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A氏のあーかいぶのブログ

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 ある事象に対する受け止め方は十人十色である。これは、ある男が見た一つの世界、一つの真実の物語である。

 

 2019年初夏。会計管理室での対話。

A「会計管理者、今度の財務更改は、現行の方法に合わせて、更改していくのですね。現行の方法が変わると、各課担当者の事務負担が増えます。財務更改後の新システムにおける会計事務は、最も多忙な出納整理期間が開始される4月であり、この時期、人事異動があります。例年、異動しなかった職員の負担が大きい。まして、現行の方法と異なるやり方に変えると、異動しなかったベテラン職員も新加入の職員と同じレベルになり、現場が混乱します。上層部の考えは聞いていませんが、あくまで個人意見のレベルですが、現行のN社の最新の財務会計システムに乗り換えるのが適切と考えますが。」

当時の会計管理者(翌年3月に異動)「既に、経営会議において、大枠の方針が決まっている。どのベンダーのシステムにするかは、当区職員の意見を反映していく。仮にベンダーがN社でない場合は、現行のN社のような仕組みにカスタマイズはしないという方針である。導入するベンダーの仕組みに合わせて、事務処理を変えていくことになる。これは、既に経営会議において決定済であり、覆すことはできない。A係長の意見は、カスタマイズしていくとのようだが、それはできない。あくまでも、職員の意見を踏まえて導入する新システムの仕様に合わせて、現行の事務作業も変えていく。必要なら、会計事務規則も変える。そのつもりで、今回の財務更改のプロジェクトに取り組んで欲しい。」

 カスタマイズしないという前提で事務処理を変えよ。これが、今回の財務更改におけるミッションであると受け止めた。私は、その方針に従い、財務更改に取り組んでいくことになる。

 実際の財務更改作業は、2年後に本格的に始めるので、それまでに、現行の業務のどこが確実に変わり、何が予測されるのかを、できる限り整理する必要が生じた。この時点でわかっていたことは、全会計事務において、ペーパーレスを目標とすることであった(上層部の意向)。自分の係では、審査事務を紙の支出命令書(支払伝票のようなもの。各課から上がってくる。)と紙の請求書とを照合していることが、電子データとされた支出命令書と電磁記録化(PDF化)された請求書との照合をパソコンの画面上で行うことに変わるということである。これは、1件当たりの処理時間が、1.5倍になるということを意味していた。そのため、その当時の紙による照合作業を改善して、30%程度の事務負担減を目指し、その方法を完全電子審査に移行しなければならない。これができなければ、職員の事務負担が増えるだけである。職員は絶対に増えない。財務更改をして、仕事量が増えるなんてことは理由にならない。まずは、紙照合の現段階の事務処理方法を見直すことだと考えた。

 その経過は、順次話していく。しかし、その苦労は報われなかった。全く、評価されなかった。私がある件でハラスメントを受けて、それをあいまいなままにされたことをきっかけに、財務更改完成直後に係員に自主降格したが、後任の係長は、私の路線と正反対の考えの持ち主であった。私の路線を否定するために人事課が派遣した「刺客」のような存在だった。