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A氏のあーかいぶのブログ

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 ある事象に対する受け止め方は十人十色である。これは、ある男が見た一つの世界、一つの真実の物語である。

 

 審査係長としては、5年務めた。その2年目。海の向こうからコロナがやってきた。新型インフルエンザ対策としては、BCPが各課で既に用意されていた。これを応用して、新型コロナにも対応した。会計課は、支払を中断することができない。支払を中断すれば、区民や業者に迷惑がかかる。課内での集団感染により、課の機能が完全まひしないように、できるだけ2チームに分かれて業務を行うことが推奨された。審査事務も例外ではなく、職員数が奇数であることや、係長級が1名であることから、完全な2チーム体制はとれまかったが。隣の出納係は、5人の職員の内、係長級が3人もおり、2チーム体制をとり、かつ他課から出納経験者を応援職員として従事させた。

 4月・5月は、多忙な時期であり、審査事務の一次審査(係員が最初に審査する)に私も加わった。私が一次審査したものは、二次審査(係長が行う)も兼ねることにした。何も、同じ書類を2度も見ることはない。ところが、外部の人間は、非常事態体制なのに、審査は「最後の砦」なのだから、手抜きでないのかなんて思っている者もいたようだ。平時は、よほど暇だと思っているのであろう。支出書類を作成する各課は、平時も丸投げの部署もあるなか、非常事態なのだから後は「最後の砦」さん、よく見てね感覚のところが多出した。それでも、精度を落とさないように頑張ったのである。自分がコロナに感染しないようにと、注意もした。幸い、審査係からは罹患者がでなかった。隣の出納係は、罹患者がでたり、別の病気で病欠者が出たりと苦労していたようだ。但し、他課からの応援者がいるので、どうにか乗り切れたのであるが。

 他課からの応援者がいるのに対し、他課、特に保健所部門への応援要請はなかったのかというと、当然あった。係員は、応援に出せる状況ではないと主張したが、それは他の課でも同じこと。係長の私が率先して他課の応援に行った。上司の会計管理者は、筆頭係長が応援に行くのは良くないから他の人に行かせるように調整してくれとの意向であった。調整がうまく行かずに、筆頭係長自らが通常の勤務時間帯に保健所の応援に出向いたので、管理能力がないとされたのであろう。コロナ蔓延期を経験した職員には、昇級時とかボーナス時には最低1回は、B評価以上にするのが人情だろうと思うが、M区役所はそういう見方をしなかった。保健所の応援に一般職員を説得させて出すのでなく、説得に失敗して、自ら応援に来るなど、管理能力がないと判断し、C評価にする。一方で、組織への忠誠・愛着心が必要だからエンゲージメントだという。組織の総体的利益を考えて、自ら保健所の応援に行ったら、低評価にするのか。組織の愛着心の現われが他課の応援ではないのか。また、古巣の産業経済課から、個別に応援依頼もきた。これは、自分の業務を定時に終えて、時間外で応援対応することにした。コロナ対応融資事務で、事務量が急激に増えたためである。こちらの応援では、夜9時を過ぎることがしばしばであり、休日の応援も行った。これが要因で、時間外勤務実績が異常に増え、働かせ過ぎということで、人事課に報告する文書が上司の会計管理者に届いた。その回答を、自ら書いて人事課に報告せよとのことだった。今考えると、使いやすい人間を好きなだけ働かせ、評価はCにするというのは、おかしな話だ。エンゲージメントと声高に叫ぶならば、コロナ蔓延期に良く働いた職員に対して、少なくともボーナス等でB以上の評価をすべきだ。M区は、職員を「人財」だと考えていると、外部にPRしている。これは、建前。多くの職員は、「塵材」に過ぎないのだ。

 M区役所、これすなわち目黒区役所なり