暖める暇もない。保険仲立人に対するアドヴァイスまで頂いた。ありがたいことだ。しかし、6時過ぎにはまた出かけ、同期の異業種交流会に出席する予定だ。明日の夜はまた、西宮で薪能の準備会の予定。仕事の予定も

来週の予定も相当詰まってきている。

リスク対応型組織、まだ少なし



日銀大阪


数年前からいろいろな組織で、データ改ざんや製品の偽装などが次々に発覚して止まるところを知らない状態だが、リスク対応型組織の基本的な3条件は、実に簡単なことだ。


1.組織のトップマネジメントが心から安心安全に注力していること

2.リスク管理が継続的で不断のプロセスになっていること

3.自分の組織にぴったりと合った手作りのリスク管理体制になっていること


しかし、この3条件をクリアすることは、易しいようで難しい。これまでたくさんの経営者と面談したが、リスク管理に対してトップの本気度が低いケースが多い。それに組織が一定水準以上のリスク管理を継続していくことは難しい。形式的には整っていても、実践的なレベルを維持することは大変なことだ。マンネリ化と慣れにより、のど元過ぎれば、熱さ忘れるの例えどおりお座なりとなるケースが多い。継続持続は難しいが、継続は力となる。


これらのことを防ぐ一番良い方法は、外部の専門家を定期的に入れることである。外部の風を送り込むことである。私達が工場に中に立ち入っただけで、場に快い緊張感が走り、少なくともマンネリは解消される。仲間内だと繰り返しチェックは、どうしても形式的なものになりがちである。また、定期的な外部チェックが不祥事を防ぐことにもなる。





日銀大阪夜  裏にりっぱな新建物