ツイート詩・ログ
ツイッターにて上げていた短い詩を、
なうにて公開していたものです
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571.心は泣いて泣いて、大きな水溜まりの中にいる。長い間立ちすくんだ私の足は、錆びて付いて動かなくなっていた。今更追いかけたくなったって遅いのに。
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572.ビルの間を冷たい風が過ぎていく。速く、速く。そうやって急く人達が起こす、冷たい風が過ぎていく。
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573.貴方が私に求めたのは答えだったのか、それとも貴方の答えに対する許容だったのか。今となってはもう解らない。
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574.呼び止める声を横に流して、早足で進むの。左右を確認していたら、逃してしまう気がして。焦る、焦る、都会の穴。
0320
575.言葉に意味を持たせることなど出来ない。今放った私の言葉に意味を探るのは、私ではなく貴方のほうだからだ。
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576.時間という概念。世界という現実。計算された奇跡と悲劇。愛しい君の姿形。全てをこの脳味噌に抱いたまま、胎児に戻りたい。そんな思い上がった願望。
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577.今日笑ってられたら、明日も笑っていられるって信じられる気がするの。
0323
578.明日が来なかったらどうする、ですって?きっと今日を永遠に繰り返すのでしょうね。
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579.涙じゃ心は洗い流せないのね。いくら泣いたって綺麗な感情は帰ってきてくれないわ。
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580.終わりたくないの、終わらせたくないのよ。だから結末はあえて読まないの。最後の数ページだけ残しておくの。どうなったかを知らなければどうにでも出来るでしょう?