【ツイート詩ログ】671~680 | CLIO

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最近は詩を中心に書いています。
作詞活動の記録も少々。動画も貼ります。


ツイート詩・ログ

ツイッターにて上げていた短い詩を、
なうにて公開していたものです



0624

671.世界とは容器ではなく、精密な機械のようなものだ。一見して必要のない部品でも実は重大な働きをしていて、失えば正常に機能しなくなる。

0625

672.涙がまだ温かいのは、君の一部だった証。君が喜び、悲しみ、生き抜いたから、その流れ出した水には意味がある。

0626

673.耳の奥で雨の降る音がする。静寂を責めている。あの日の優しい君は、泣かない私を許してくれるだろうか。

0627

674.随分と無責任に手放すんだな。君が持っているそれが、君のいう世界とやらなのさ。それなのにまだ、世界に捨てられたなんて言うのかい。

0628

675.なんとなく、っていうのは理由じゃないわ。本能なのよ。

0629

676.貴方に笑っていてほしくて、この余るほどの嘘を抱えたのに。ここから去っていく貴方には、私の声はもう意味のないこと。

0630

677.君の居たあの真っ白な日々を貼り合わせて翼にしたら、僕は飛んでいけるだろうか。抱えた涙が多すぎて、僕の足じゃ進んでいけない。

0701

678.もう会えないかもしれないのに、彼は振り向かなかった。私が見ていたその背中こそ、優しさなのだと思う。

0702

679.君が生きるのは誰かに望まれたからでも許されたからでもない。けれど共に生きたいと思った誰かが居るから、君は簡単に諦めちゃいけないんだよ。

0703

680.たとえ将来それが彼女のためになるとしても、その絶望を優しさとは呼ばない。時には完成された結果よりも、ただ目前のストレートな愛が必要だ。