軒並み石油元売オイルがSP規格に更新され、その実力を知るためにいろんなオイルを試しまくっています。
一発目はモービル1を使いました。
一番印象に残った感想は、エンジンが全然回ろうとしないなぁって事。
HV車や回転数の低いCVT車には良いのでしょうが、例えば登り坂の軽自動車のようにどうしてもパワー(つまり回転数)が欲しいような場面ではまるで誰かがエアークリーナーを蓋しているのか?と感じるくらいモッサリします。
3000kmを過ぎると低回転でもイッキに重さを感じます。
これがSP規格の特徴なのか、それとも添加剤成分増し増しのモービル1の特徴なのか??
それは後々判明するでしょう。
はい❗️
で、今使っているのが出光の5W-30
正式名 アポロステーションオイルプレミアム 5W-30
最近は0W-20をデフォルトで使用するであろう車両に5W-30を入れることが多くなってきたので、無理に添加剤で動粘度を保ってくれなくても、むしろ適度に粘度低下してくれる5W-30の方が使い勝手が良いような気がします。
アポロステーションオイルプレミアムは少し馴染むのに時間がかかるようです。
馴染んだ後はアイドリングの振動が減り、エンジンもとても静かです。
コレは多分… 有機モリブデン多めな処方の特徴ですね。
うちのブルーバードのHR15エンジンでは3000rpmから上はやっぱりシンドイです。
なんか回転数が上がろうとすると足を引っ張るような感覚はやっぱりモービル1と同じです。
モービル1よりは若干回るかも…??
ASHの鉱物油s-multiですら5000rpmまでスッと吹け上がるのに比べると、なんだか頼りないですね。
s-multiは粘度低下(シャバシャバ化)したから軽く回るのではないって事だけ付け加えておきます。
nutecのZZ-01になると5000rpm巡行でもストレスが無く、NCシリーズになるとさらに上の回転数をコントロールできます。
まぁ… そこまでは求めていなくても、3000rpm縛りってのは正直キツイです。
コレより上の回転数ももちろん回るのですが、かなりアクセルを足さないと…
良い点は、エンジンがちょっと暖まりやすいような気がします。
燃焼によって発生するカロリーに変化はないので、ちょっと理屈には合いませんが、事実として水温の上がりは早いです。
なんか…
出光もモービル1ととても近い傾向にあるオイルだと言えます。
2社ともに共通して、不思議な事に回転数を無理やり上げてもエンジンは割と静かです。
しかし明らかにタコメーターが下に引っ張られる。
一昔前の安いオイル(ホムセンとかに売ってるやつ)は熱にやられて粘度低下し、騒音と振動を伴いながらも高回転まで回るような感覚でした。
それはそれで怖い(笑)のですが、なんかそれとは真逆な感じ。
間違ってもMT車に使うオイルではありません。
やっぱり出光もHV車やCVT車にターゲットを絞って使うと良いでしょうね。
あぁ〜なんかスッキリしねぇなぁ❗️
どっちも明らかに添加剤で弄り倒しているオイルなんですよ。
素材は無視❗️ それが明白なんです。
調味料ばっかり食わされている感じです…
ご飯の上にソースや醤油にマヨネーズに七味に…
そんなん要らんから肉もってこい❗️
って言いたくなる(笑)
ちょっとネタバレになりますが、エネオスのX-primeはあらゆる点で「頑張ってる❗️」って思わせてくれます。余裕で負けてるぞ東燃モービルと出光アポロ…
第2弾もなんだか不完全燃焼に終わってしまいました。
第3弾はエネオスのX-prime… ではなく、敢えてその下の部分合成油「X」を試してみようと思います。
余談ですが、有機モリブデンをたくさん添加したオイルを使用した場合、その後にエステル系のオイルを使用するとちょっとケンカします。素材同士の相性が悪い訳ではないのですが、油膜が入れ替わるのか?? とにかく一時的に調子が落ちます。
モービル1も出光アポロステーションオイルプレミアムも、一般的には安くは無いオイルなのでもう少し頑張って欲しいかな。