あぁ〜もぉ〜若干滑ってね??
と言う状態のCVTが増えてきました。
と言うか、CVTが広く普及して一定の年数が経過した事で、くたびれたCVTの割合も多くなってきたと言うのが正しい表現だと思います。
だから最近、「軽自動車アクセル全開ニキ」をよく見かけます。
まぁ実際はアクセル全開ではないでしょうが、エンジンが激しく唸っています。
お察しの良い人なら既に想像できているでしょうが…
はい… エンジンの回転数が上がるだけで、加速に繋がっていないんですねコレ(笑)
どんな横柄なDQNが乗ってるんだ?? エンジンぶん回して…
って思ってドライバーを見たら、後ろにチャイルドシート乗せた女の子❗️ なんて事が結構あります。
さらに、エンジンが唸るくらい回転数が上がっても尚… 加速が乗ってこない(笑)
そんでビックリすることに、みんなこのまま普通に乗ってる❗️
まぁしかし冷静に選択肢を精査してみると…
①ディーラーに相談する→「乗り換えっすね」→パンフレットのお土産だけ増える
②車屋に相談→プラグ交換してみましょう→エアークリーナー交換してみましょう→タイヤひび割れてますねー
※ちなみにコレ、簡単に交換できて「楽に利益が出る」ものから順に案内されるっス。そしていざ本命のCVT❗️ってなると、「うちではできない」ってなる。
③適当に交換される
「うちにあるCVTFはこれなんで〜」と言って、とりあえず取り扱い(在庫)のあるフルードで交換される。フルード交換してトラブルが出るのは主にこのケース。
う〜ん… こうやって見ると、ほとんどのCVT車オーナーはほぼ選択肢が無いに等しいですな。
さて❗️
そんなこんなで「くたびれたCVT」が増えてきたわけですが、最近新しく発見したことがあるのでちょっと報告です。
今までは主にCVTフルードの交換といえばnutec製の「ZZ-52」を使用してきました。
卸したての新車に使用しても歴然とした違いが出るほどに、純正の上位互換として確固たる実績があるのですが、くたびれたCVTに使用するには「ZZ-51改」の方が良い❗️ …事もある(笑)
と言うのもですね、なぜ今までATやCVTに積極的にZZ-51改を推奨してこなかったのかと言うと、結構クセが強いんですよ。
ATの場合はシフトショックが強めに出ますし、CVTはロックアップ切り替え時(減速時も)にガツンと衝撃がある。全部の個体でそうなるわけではありませんが、どうしてもその傾向が強いんです。
で、耐熱性を求めるならNC-65があるわけです。値段は張りますが、ZZ-51改より若干低粘度ながらも同等かそれ以上の耐熱性がありますし、耐久性が高くて恐ろしくスムーズと言う正に王道にして最強。
そんなわけでZZ-52とNC-65の出番がうちでは多いのが現状でした。
※余談ですが、CVTにNC-65もメチャクチャ気持ちいいですぜ❗️
そこで「くたびれたCVT」の出現です。
このくたびれたCVT… いや…
くたびれ切ったCVTにはZZ-51改くらい気合の入ったフルードがちょうどいい❗️
…事もある(笑)
さっきも言いましたが、エンジンが唸っても加速がついてこない状況ってのは、考えうる限り最悪の状況です。初期の場合はフルードの劣化による症状なのですが、放置してこの状態が長く続いているとユニット全体が使い物にならなくなります。
最悪の場合、フルード交換によって、風前の灯だった残りの寿命が吹き消されてしまう…なんて事も起こり得ます。
ただ、そんな状況でもZZ-51改によって復活を遂げ、未だ現役で走っている車両が存在します。
そうそう…
大前提として、「回転数上がっても加速しない」なんて状況になる前に、定期的にフルード交換してれば済む話だからね(笑)
「回転数上がっても加速しない」状態になってから相談しましょうね〜って言いたいわけじゃなくて、その時には「既に遅し」って場合も「ある❗️」んです。
ただ、もしそう言う状況になってしまったら、起死回生の一打として「ZZ-51改」は強い味方だよねって話。
軽自動車が250万円を超える時代…
数百万円なんてポケットマネーで気楽に買えちゃう人にとってはどーーーでも良い話かもしれませんが、大事に快適に安全に、そして末長く乗りたいならCVTやATのメンテナンスは「要」になってくる。それだけは覚えておいて損は無いぜ❗️