ここ10年くらいの間、中身だけを交換するタイプのオイルフィルターが増えていました。
まぁ確かにゴミは減るのですが、作業効率がめちゃくちゃ悪い。
中身交換タイプもカートリッジタイプも、純正と言えど中国製、タイ製、マレーシア、ベトナムなどなど…
10年前までは純正と言えば【日本製の高性能フィルター】が一般的でした。
特にDENSO製が好き。※今燃料ポンプで大変だけどね
その後はみなさんの予想通り、性能は捨てて兎にも角にもコストを優先したアジアン製のオイルフィルターが一般的でした。
今は中身交換タイプが少なくなって、またカートリッジタイプに戻ってきています。
と、ここにきてなんとトヨタ純正が再び「日本製オイルフィルター」を使い始めたのです。
トヨタのややこしいところは、部品番号が同じなのに産地がバラバラな事。
ちなみに、ずーっと日本製オイルフィルターを(一部)使い続けているメーカーもあります。
例えばマツダやスバルの一部車種
ロードスターやディーゼル車は東京濾器が製造しています。
そしてホンダ
これは日本製と書いてあるが濾紙は別から仕入れているようです。組み立てが日本って事なのでしょうか。ちょっと情報が少ないのでなんとも言えません。
油圧にデリケートなスバル、スポーツカー、クリーンディーゼルなど、ちょっと特殊な用途にはやはり継続して日本製が使われているという印象ですね。
今回、使用済みのトヨタ純正オイルフィルター「日本製」が手に入ったので…
早速分解してみました。
しかも製造はDENSOです。
ま… まさか… 昔の高性能フィルターの復活か??
分解した中身がこちら
う〜ん…
残念ながら中身は至って普通でした(笑)
DENSOは相変わらず特徴的なフィルターの入口をしていますね。
濾紙は薄めですがかなりの密度で折られています。
真ん中の穴は少し太めでしょうか。ここにアルミ製の筒が入ります。
分別は楽です。
ちょっと期待したのですが、成形体フィルター復活とはなりませんでした。
しかし、これは良い傾向だと思います。
日本製=高性能 と言う時代は終わってしまいましたが、それを取り戻すチャンスはまだ残っていると思います。
そのためにはやっぱりまずは日本で作らないと❗️
でも… 電気自動車には必要ないパーツなんだよな…
未来ではロストテクノロジーとか言われてそう(笑)
ロストさせてたまるか❗️
いつもこうやって分別してるので、また何か変化があったらお伝えしようと思います。
それではまた❗️