ツイート詩・ログ
ツイッターにて上げていた短い詩を、
なうにて公開していたものです
0125
521.悪と呼ばれた花は手向けられたのです。その正義が貴方を殺す前に、貴方を救うでしょう。私の愛しい英雄よ。どうか安らかに。
0126
522.私は彼が幸せならいいんだよ。だから君の笑顔が見たいって彼が言うなら、私は喜んで喜劇を演じるさ。私がヒロインでなくてもね。
0127
523.彼の顔を返してよ。貴方が救ってしまった、あの顔だよ。彼が貴方の側にいるかわりに、あの顔は二度と見れないんだ。
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524.大切なものを捨ててしまってでも守りたかったというの。もうそれはほとんど失われて、誰も覚えていないかもしれないのに。貴方が殺してしまった貴方を、私は確かに愛していたよ。
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525.貴方は何色。その上辺の白を剥いで、隠し通してきたその色を晒してよ。痛いほどに純粋な黒が綺麗だね、よく似合う。
0130
526.私が悲しいのは忘れられていくことではなくて、貴方がずっと私のことを覚えていること。私はもう何の償いも出来ないというのに、尚も貴方を傷つけてしまうということ。
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527.憂鬱は貴方の破片と共に私を貫き、痛みだけがじんじん訴えます。ここに居ない人を恨んだ罰でしょうか。私は生き延びた現実の前で泣くしかないのです。
0201
528.伝えられるときに伝えておきなさい。なるべく早めに、ね。神様は貴方が思ってるほど、気が長くないからさ。
0202
529.僕と君とは生きる速度が違うからさ。君はいつか大人になって、どこか遠くに行ってしまって。でも僕は君をいつまでも覚えていて。僕は泣いて泣いて、それでも泣いて。最後に笑うよ、君とおんなじ笑顔でさ。
0203
530.目に見えたところで信用できないくせに、そこに居ない彼のことを疑うのは止めにしないか。そもそも敵か味方かは、あくまで結果でしかない。その前に彼の思想を聞こうじゃないか。